投げやりとは (ナゲヤリとは) [単語記事]

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　　 （ ´∀｀）||　これは、なげえ槍ﾓﾅ
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投げやりとは、いい加減な態度で物事に挑む姿勢のことである。
ちなみに上記は「投げ遣り」が正しく、全く関係ない投射武器の「投げ槍」について…はここで解説しなくても別にいいよね？だめ？じゃ、下の詳細読んで（投げやり）　

投げやりな投げ槍解説

投げやり（投槍、投げ槍）とは、投てき武器の1つ。石器時代から長年使われていたが、現代では廃れている。英語ではジャベリンとも呼ばれるが、これは現代では対戦車ミサイルの名前として受け継がれている（→ジャベリン）。

特徴

投げやりの特徴として、通常の手に持って使う槍とは重量バランスその他が異なるということが挙げられる。当たり前だが、投てきに適した設計になっており、その長さも通常の槍よりは短い事が多い。

武器としては射程は数十メートル～百メートル程度と、近接武器よりかは当然長いが弓よりも短い。また、弓と矢よりも大きくなるため、運搬にも手間がかかり、連続しての投てきには向かない。

一方、矢よりも長大で重いため、敵に突き刺さった際のダメージは大きい。敵が盾で防いだ場合も盾を貫通してそれ以上使用不可能にするという効果も期待できる。

しかし、使い勝手はどうしても弓など他の武器に劣るため、戦場からは早くに姿を消した。現代には陸上競技の「やり投げ」などでしか投げやりは見ることができない。

歴史上の投げやり

石器時代

人類が文明を築く以前、石器時代にはマンモスなど巨大な獲物を倒すのに穂先に石器をつけた投げやりが用いられた。

しかし、氷河期が終わるとマンモスに代表されるこれら大型の動物は姿を消していく。それに伴い、小型の動物が狩猟の対象になると、新たに発明された弓矢がより多く使われるようになり、やがて狩猟道具としての投げやりは姿を消すことになった。

一方、弓が発展するのが遅れた地域ではだいぶ後の時代になっても投げやりは狩猟の主役であり続けた。例えば、ケニアのマサイ族は、近年まで投げやりで野生動物を狩るのが戦士の証とされていた。

古代

投げやりが戦争で使われた最盛期と言えるかもしれない時代である。

古代ローマ軍の兵士は投げやりを標準装備として備えており、歴史上有名な戦いでも使用された例は多い。

実在の投げやりや使用者

アトラトル - アステカなどで使用されていた投槍器。これを使用すると槍を100 メートル以上飛ばすことができる。
ヌミディア騎兵 - 古代カルタゴの傭兵であったヌミディア騎兵は、馬上からの投げやりを得意としたと言われる。
ピラム（ピルム）- 古代ローマの兵士が使用していた投げやり。敵の盾に突き刺さり、使用不能にさせることを主眼とする。

神話での投げやり

神話に登場する投げやりは「投げると必ず刺さる」「敵に刺さった後、手元に戻ってくる」などの特殊な能力を与えられることが多い。

これは現実世界において投げやりが一度なげればそれまでの道具であったことや外した際には敵に奪われる武器だったことの裏返しで、投げやりの再利用を渇望していたことを影響とも取れる。

神話に登場する投げやり

グングニル - 北欧神話の主神であるオーディンが持つ槍。「投げれば必ず相手に当たる」という効果を持っているとされる。
ゲイ・ボルグ - ケルト神話に登場するクー・フーリンの持つ槍。通常の槍としても使用されるが、投げると30の矢じりに変化するなどの様々な能力を持つとされる。
ルーの槍 - ケルト神話の太陽神「ルー」の持つ槍。ブリューナクとも呼ばれるが、これは近代になってからの日本のみの後付である。投げると稲妻となって敵を焼き尽くすとされる。

現代の創作の中の投げやり

現代を舞台とする作品では、槍と言う形状が剣以上に携帯するのに苦労があるため、バトル物だとしてもかなり使いにくい。逆に古代から近世にかけての時代を舞台とするのであれば、比較的出しやすくはなる。

しかし、投げやりという武器の性質上、基本的には使い捨てであるため、その辺にいる兵士の槍を奪って投げつけるなどの割と雑な入手方法や使用方法が主流となってしまう。名前の付いた逸品の槍を投げやりとして使用することはなかなか難しい。どうしてもそのようにしたいのであれば、神話の投げやりのように「敵に当たった後、手元に戻ってくる」など、継続して使用できる理由づけは必須となる。

弓や銃との差別点として、下記のイラストのように巨大な槍が肉体を貫通しているという絶望的な描写で、もう助からないという印象を与えることができる。