天蓋 単語

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テンガイ

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天蓋とは、以下の内のいずれかである。

  1. 仏具の一種。者の上にかざす、転じてお寺で天井からぶら下がっている金色の大きな飾り。
  2. 虚無僧がかぶっている、かごのような
  3. ベッドの横と天井を囲うようにかけられたカーテン・幕。

当記事では順を追って説明する。

概要

仏具

お寺の本堂で天井からぶら下がっている金色のアレ

もともとはインド貴族にかざされた日だった。これが釈迦にかざされるに転じ、さらに寺院天井からるされる金色の装飾に変化した。

虚無僧の笠

虚無僧がかぶっている、かごのような形の。前側には縦に細長い長方形のが多数開いており、ここから外の様子を見ることができる。

このの形になったのは江戸時代中期である。室町時代ごろまでの虚無僧をかぶっておらず、素顔のまま尺八演奏していた。江戸時代になると、虚無僧たちの間で掟が定められ、(天蓋ほど縦長ではない)深編をかぶるようになった。さらに、虚無僧討をする人の仮の姿や、罪人の逃避先として使われるようになった(詳しくは虚無僧の記事参照)。

そのような罪人などが身分を知られたくなかったという事情もあり、江戸時代中期ごろからこのようなに変化したと思われる。

ベッドの覆い

上の画像の左側のベッドについているものが「天蓋」と呼ばれている。

中世ヨーロッパには「寝室」という間があまり見られなかったため、領と側近が同じ部屋で寝ていることもあった。そのベッドの仕切りとしてカーテンが使われるようになった。14世紀に入ると、天井からのちり・ほこりを防ぐために上側にも布がられるようになり、現在の天蓋の形となった。

それ以降は装飾としての役割が強くなった。現在では高な人やゆかしい人のヨーロッパ部屋に置かれていたり、女子かわいい部屋ベッドに置かれているイメージが持たれている。

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最終更新:2024/11/08(金) 02:00

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