幼少期から子役として活躍。俳優としては「太陽にほえろ!」や「Gメン'75」などにも出演した。その後、声優として活動するようになり、機動戦士ガンダムのシャア・アズナブルを演じたことから、人気声優の仲間入りを果たす。
子役時代(中学生の頃)には石原裕次郎と共演し、お互いに「裕先生」「秀先生」と呼び合う等、良き付き合いにあった。
貴族的とも言える、品のある落ち着いた声質が特徴で、二枚目な役柄を演じる事が多い。声優としてはアニメやゲーム以外にも、テレビ番組などでナレーションを務める機会もあり、現在も幅広い方面で活動している。
また俳優としても同様に、映画やテレビドラマなどで活動中だが近年は声優の仕事と比べると出演数が少なくなっている。
二枚目の役が多いものの、ちらほらと荒くれ者やギャグキャラクターも演じている。その際はシャアのイメージとは全く違う演技を披露している。例えば赤髪のシャンクスに至っては普段の威圧感を放つ演技から、酔って明朗快活になる演技までこなす。
声優の鈴置洋孝、井上瑤とは親密な仲で、特に鈴置氏とは「無敵鋼人ダイターン3」で共演して以来親友同士であった(本人曰く「腐れ縁」)。またかなりの酒好きでもあり、初代ガンダムの収録後の打ち上げ会には収録に参加してなかった時期でも普通に飲みに来ていたほど。上述の「機動戦士ガンダム」の共演者をはじめ、声優の飲み仲間も多い。
また、アムロ・レイ役の古谷徹とはトークショーをはじめ声優関連のイベントにて現在でも度々共演を果たしており、池田も古谷を「徹ちゃん」と呼ぶなどその和気藹々とした舞台裏の雰囲気は「ガンダムエース」の中で漫画となって描かれた事がある。
元妻はガンダムで共演した戸田恵子(マチルダ役)。その後離婚し、現在の妻は声優の玉川砂記子。
「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルを演じた事に始まり、今や池田とシャアは切っても切れない関係にあり、池田自身も自伝「シャアへの鎮魂歌」の中でシャア・アズナブルという人物に対する並々ならぬ思い入れなどについてを綴っている。
また、多くの人にはシャアのイメージが池田自身にも定着しているため、池田は「ファンの人たちの、シャアに対するイメージを損なわないように」と、人前では基本的に愛想良く振る舞わないようにしているという。それゆえ、「僕はよく『冷たい人』と言われます」とも語っている。
と言っても、最初から池田秀一=シャアのイメージを受け入れていたわけではないし、シャアの人間性については理解出来ない部分が多かったらしい。一時期はシャアのイメージを払拭しようとしていたこともあった。しかし歳を重ねるごとに姿勢が軟化し、今ではそういう扱いをむしろ自ら楽しんでいるとのこと。
また、ガンダムシリーズ以外で池田が出演している作品でも、シャアをオマージュしたりモチーフにしたような部分が見られる事もあるほか、アニメ作品などの製作者側にもシャアのイメージが定着しているため後述のオマージュ作品以外にも池田が出演する作品ではガンダムが関連しない場合でもシャアのイメージを求められる事が少なくないらしい。
また古谷に曰く、「飲んでいたときに同じ店で、携帯で泣きながら話している女性を見かけ、その会話が段々我慢できなくなった結果電話を奪い取り『俺はシャアだが』と名乗って相手に説教を始めたことがある」というエピソードもあるらしい。電話の向こうの相手がうらやましい。
- (前略) あの時たまたま安彦さんの描かれたシャア・アズナブルの設定イラストを見た瞬間、
僕はどうしてもこの役を演りたくなってしまいました。僕はこのエピソードを話すときに、
「僕はシャアから呼び止められたんだ」 と思っています。 (後略)- これほど熱狂的な支持をしてくれるファンの人たちに対して、僕はあくまでシャアのイメージを崩してはいけないと、作品とファンに対する責任を重く受け止めました。 (中略) ファンの前で愛想笑いを浮かべながら、「シャアです、ありがとう」といってサインをするシャア・アズナブルの姿を、ガンダムファンの多くが望むでしょうか?
- 僕の携帯電話には「シャア・アズナブル」というメモリが入っています。もちろん、これは彼を生み出した富野監督も安彦さんも知らない番号です。シャアと共に30年近い時間を過ごし、彼として振舞う事が許された僕だから知っている番号だからです。いわば、シャアが僕にだけ許してくれた「特権」と言っても良いでしょう。
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最終更新:2025/03/13(木) 23:00
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