森雄大(もり ゆうだい、1994年8月19日-)とは、福岡県出身の元プロ野球選手(投手)である。
OB | |
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森雄大 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福岡市 |
生年月日 | 1994年8月19日 |
身長 体重 |
184cm 74kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2012年ドラフト1位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
野球は小学校4年から始め、当初から投手としてプレーし、高校時代は1年生からベンチ入りを果たす。
高校2年の夏前には右膝の故障、さらには虫垂炎で入院を余儀なくされ、約3週間実戦から離れることになったが、それでも夏の大会では筑紫台を2安打完封と抑え込み、直球も最速143km/hを計測している。
2年秋・3年春は背番号1を与えられるがいずれも初戦敗退という屈辱を味わう。しかし3年春の時点で球速は最速148km/hにまで向上していた。
背番号を1から11に変更された3年の夏の大会では全試合に先発し、3回戦の浮羽究真戦では8回無失点14奪三振の快投を見せているが、準々決勝となった福岡大濠戦では初回に左手中指のマメをつぶし、制球を乱して2回無死満塁の場面で降板し1回4安打2四球5失点という結果でチームは敗れることとなり、甲子園出場の夢は遂に叶えることが出来なかった。それでも身長184cmという恵まれた体格・左腕・最速148km/hという要素でプロから注目を集め、ドラフト1位候補に挙げられ、一部では元中日ドラゴンズの今中慎二の再来と評された。
2012年のドラフト会議では藤浪晋太郎・東浜巨という森以上に注目を集めた1位候補がいたため、当初は広島東洋カープが一本釣りをするのではないかと言われたが、蓋を開けてみると東北楽天ゴールデンイーグルスも森雄大を1位指名し、抽選の結果楽天が交渉権を獲得し楽天に入団した。背番号は16。
2013年(1年目)は即戦力ではなく素材型の投手として指名されたこともあり監督の星野仙一の方針によって二軍で経験を積む日々を送り、この年のフレッシュオールスターにも選出されたが、腰の痛みで登板を回避している。この年は一度も一軍に上がることは無かった。
2014年は一軍キャンプでのスタートとなり、楽天恒例の朝の声出しでは「今年の目標はまずプロ初勝利を目指し、シーズン終了後に5勝を目標として頑張っていきたいと思います。松井裕樹だけでなく、森雄大も覚えてもらえるように頑張ります」と宣言。そしてシーズン開幕後の4月3日に一軍へ登録されると、同日のオリックス・バファローズ戦にプロ初登板・初先発を果たし、ウィリー・モー・ペーニャにホームランを浴びるなどしながらも5と2/3回を2失点に抑えたが、味方の援護を得られず敗戦投手となった。
2度目の登板となった4月10日の北海道日本ハムファイターズ戦では制球を乱して5回5失点で敗戦投手となり、一旦は登録を抹消されたが、それから2週間後の4月24日、自身は観客としても訪れたことが無いという東京ドームでの埼玉西武ライオンズ戦にて5と2/3回を1失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。
その後5月1日の千葉ロッテマリーンズ戦で2勝目を挙げたが、14日のオリックス戦で3回持たずにKOされて二軍落ちとなり、シーズン終盤に昇格するもいずれもリリーフ登板だった。
2015年は5月13日のオリックス・バファローズ戦にてシーズン初登板初先発を果たすも3回7失点でノックアウトされ二軍落ちとなり、その後は二軍のローテーションを守っていたが、シーズン終盤に2軍で好成績を残していたことが評価されて再昇格を果たす。
9月27日の西武戦では甘く入った変化球を本塁打にされるなどして7回3失点で敗戦投手となるも、シーズン最後の登板となった10月3日のロッテ戦では7回を5四死球を許しながらも無失点に抑えた。
2016年は5月に鎖骨付近の胸郭出口圧迫症を発症し、シーズンを通して一軍登板は無かった。
2017年は4月6日の福岡ソフトバンクホークス戦で2年ぶりの一軍登板を果たしたが、一軍と二軍を行き来したため、8試合の登板に留まった。
2019年は一軍登板なし。二軍でも血行障害に悩まされたため9試合しか登板できず、9月に肋骨を部分切断する手術を受けた。オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約した。背番号016。
2020年は3月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、二軍でも登板なしに終わった。
2022年は二軍で9試合に登板し1勝だった。再契約を結ばないと通告され、現役を引退した。
楽天の前球団社長の立花陽三の下でビジネスを学び、回転寿司店「廻鮮寿司 塩釜港」の運営会社に就職した。
最速140km/h後半のキレのある速球が最大の持ち味だが、曲がりの大きいスライダー・カーブも投げていた。反面制球が悪く、特に変化球が狙ったところに決まらないことが多かった。
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2014年 | 楽天 | 8 | 5 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 29.1 | 19 | 22 | 19 | 18 | 2.52 |
2015年 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 17.0 | 9 | 17 | 10 | 10 | 5.29 | |
2017年 | 8 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 25.0 | 21 | 17 | 17 | 13 | 4.68 | |
2018年 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 19.0 | 11 | 9 | 6 | 5 | 2.37 | |
NPB:4年 | 28 | 11 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 0 | .333 | 90.1 | 60 | 65 | 52 | 46 | 4.58 |
初登板 | 2014年4月3日 | 対オリックス・バファローズ3回戦 | 楽天Koboスタジアム宮城 |
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初奪三振 | 対オリックス・バファローズ3回戦 エステバン・ヘルマンから |
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初勝利 | 2014年4月24日 | 対埼玉西武ライオンズ6回戦 | 東京ドーム |
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最終更新:2024/12/22(日) 02:00
最終更新:2024/12/22(日) 01:00
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