大原慎司(おおはら しんじ、1985年6月30日-)とは、茨城県出身の元プロ野球選手(投手)である。
OB | |
---|---|
大原慎司 | |
基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 茨木県日立市 |
生年月日 | 1985年6月30日 |
身長 体重 |
174cm 66kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2010年ドラフト5位 |
引退 | 2017年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
明秀学園日立高校から常盤大学に進むが、この頃は注目される選手ではなかった。
社会人のTDKに入社後頭角を現し、2010年には七十七銀行の補強選手として都市対抗に出場。同年のドラフト会議にて、横浜ベイスターズに5位で指名され入団。同じドラフトで同姓の大原淳也が指名されたため、スコアボードや新聞での表記は「大原慎」になっていた。
2011年は開幕一軍入りこそ逃したが、4月30日に一軍昇格。5月11日の読売ジャイアンツ戦で小笠原道大から三振を奪い、1アウトでプロ初勝利。以降、対左のワンポイントリリーフとして一軍に定着、ルーキーながらフル回転。9月17日の東京ヤクルトスワローズ戦で59試合目の登板となり、鈴木隆の新人登板数球団記録を更新。最終的に2リーグ制以降では新人最多記録となる71試合に登板[1]、4勝1敗11ホールド、防御率3.05の数字を残した。……のだが、チームが最下位だったこともあって同じ新人左腕リリーフの榎田大樹(阪神タイガース)や久古健太郎(東京ヤクルトスワローズ)の影に隠れてしまい、新人登板数の記録を作ったにも関わらず2011年の新人王の記者投票では1票も入らなかった。カワイソス
2012年も開幕一軍入りするが、4月のうちに二軍落ち。7月に一軍復帰すると、その後は閉幕まで中継ぎで投げ続けた。前年の半分以下の33試合登板、1勝5ホールドに留まったが、防御率は1.80と大きく改善された。
2013年はワンポイントとセットアッパーを務め、17ホールドを挙げた。
2014年も引き続きワンポイントとセットアッパーとして起用される。特にシーズン前半は他の中継ぎ投手がなかなか安定した成績を残せない中で奮闘。他の投手が招いたピンチを切り抜けるハードな役回りが多く、特に5月1日の中日ドラゴンズ戦では山口俊による「捕手の西森将司がサッカーのゴールキーパーのような体勢で捕球するレベルの、暴投に近い敬遠」を含む3連続四球というとんでもない投球によって無死満塁となった1点リードの場面で登板、押し出し四球で同点にはされたが後続を抑え逆転は許さないという投球内容には多くのベイスターズファンが労いの声を上げた。
しかしシーズン後半からはやや安定感を欠き、8月1日の阪神戦では福留孝介にサヨナラ打を浴びて自身170試合ぶりの敗戦投手に(無敗記録169試合は歴代3位タイの大記録であったが、あまり目立つタイプの選手ではないからか、彼が凄い記録を打ち立てていることにファンが気付き始めたのは同年夏頃とだいぶ遅かった)。9月には左肩痛で戦線離脱。この左肩痛が長引き、同年オフには「合流は翌年の開幕後」という報道もあったが、年明けに「8割程度まで回復した」と本人が話すなど2015年シーズンの開幕に間に合う可能性が出てきたことでファンの間では安堵が広がった。
上記のように同点や1点差という競った場面では大変頼りになったものの、なぜか大量リードやビハインドの場面で登板すると打ち込まれることも多く、ファンからの印象や3勝15ホールドという成績の割に防御率は4.45と良くなかった。
2016年は16試合に登板し、自己ワーストの防御率4.97に終わった。
2017年は一軍登板なしに終わり、戦力外通告を受けて一週間後に現役引退を表明した。
2018年からはDeNAの球団職員を務める。2018年は野球振興部に所属し、神奈川県内の幼稚園・保育園・小学校などを訪問して野球教室を担当。2019年はチーム統括部デスク兼打撃投手、2020年からはスコアラーを務める。
177cmで65kgとプロのアスリートとしては大変な痩身であり、2012年の春キャンプでは友利結コーチ(当時)から「ダシ鶏みたいな身体」と評されたり、腹筋を通りすがりの加賀繁のものと比べられ「中学生の腹筋」と言われていた。
直球も最高で140km/h前後の球速だが、横滑りするスライダーとその身体に見合わぬタフさを武器としている。
年度 | 球団 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | 横浜 DeNA |
71 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 11 | .800 | 44.1 | 15 | 36 | 19 | 15 | 3.05 | 1.24 |
2012年 | 33 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1.000 | 35.0 | 15 | 20 | 7 | 7 | 1.80 | 1.31 | |
2013年 | 58 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 17 | 1.000 | 48.0 | 17 | 38 | 18 | 16 | 3.00 | 1.02 | |
2014年 | 44 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 15 | .750 | 32.1 | 13 | 28 | 18 | 16 | 4.45 | 1.39 | |
2015年 | 21 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | .000 | 15.2 | 2 | 13 | 7 | 7 | 4.02 | 1.15 | |
2016年 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .--- | 12.2 | 6 | 14 | 7 | 7 | 4.97 | 1.66 | |
NPB:6年 | 243 | 0 | 0 | 10 | 3 | 2 | 55 | .769 | 188.0 | 68 | 149 | 76 | 68 | 3.26 | 1.24 |
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最終更新:2025/04/06(日) 08:00
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