新百合ヶ丘駅とは (シンユリガオカエキとは) [単語記事]

概要

島式ホーム3面6線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。ホームは1階、改札口は2階に2ヶ所ある。小田原線と多摩線の分岐駅で、主要駅の一つ…という存在感を発揮しているが、多摩線建設・開業に伴い1974年に竣工した比較的新しい駅。開業後しばらくは柿生駅の方が地域の中核で格上であった。

2000年以降、一部の特急が停車するようになったため、当駅は(全便ではないものの)小田急で運行されている全ての列車種別が停車する唯一の駅となっている(起点の新宿駅には通勤準急・準急が原則として乗り入れないため)。終日に渡って緩急接続が行われるほか、快速急行の運行が少ない多摩線と新宿方面の速達性に配慮してか、日中時間帯は下りは快速急行→多摩線急行、上りは多摩線急行→快速急行に乗り継げるダイヤが組まれている。上り快速急行は、かつて当駅を出ると下北沢まで止まらなかったので注意が必要だった。また、かつて運行されていた平日の「はこね 5号」は当駅始発だった。

横浜市営地下鉄を延伸するだしないだ(→延伸に向けて調査中)、川崎市営地下鉄を作るだ作らないだで揉めている駅でもある(→事実上白紙)。更に付け加えれば、当駅までは複々線化を行う構想は未だ生きているらしいぞ(コロナ禍によって割と絶望的になったが…)。

番線	路線	行き先
1	■小田原線（下り）	町田・小田原・江ノ島線片瀬江ノ島方面
2・3	■小田原線（下り） ■多摩線	町田・小田原・江ノ島線片瀬江ノ島方面唐木田方面 ※小田原線内始発便
4	■多摩線	唐木田方面（当駅折返し）
5・6	■小田原線（上り）	成城学園前・新宿・千代田線綾瀬方面

小田原線
種別	隣の駅：上り (登戸・新宿方面)	当駅	隣の駅：下り (小田原・片瀬江ノ島方面)
快速急行	登戸駅(OH18)	新百合ヶ丘駅(OH23)	町田駅(OH27)
急行	向ヶ丘遊園駅(OH19)		町田駅(OH27)
通勤準急	百合ヶ丘駅(OH22)		柿生駅(OH24)
準急
各駅停車

多摩線
種別	隣の駅：上り (登戸・新宿方面)	当駅	隣の駅：下り (唐木田方面)
快速急行	小田原線登戸駅	新百合ヶ丘駅(OH23)	栗平駅(OT02)
急行	小田原線向ヶ丘遊園駅
通勤急行	小田原線向ヶ丘遊園駅
各駅停車	小田原線百合ヶ丘駅		五月台駅(OT01)

川崎市が麻生区の拠点エリアとして長年整備を進めてきたが、1980年代に地域の核として出店を進めていたのはよりにもよってセゾングループだったという。現在はイオングループの影響が大きい。南口の駅前広場には規模の大きなバスターミナルがあり、小田急バス・東急バス・川崎市バスが頻繁に発着する。北口は比べるとこじんまりとしているが、麻生区役所などに出るにはこちら。