報道ステーションとは (ホウドウステーションとは) [単語記事]

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報道ステーション(～STATION)とは、テレビ朝日が放送している平日夜（21:54～23:10）のニュース番組である。略称は「報ステ」。現在のメインキャスターは富川悠太。かつてのメインキャスターは古舘伊知郎。

概要

久米宏が18.5年間(途中で休養期間あり)キャスターを務めた「ニュースステーション」の後番組として放送開始した。
テレビ朝日側では、当番組を「総合ニュースエンターテインメント」と称し、バラエティ的な側面を持つニュアンスを出している。

ニュースステーションが、オフィス・トゥー・ワン独自制作（ANNは協力）した番組であるのに対し、報道ステーションはテレビ朝日、ANN、ならびに朝日新聞社が制作に大きく関わっている（古館プロジェクトは協力関係）。

放送開始当初は、NHKが同時間帯に「NHKニュース10」を放送していたことや、元々スポーツやバラエティでしか仕事のしていない古舘の手腕に疑問視するなどして、視聴率で低迷した。
しかし2006年にNHKニュース１０が終了（21:00時台に戻る）し、ライバルがいなくなるにつれて、視聴率も１０％を超えるようになっている。

論調

上記の通り、朝日新聞およびANNの影響が強く、一貫して左派、親中、親韓、反自民党を強く掲げたものとなっている。
解説者も、放送開始より一貫して朝日新聞社の解説委員を起用し、ゲストコメンテーターも左派、反日系の人物が多く起用されている。

また、古舘は個人的に東京新聞（中日新聞系）の愛読者であるため、同新聞の論調を鵜呑み、受け売りにした発言が目立った。特に東日本大震災における津波が引き金となった福島第一原発の事故以降の一貫した脱原発論調の多くは、同新聞からの受け売りである。
それに加え、古舘自身の独りよがりで世情を省みないコメント、他の解説者が目的に反する発言をする際に半ば感情的に反論する様には、有識者からの批判も多い。

上記視聴率の上昇も、番組自体の情報を信じる以上に、彼自身への批判のために視聴されているという皮肉なことになっているともいえる。

解説やらせ疑惑

2013年 6月24日の放送において、古舘伊知郎とゲスト解説を務めた田﨑史郎氏（時事通信社解説委員）とのやりとりの間に、スタッフが原稿を差し出し、両者に番組側からの意見を言うよう指示を出す「やらせ」を行う場面が生放送中に露呈した。

古館「今、こういう指示が入ったんですけどね」
田崎「はい」
古館「あの田崎さんにこういうコメントをいただけないかとスタッフからですね」
田崎「はいはい」
古館「どうですかね」
田崎「維新もみんなもゴタゴタ発言を（ペーパーを見ながら棒読み）・・・あの維新もみんなも・・・あの・・・党内がまとまってない状況ですからね、維新は橋下さんと・・あの・・・石原さんがいざこざしたり、みんな党の中も渡辺さんの発言に対して党内で批判があったりするわけです」
古館「江田さんと一時期不協和音を言われたりしましたよね」
田崎「そうそう、そういう意味での・・・」
古館「維新との距離感も言われましたよね」
田崎「そうですね」
古館「みんなの党は今はゴタゴタしていないというフォローをしてもらいたいようなスタッフは感じで・」
田崎「あー、なるほど」
古館「まあだから過去形だったとみているのかもしれないですね」
田崎「そうですね」
古館「この指示がきたということはね」