私は響を戦わせたくないの...!
歪鏡・シェンショウジンは、TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」の劇中歌である。
「戦姫絶唱シンフォギアG」第10話にて、聞いたことのない聖詠とともに戦場に舞い降りた紫の装者。
それこそが誰あろう、F.I.S.によって連れ去られ、ウェル博士の甘言と薬物投与、強制装着システムとダイレクトフィードバックシステムによって、心を歪められて戦いに投入された、主人公・立花響の正妻親友・小日向未来の姿だった。
「陽だまり、陥落す」。原作・脚本の金子彰史が(一期において)最後まで否定していた、小日向未来の装者としての登場に激震が走ったが、一方彼女が歌う、苛烈なまでの響への想いを綴る戦闘曲にも注目が集まった。
曲単体の動画では、「愛が重い」「怖い怖い怖い怖い」「なんというブラックホール」「流石16(じゅうりょく)分割」「まさに『無垢にして苛烈』」「ラブソング(強)」「ラブソング(超重力)」「愛の前では全てが無力」「ラスボス感がすごい」「なんか監禁してそうな曲」「ヤンデレソングじゃねぇか!」と大好評のコメントが並んだ(なお、補足しておくと彼女は所謂広義の意味の「悪堕ち」はしているものの、病んではいないため、厳密にはヤンデレの定義には該当しない)。
中の人の井口裕香も、自分のラジオで流した後「重い~~~!」と発言しており、愛の重さはお墨をつけてもらった感がある。それを平気で受け止める響マジイケメン。もっとも響から未来への感情も同じぐらい重いので、釣り合いが取れているとも言えるが。
「流れ星」というキーワードや、第一期のキャラクターソング「陽だまりメモリア」、および神回と名高いエピソード「陽だまりに翳りなく」を意識させる歌詞には、彼女の響に対する強い想いが現れている。一方、第8話のシチュエーション「指をすり抜けるキミの左手」など、自己の無力さへの怒りと歯がゆさ、そして周囲がどうあろうと響のためだけに戦うという、悲壮なまでの決意が感じられ、まさに『無垢にして苛烈』と称される聖遺物・神獣鏡のギアに相応しい歌となっている。
2013年9月18日発売。同日と翌日のオリコンデイリーランキングシングル部門6位をマーク(アニメ関連CDでは最高位)。ニコニコ市場でも同作品のキャラクターソング中、デュエットである「不死鳥のフランメ」を除けば第一位のクリック数をカウントした(発売日現在)。
シンフォギアライブでも2013, 2016, 2018, 2020→2022と発表後の全ての公演において唄われている。6公演は虹色のフリューゲルをも上回り、なんとソロ曲では最多の歌唱回数である。
適合者の皆さんには是非とも井口嬢の熱唱を、堪能いただきたい。
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最終更新:2024/11/10(日) 10:00
最終更新:2024/11/10(日) 10:00
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