小梁川宗朝 単語

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小梁川宗朝(こやながわ むねとも 1469年~1565年)とは鞍馬山の天狗であり、将軍近侍であり、担当の外交官であり、97歳で殉死した伊達チート爺である。信濃守。号は日

陰の立役者

1469年出生。伊達氏第11代当伊達持宗の三男で、小梁氏初代の小梁盛宗。に小梁
次男であったために剃髪してに入り、日と号して山城国へ遊歴に出た。

1510年嫡子・小梁宗秀誕生。
生まれか州生まれかは不明。

詩歌をよくしを修め、鞍馬山に隠棲していたところに将軍足利義稙の知己を得て相伴役(話し相手)となる。
これを伝え聞いた伊達稙宗(当時高宗)は将軍に召し抱えられたことを大変喜び、毎年若干黄金を送って扶持した上で忠勤怠りなく励むように命じた。

は拝領した扶持金を将軍へ献じて伊達の勤皇を助け、稙宗もまた折に触れてへの進物を贈り続ける。
そして、これらの運動はついに結実の日を迎えることとなった。

1517年将軍伊達に対し代々の慣わし通り偏諱を授け、さらには左京大夫任官の宣旨を遣わすことを決定。
京大夫は州において探題職大崎世襲官位であり、稙宗の任命は快挙と言える。

つまり室町幕府を長年助け続けてきた伊達格が、州の上位に推されたことを意味するのである。
使者として宗が選ばれ、宣旨を携えて帰郷する栄誉の身となった。
※書状の名義は細川高国名代の伊勢貞陸

また出立の際には、惜別として当時着していた「唐の渡来品を望みのままに取らす」という上意を賜った、との逸話がある。
「大きなものだとかさばりますので」と小さなを頂戴したところ麝香が入っており、物の分別を弁えた態度に感じ入った将軍は6尺あまりの伽羅を添えて両方とも取らせたという。

ともあれ宗は稙宗の麾下に参じ、での隠棲を終える。

生涯左右(そう)に侍す

後、知行3700石を拝領。
領地は出羽に置賜長井遠山吉田・古志田山形県米沢市)、陸奥に信夫山田福島県福島市)と柴田薄木(宮城県柴田町)の5ヶであった。

その他に稙宗が形成した洞中の折衝役として、蘆名盛氏から1000石、相馬顕胤から300石の扶持を受けたという。
※このように複数の領からを拝することは戦国の世において稀少であり、歴史研究を集めている。

1541年稙宗が嫡子・伊達晴宗によって西山内に閉されると、顕胤を始めとして蘆名盛氏二階堂照行、田村顕ら婿衆へ密使を飛ばして援軍を要請した。

1542年再び押し込めが起こると今度は単身阿武隈川を渡って稙宗を解放し、相馬領内へと避難させた。
天文の乱開戦ののちも稙宗党として各地を転戦する。
系の小梁宗党についており、名存続策として一族が敵味方に分かれたことになる。

1548年終戦。稙宗は丸へ隠居し、相馬いだ長女・屋形御前の世話を受けて晩年を過ごす。
も最後まで近侍として付き従った。

1565年(永8年6月19日)稙宗が病すると、その墓前で自害して殉じた。享年97。
遺骸は稙宗の墓の近くに葬られたという。
しかしながら系は古田氏を名乗ったのちに嗣断絶となっており、墓や菩提を失伝している。

補足

信長の野望」(PCシリーズにおける小梁川宗朝の力一覧。

軍事 内政
戦国群雄伝(S1) 戦闘 政治 魅力 野望
武将風雲録(S1) 戦闘 政治 魅力 野望 教養
覇王 采配 戦闘 智謀 政治 野望
天翔記 戦才 智才 政才 魅力 野望
将星 戦闘 智謀 政治
烈風 采配 戦闘 智謀 政治
世記 采配 63 智謀 84 政治 74 野望 68
蒼天録 統率 45 知略 63 政治 53
下創世 統率 45 知略 63 政治 53 教養 51
革新 統率 55 武勇 51 知略 70 政治 62
統率 55 武勇 70 知略 61 政治 52
創造 統率 53 武勇 67 知略 61 政治 53
大志 統率 52 武勇 66 知略 61 内政 53 外政 57

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