戸村健次(とむら けんじ、1987年10月20日-)とは、埼玉県出身の元プロ野球選手(投手)である。
OB | |
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戸村健次 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 埼玉県日高市 |
生年月日 | 1987年10月20日 |
身長 体重 |
185cm 77kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2009年ドラフト1位 |
引退 | 2019年 |
経歴 | |
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プロ野球選手テンプレート |
小学3年から野球を始め、立教新座高校時代は最速145km/hを投げる本格派として注目されていた。
立教大学時代は、3年生まで大きな活躍もなく余り名を知られていなかったが、大学4年生の秋に自己最多の4勝を挙げスカウトの評価を一気に上げる。
その結果、2009年のドラフトにおいて東北楽天ゴールデンイーグルスから菊池雄星の外れ1位で指名され入団した。
2010年は青山浩二、長谷部康平などが故障していたこともあり、4月21日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初登板・初先発するが2回2/3を4失点で敗戦投手となった。
その後も打ち込まれるところが目立ち、結局1年目は0勝1敗、防御率7.27といい成績は残すことが出来なかった。
2011年はオープン戦などで20回2/3連続無失点に抑えるなど結果を残し、開幕一軍を勝ち取った。
4月17日のオリックス・バファローズ戦では6回を無失点に抑えるピッチングを見せたが、中継ぎの美馬学が打ち込まれて逆転を許し初勝利を逃す。
さらに、その後の2回の先発登板も結果をだせず、5月3日に二軍に降格し9月に昇格するが不安定な投球が続き、この年も初勝利はお預けとなる。
2012年も開幕を一軍で迎え4月4日の福岡ソフトバンクホークス戦において、5回1失点に抑えついにプロ初勝利。(ちなみに相手の先発は最悪の外人の呼び声高いあのブラッド・ペニー)
その後の試合ではソフトバンクとオリックスからそれぞれ1勝ずつ先発勝利を勝ち取るが、セ・パ交流戦にて中継ぎとして登板した際に結果を残せず抹消される。最終的に9月に1試合先発として登板しシーズンを終えた。
この年の成績は3勝2敗、防御率3.79という結果となった。
2013年は開幕から先発ローテーションに入る予定だったが水ぼうそうによって初登板が5月20日の東京ヤクルトスワローズ戦までずれ込む。しかしそのヤクルト戦にて8回5安打1失点でシーズン初勝利を挙げると、29日の阪神タイガース戦では6回を投げ8四死球を与えながら無失点と、凄いんだか凄くないんだかよくわからない投球で2勝目を挙げる。
その後も安定した投球で先発ローテーションの一員として活躍していたが、8月に入ると5回持たずにマウンドを降りるようになり、8月20日の北海道日本ハムファイターズ戦にて3回持たずに4失点で降板して以降登板機会を失い、そのままシーズンを終えた。
2014年はわずか5試合の登板に終わり、全て中継ぎ登板だったが防御率10.13と結果を全く出せなかった。
2015年はシーズン初登板となった4月5日のロッテ戦にて6回4失点(自責点3)でシーズン初勝利を挙げると、4月26日のロッテ戦では9回1失点でプロ初完投勝利を記録した。
5月に入ると最初の2試合の先発でノックアウトされたために中継ぎに回ったが、交流戦では5月27日の阪神戦にて押し出しサヨナラ負けを喫し、翌日も自身の失点で負けるなど接戦での脆さを見せたが、その後は徐々に立ち直り6月には2勝を挙げる。
7月には21日の日本ハム戦から再び先発に回され、8月終了時点では7勝7敗とそこそこの成績を残していたが、9月に入り打ち込まれる試合が増えたため最終的に7勝11敗と負け越す。しかしシーズンを通して一軍に残った。
2016年は一軍と二軍を何度も行き来したうえに、8月に右肘の手術を受けた。
2017年は13試合の登板で2勝1敗だったが、先発代理を2回務めた。
2018年は5月22日のオリックス・バファローズでは打球が右あごに直撃し骨折。8月に二軍で復帰したが、一軍に昇格することはなく、2試合の登板に留まった。
2019年は一軍と二軍を往復しながらロングリリーフで6試合に登板したが防御率6.32に終わり、オフに戦力外通告を受ける。現役続行を目指したがオファーはなく、11月のファン感謝祭を前に現役引退を表明した。
同時に引退した西宮悠介とともに楽天の打撃投手に就任。しかし2020年の春季キャンプで打撃投手を務めていたところ、防球ネットの金属部分に当たって方向が変わった打球が頭部に直撃、救急搬送される事態に。頭蓋骨の多発骨折と軽度の前頭葉脳挫傷と診断され入院となり、楽天では打撃投手のヘルメット着用が義務づけられることになった。
戸村自身は命に別状はなく無事に回復したものの、これで打撃投手を断念。スコアラーに転属となった。
最速151km/hのストレートとキレのいいスライダーが持ち味だが、コントロールは良いとは言えず、また当初はランナーを出したり援護をもらったあとは打たれることが多いなど精神面にも課題があった。まるで一場のようだ…
また、初勝利の際も終盤に同点に追いつかれそうになった時はニコニコしていた表情が徐々に暗くなっていき、1点差になった時には下を向いてマウンドから顔を背けるなど、色々と表情に出やすいようだ(ちなみに試合は最終的に楽天が勝利し無事初勝利を手に入れたときは満面の笑みでハイタッチをしていた)。
私生活では2011年のオフに大学3年のときから交際していた幼馴染の彼女と結婚、大学時代結果を出せず悩んでいた戸村を叱咤激励して気合をいれてもらった戸村は大学4年時に結果を残すことが出来たとか。
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | 楽天 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 17.1 | 10 | 13 | 15 | 14 | 7.27 |
2011年 | 8 | 8 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 41.1 | 17 | 26 | 25 | 18 | 3.92 | |
2012年 | 9 | 6 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 38.0 | 11 | 19 | 17 | 16 | 3.79 | |
2013年 | 12 | 12 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | .667 | 67.2 | 28 | 22 | 27 | 25 | 3.33 | |
2014年 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 5.1 | 9 | 4 | 6 | 6 | 10.13 | |
2015年 | 37 | 18 | 1 | 0 | 7 | 11 | 0 | 1 | .389 | 131.1 | 40 | 78 | 68 | 56 | 3.84 | |
2016年 | 11 | 5 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | .167 | 34.2 | 11 | 23 | 20 | 17 | 4.41 | |
2017年 | 13 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 26.0 | 9 | 22 | 20 | 18 | 6.23 | |
2018年 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 1.0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 18.00 | |
2019年 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 15.2 | 9 | 15 | 15 | 11 | 6.32 | |
NPB:10年 | 107 | 55 | 2 | 0 | 17 | 25 | 0 | 1 | .405 | 378.1 | 136 | 222 | 216 | 183 | 4.35 |
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最終更新:2024/12/22(日) 01:00
最終更新:2024/12/22(日) 01:00
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