敦賀駅とは、JR西日本・JR貨物・ハピラインふくいの駅である。
北陸方面の主要駅の1つで、JR西日本金沢支社が管理する直営駅である。駅管理は、本記事の敦賀駅と隣駅の新疋田駅、小浜線の駅を管理している。2024年3月15日までは北陸本線と小浜線の発着列車、湖西線経由の乗り入れ列車と貨物列車が発着する駅であった。
1957年に田村駅から敦賀駅まで電化され、この時に採用されたのは交流であったが、1991年9月に田村駅から長浜駅までが、2006年9月24日に長浜駅から敦賀駅までが直流化された事で新快速が乗り入れるようになり、特急「サンダーバード」を使わなくても京都・大阪へ乗り換えなしで行けるようになった(但し、新快速は湖西線経由の場合は近江舞子駅まで、琵琶湖線(北陸本線・東海道本線)経由の場合は彦根駅まで各駅に停車する)。後の北陸新幹線敦賀延伸で新幹線から新快速に乗り換える動きも出るようになった。
2024年3月16日に北陸新幹線が金沢駅から敦賀駅まで延伸開業し、東京から敦賀まで新幹線1本で行けるようになった。また、新幹線の並行在来線となる北陸本線のうち、大聖寺駅から敦賀駅までの区間は、第三セクターの「ハピラインふくい」に移管され、ハピラインふくい線として再スタートを切った。以来、北陸新幹線の乗換駅として北陸方面及び若狭方面へのターミナル駅として生まれ変わっている。なお、北陸本線としては米原駅から敦賀駅までの区間に縮小となっている。
また、開業後も引き続きJR西日本金沢支社が駅構内全体を管理しており、窓口のみハピラインふくいと共同使用している。なお、開業後は東口が新たに設置されており、元来ある西口とともにそれぞれ改札口の愛称が付けられている。東口は「やまなみ口」で山に面していることが由来であり、西口は市街地に面していることから「まちなみ口」という愛称が付けられている。やまなみ口には新たに駐車場や駐輪場、送迎車の待ち受け場が整備されている。ほか、小さな広場が設置された。
将来的に、北陸新幹線は2046年までに小浜・京都を経由して新大阪まで延伸する構想が決定しているが、トンネル掘削による美山地域の環境面崩壊の懸念があることから、京都府や南丹市と揉めている状態であり、着工の目途は全く見通せていない状況である。なお、敦賀駅の新幹線基地方向にはいわゆる「イカの耳」と呼ばれる大きな切り欠き部分が付いた高架があり、ここから新大阪方面まで建設予定である。
駅両方面には鉄道ファン界隈で著名な路線施設がある駅として知られており、福井方面となるハピラインふくい線側には約13kmの長さを誇る北陸トンネルとその坑口付近に交直切り替えポイントとなるデッドセクションがある。このデッドセクションからえちごトキめき鉄道のえちご押上ひすい海岸駅~梶屋敷駅間にあるデッドセクションまで、交流架線となっている。反対に米原・近江今津方面となる北陸本線側に鳩原ループ線がある。なお、ループ線は上り線のみとなる。これは建設当時の技術がまだ未発達であったためであり、下り線はその後の建設技術に発達によってループせずに建設されたという背景がある。このループ線は小浜線の西敦賀駅の南東側にある衣掛山をぐるっと一周して下り線と合流して新疋田駅に至る。そしてその先は、滋賀県と福井県境にある深坂トンネルに繋がっている。
2023年4月23日にはニコニコ超会議2023の超鉄道ブースの目玉企画として、JR西日本とJRTT鉄道・運輸機構全面協力の元、開業前の北陸新幹線敦賀駅舎の生潜入配信が敢行され、上記のホームの特徴の一部分が公開された。
敦賀駅はJR貨物の駅としても使用されているが、現在では貨物の定期取扱はなく臨時のみとなっている。さらには金ヶ崎方面に伸びて敦賀港駅まで至る敦賀港線と呼ばれる貨物路線が存在していたが、2009年3月に路線の使用を休止しており、その後2019年4月に正式に廃線となっている。
みどりの窓口が設置されており、北陸新幹線開業前は現在のまちなみ口にあたる西口に設置されていた。開業後は、まちなみ口と新たに設置されたやまなみ口(東口)に設置され、加えてみどりの券売機またはみどりの券売機プラスが設置されている。さらには新幹線乗り換え改札口において在来線側コンコースにのみどりの券売機が設置されている。
新幹線駅舎には、2階部分に新幹線・在来線乗り換え改札口のコンコースが整備された。新幹線から在来線特急、または在来線特急から新幹線に乗り換える場合は、こちらの改札口で検札を受けてから新幹線ホームまたは在来線特急に乗り換える必要がある。床面には乗り換えがしやすいように特急サンダーバード、特急しらさぎの留置番線までの矢印付ラベルが貼られている。
新幹線ホームは島式2面4線となっており、11番から14番までののりば番号が付与されている。デザインコンセプトとしては駅舎外観が北前船をイメージしており、それに合わせて新幹線ホームでは船の甲板をイメージしている。床面が船の板張りの甲板のようなデザインとなっており、待合室や駅事務室などは操舵室をイメージしたデザインとなっている。
在来線ホームは島式ホームと切り欠きホームの計3面7線を有している。のりば番号は1番から7番まで付与されている。一部のホームは小浜線電化や新快速乗り入れへの対応の為にかさ上げ工事が実施されているが、乗り入れ編成の関係上かさ上げ範囲は限られている。また、かさ上げの行われていないホームに新快速が入線する事もある。
北陸新幹線開業前は、特急サンダーバード、特急しらさぎなどの特急列車が発着していたが、開業後は新たに北陸新幹線駅舎下に建設された31番~34番のりばが特急列車専用発着ホームとして使用されている。こちらは島式2面4線となっている。31番~32番については主に特急サンダーバードの下り列車(敦賀行き)の到着専用ホームとなっている。基本的には降車取り扱い後に回送となり、一度構内引き上げ線に引き上げてから向かいの33番~34番のりばに入線し、上り列車(大阪行き)として客扱いを行う。なお、80番台~90番台の臨時列車の運用がある際は、31番~32番のりばから発車する場合があり、その場合は折り返し発着となることがある。また、特急しらさぎについては早朝・深夜帯の一部の便を除いて33番~34番のりばから折り返し発着する場合が多い。このホームについては、北陸新幹線が将来的に新大阪まで延伸した際、在来線の発着ホームをこの特急専用ホームに統合する構想がある。ただ現状においては、1~7番ホームは引き続きJR西日本の新快速や普通列車、ハピラインふくい線の普通列車及び快速列車の発着ホームとして使用され、5番、7番ホームのみハピラインふくいとJR西日本の共同使用ののりばとなっている。
のりば番号 | 路線 | 方向 | 方面・行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 小浜線 | 小浜・東舞鶴方面 | |
3 | ハピラインふくい線 | 下り | 福井方面 |
4 | A北陸本線B湖西線 | 上り | 米原・京都方面 |
5 | ハピラインふくい線 | 下り | 福井方面 |
A北陸本線B湖西線 | 上り | 米原・京都・大阪方面 | |
6 | |||
7 | |||
ハピラインふくい線 | 下り | 福井方面 | |
31・32 | 北陸本線 | 下り | 特急列車降車専用 (※一部の臨時特急列車発車専用) |
33 | 北陸本線 | 特急サンダーバード 京都・大阪方面 | |
34 | 北陸本線 | 特急しらさぎ 米原・名古屋方面 |
11〜14 | 北陸新幹線 | 上り | 金沢・東京方面 |
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隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
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東小浜駅(仮称) | 敦賀駅 | 越前たけふ駅 |
隣の駅 | 当駅 |
---|---|
新疋田駅 | 敦賀駅 |
隣の駅 | 当駅 |
---|---|
西敦賀駅 | 敦賀駅 |
当駅 | 隣の駅 |
---|---|
敦賀駅 | 南今庄駅 |
当駅 | 隣の駅 |
---|---|
敦賀駅 | 敦賀港駅 |
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最終更新:2025/03/27(木) 14:00
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