猫もまたいで通る(ねこ-とお-)とは、日本語の慣用句である。
猫またぎともいう。
「猫もまたいで通るほどの魚」という意味はほとんどのことわざ・慣用句辞典で共通しているが、「またいで通る」の解釈が分かれており、正反対に見えるような意味が記されている。地方によっても意味が異なる。
多くの場合は1.の意味で、派生して「〇〇もまたいで通る」「〇〇またぎ」とは、「〇〇が食べないほどまずい、品質の悪い××」のことを指す。××には本来〇〇の好物であるものが入る。
ただし、西日本では「美味しい魚」という意味の2.の用法が多いため、文脈に気をつける必要がある。
ここでいう「鳥」とはスズメのこと。
稲にとって害鳥であるスズメもまたいで通るほど、美味しくない米のこと。
稲は本来熱帯の植物であり、米の品種改良が未熟であった頃は、耐寒を優先した北陸以北の米は食味に劣るとされた。
戦後以降は「コシヒカリ」「ササニシキ」などの耐寒と食味を両立させた品種が開発されたことで、北陸・東北は日本有数の米の産地となり、これらは逆に高級米の代名詞のような存在となった。
残る北海道についても、1990年代に「きらら397」が開発されて以降食味が大幅に改善され、「ゆめぴりか」などの全国的に有名なブランド米が登場するまでになった。
上記5.と同義。
ほとんどの場合は「夫婦喧嘩は」とついて、夫婦喧嘩のくだらなさを戒める意味で用いられる。
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最終更新:2025/04/23(水) 03:00
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