源氏の一族の一人、木曽義仲が都に上る際に引き連れていた妾の一人。木曽義仲の本拠地である信濃の出身。義仲とは二人の兄とともに乳母兄弟にあたるという伝承も伝わっている。しかし、女でありながら男に勝るほどの力を持ち、戦場では長刀を振り回し武将としても働いた。
木曽義仲が源義経に敗れ都を追われた際には最後の7騎になるまで義仲のそばにつき従い、義仲の「武士の最後が女とともにあってはよろしくない。お前はどこへとなり落ち延びろ」という言葉を受けるも、それでも離れようとはしなかった。しかし、義仲の再三の要請にこたえ、また、「自分の最後を伝えてくれ」という要請もあったとも言われ、ついに巴御前は義仲のそばを離れる。
その際、最後の奉公として追撃に現れた敵武将の首を取ったとも伝わっている。その後は歴史上から名前が消え、最後がどうなったかはわかっていないが、別の武将の妻となり子供を産んだという伝承もある。
女性武将という珍しい存在である上に、一時は都を掌握するほどの力を持った木曽義仲の愛妾でもあるという立場は際立っており、日本史上の強い女性という話題ではよく名前が上がる。実際、逸話が事実ならば戦闘においては最強の女性といえるかもしれない。
ただし、これらの記述は軍記物語である平家物語などでしか見ることができず、実在したかどうかは確認ができない。しかし、やはり魅力的な人物であることには変わりなく、能や歌舞伎の題材となり、現代でも様々な創作作品の中でその名前を見ることができる。
現代の萌え基準などに照らし合わせると、「女武将/男勝り」「怪力」「色白」「黒髪ロング」「一騎当千」「幼馴染/義妹」「好きな男から離れられない」などの要素を見出すことができる。昔の人間の想像力もまた現代の人間に劣ることはないといえるだろう。
掲示板
43 ななしのよっしん
2022/10/23(日) 20:43:30 ID: hxwnoIBP9C
平家物語の研究者には、主従討死で誰も見ていないはずの木曽の最後の段が妙に生々しいのは巴が伝えたんじゃね?という説を唱える人も居る
(手塚別当も落ち延びた事になっているが、何かの伝を残したと言う話が無い)
その説を取ると巴御前がむっちゃ強いのはつまり、本人が話を盛っている・・・という可能性も
44 ななしのよっしん
2022/10/30(日) 21:50:48 ID: 8GQoXRVyAT
書いてる人違うのよ。
源平盛衰記とか原型の物語は鎌倉時代からあったけど
「源平盛衰記」としてまとめられたらのは江戸時代初期
それ以前も以後も色んな同人サークルに手直しされたり盛られてたり…
だって噺って面白くないと伝承されないじゃないですか~
45 ななしのよっしん
2022/11/02(水) 15:29:27 ID: lgeyJe3+Bd
鎌倉殿が採用した伝承だと宝治合戦の年に亡くなってるんだよね、憎い相手の三浦一族が滅んだ年た
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最終更新:2025/04/24(木) 07:00
最終更新:2025/04/24(木) 06:00
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