東京ジャンプステークス

東京ジャンプステークスとは、JRA（日本中央競馬会）が東京競馬場で開催する、3歳以上・障害芝3110mの重賞競走である。格付けはJ・GⅢ。

概要

1999年に創設し10月に第1回が行われた。この年に障害競走の改革で障害競走にも格付制度を導入したことによる。位置づけとしては前年まで行われていた重賞の東京障害特別(秋)が前身であるが、回次は引き継がず新設となっている。

当初は元になったレースから秋(下半期)の開催でレース名は東京オータムジャンプであったが、2009年からそれまで6月に行われていた東京ハイジャンプと時期の交換が行われ、現在は6月に行われるようになっている。また開催時期の変更でレース名がそぐわなくなったため、東京ジャンプステークスに改称した。

1998年までの東京障害特別の時は東京競馬場に存在していた襷コースを使用していたが、改革の時期に襷コースが廃止されたため、代わりに現在はこの競走の時に使用する障害のうち２つの竹柵と、２つの生垣を高くして難易度を高める対応をしている。

負担重量は当初はハンデ戦だったが、現在は重賞勝利による別定で、3歳58kg、5歳以上60kg、牝馬2kg減に、J・GⅠ優勝馬は+2kg、J・GⅡ優勝馬は+1kgとなる。

このレースの勝ち馬からJ・GⅠに繋がる馬はゴーカイ、マジュティスバイオ、アポロマーベリック、オジュウチョウサン、シングンマイケルが等がいたりする。

歴代優勝馬

2000年以前も現行の年齢表記
第1回～13回芝3300m(第4回中山3350m)、第14回～3110m

回数	開催日	優勝馬	性齢	勝利騎手	勝ち時計	動画
第26回	2024年6月22日	ジューンベロシティ	牡6	高田潤	3:26.5
第25回	2023年6月24日	ジューンベロシティ	牡5	西谷誠	3:26.5
第24回	2022年6月25日	ケイティクレバー	牡7	上野翔	3:26.2
第23回	2021年6月26日	スマートアペックス	牡4	中村将之	3:28.3
第22回	2020年6月27日	ラヴアンドポップ	牡7	草野太郎	3:27.6
第21回	2019年6月22日	シングンマイケル	騸5	石神深一	3:29.4
第20回	2018年6月23日	サーストンコラルド	牡7	北沢伸也	3:25.3	sm33408733
第19回	2017年6月24日	シンキングダンサー	牡4	金子光希	3:27.9
第18回	2016年6月25日	オジュウチョウサン	牡5	石神深一	3:26.2
第17回	2015年6月27日	オースミムーン	牡6	高田潤	3:27.2
第16回	2014年6月28日	メイショウヨウドウ	騸6	西谷誠	3:30.6
第15回	2013年6月22日	アポロマーベリック	牡4	草野太郎	3:27.9
第14回	2012年6月9日	デンコウオクトパス	牡5	北沢伸也	3:30.8
第13回	2011年6月11日	マジェスティバイオ	牡4	柴田大知	3:40.4
第12回	2010年6月12日	ギルティストライク	騸6	山本康志	3:37.6
第11回	2009年6月13日	エイシンボストン	牡7	西谷誠	3:37.4
第10回	2008年10月18日	タイキレーザー	牡5	横山義行	3:36.7
第9回	2007年10月13日	ベストグランチャ	騸5	五十嵐雄祐	3:40.4
第8回	2006年10月14日	コウエイトライ	牝5	小坂忠士	3:36.9
第7回	2005年10月15日	バローネフォンテン	牡5	山本康志	3:38.6
第6回	2004年10月16日	メジロロンザン	牡8	大江原隆	3:38.3
第5回	2003年10月18日	テンビーエース	牝5	横山義行	3:39.5
第4回	2002年10月12日	ビゼンホクショー	牡6	三浦堅治	3:44.4
第3回	2001年10月13日	ギフテッドクラウン	牡5	高田潤	3:36.8
第2回	2000年10月14日	マキハタコンコルド	牡5	三浦堅治	3:37.2
第1回	1999年10月24日	ゴーカイ	牡6	横山義行	3:38.6

関連動画

前身の東京障害特別(秋)の動画、襷コースを使用している。

関連項目

• 競馬
• JRA
• 障害競走
• 東京競馬場
• 競馬の競走の一覧