稗田阿求とは、ZUN(上海アリス幻樂団)制作の「東方Project」作品内のキャラクター。
種族:人間
主な登場作品(登場順):『幺樂団の歴史』シリーズ(ジャケットイラスト)、『東方香霖堂』第20話[2](挿絵あり回想)、『東方求聞史紀 記憶する幻想郷』(漫画)[3]、東方求聞史紀(書籍)、 東方求聞口授(書籍)、東方鈴奈庵(漫画)
里に住む人間。 九代目阿礼乙女で稗田家当主。通称、あっきゅん、AQNなど。
稗田家は里の人間で最も多くの資料を持ち、知識も深い千年以上続く由緒正しい人間の家系である。「幻想郷の書記」という役割を持ち、その膨大な蔵書には幻想郷のあらゆる事柄が収められており、外の世界(我々の住む世界の事)の資料も存在する。これらの稗田家の資料は人間向けに書かれた一部を除いて門外不出であったが、最近では規制が緩くなり正当な理由があれば一般公開(人間にも人間以外にも)するようになり、森近霖之助がセミの正体を調べるために閲覧に訪れたりしている。[4]
稗田家には『御阿礼(みあれ)の子』と呼ばれる子供が百年から百数十年単位で生まれ、稗田家に代々伝わる「幻想郷縁起を編纂している。[5]実は約1200年前から転生を続けている存在で、阿求は九代目である。[6]幺樂団の演奏と紅茶がお気に入り。又、兎肉が大好物。『東方求聞史紀』より
人間キャラとしては珍しく年齢がある程度判明しているキャラである。『東方求聞史紀 記憶する幻想郷』では「私はまだ10年とちょっとしか生きていません」との事。時期は幻想郷縁起が完成する前。髪の色は紫色。唖采絵では黒。髪型はZUN絵だと『幺樂団の歴史1~5』のジャケットで微妙に異なるがおかっぱ又は切り揃えた様な髪型、唖采絵ではセミロング、秋枝絵ではおかっぱ、春河もえ絵では前髪ぱっつんとなっている。季節を問わず花の髪飾りをしている。(羽織の模様と共に形からツバキかサザンカだと思われる)
服装は緑色の長着に花柄がある黄色い羽織と赤色のスカート(袴にも見える)。
これが『東方鈴奈庵』では、若草色の中振袖に袖に花が描かれた黄色の中振袖を重ね着した上で袴(女袴)を履いているという、実物の和装の構造に準じた、本居小鈴と同じ明治~大正の女学生ルックそのものになった(下図静画サムネ参照)。同8話では小鈴と同じく半透明の袖が付いてる夏服や、後述するアガサクリスQというペンネームで小説を執筆する際、いつもの服装に首周りにファーのついた外套を羽織って、首元に数珠つなぎのアクセサリ、肘付近までに至る長手袋を着用している。
小説を執筆する際に使用する阿求のペンネームであり、東方鈴奈庵で登場。正体不明の売れっ子作家として人間の里に知れ渡るようになった。稗田家が「幻想郷縁起」などの資料本を刊行することもあってか家柄の影響が大きいため、この名義を使っている。文果真報にはシリーズとして魔法探偵マリサを手掛けているようだ。
『東方鈴奈庵』では、本を借りたり茶飲み話をするために鈴奈庵に度々訪れている。
また、阿求の『幻想郷縁起』も、印刷・製本を行っている鈴奈庵から出版されたものである。
特製のお酒をこしらえた際は壺ごと持ってきて小鈴にお酒の解説をノリノリでまくしたてたり、小鈴からも阿求の家に訪れることがあったりと、阿求が鈴奈庵に訪れた際に「あんたか」と言うくらいに、友人としても遠慮のない間柄であるようだ。 アガサクリスQの正体を知る1人。
阿求の先祖であると同時に、阿求本人でもある。
「阿礼」は後の生まれ変わりよろしく数字の「零」とかけて「アレイ」と読ませている資料が大半であるが、後述の実在の人物の方は「アレ」と読む。
この「稗田阿礼」は実在の人物で、古事記の編纂者の一人とされる人物である。
東方における稗田阿礼との関連性は不明だが、実在の人物の方の阿礼も「一度見たものを忘れない(程記憶力が良い)」と伝えられており、共通点を見る事が出来る。
なお、マニアの間での話のネタになるレベルの学説ではあるが、近年稗田阿礼は藤原不比等と同一人物であると言う変わった説がある。(詳しくは⇒稗田阿礼)藤原不比等は男性である以前に藤原妹紅の父親ではないかと言う疑惑がある人物なので(ただし公式で妹紅の父親は不比等その人であるとは言及していないので注意されたい。詳しくは⇒藤原妹紅)、もしそれらの説が全て本当であると仮定すれば、妹紅と阿求は親戚どころか実の親子(の生まれ変わり)という事になってしまうが…。
過去の幻想郷縁起より、新しい風を吹き込みつつ、出来るだけ今風にデザインし直し、遙かに読みやすい内容となっていると思っている(幻想郷縁起 序より 本人談)
彼女の家系、というより転生し続ける彼女自身が編纂を続けている幻想郷のあらゆることを纏めている冊子の9冊目。
発刊は百年から百数十年に一度であり、一代につき一冊出るのが通常。ただし、この9冊目に付いては阿求が転生の準備を始めるまで編纂が続けられる予定。
詳しくは『東方求聞史紀』を参照。
一度見た物を忘れない程度の能力
先祖に当たる稗田阿礼の持っていた見た物を忘れない求聞持の能力のことであり、転生を繰り返してもこの能力は御阿礼の子に代々引き継がれている。
厳密には能力というより秘術だが、転生する術も持つ。
『東方求聞史紀』の独白では前世の記憶は鮮明ではないとの事。転生の術は死ぬ何年も前から準備をしなければいけないらしく、まともな人間としての生活はほとんど送れないだろうと述べている。(それに付け加え、原因不明だが御阿礼の子は寿命が短く三十まで生きることは出来ないだろうとも述べている。)
また、生きているうちから閻魔様に許しを乞わなければならず、次の肉体を閻魔様に用意してもらえる百余年の間、閻魔様の元で働くとの事。今までの転生で人間関係がリセットされる事が一番辛い事だったが、九代目の現在では人間と妖怪の距離が近くなり、数百年経とうとも死ぬことの無い妖怪の知り合いが増えた事で、転生してもまた同じ顔ぶれの妖怪と会う事が出来るためか、今の幻想郷は転生への恐怖と孤独が和らぐのだと言う。
転生により代々記憶を受け継ぎ物知りであることから、二次創作では解説役や調査役に回ることが多い。
また求聞史紀において辛辣な記述をしている点から、”AQN”や”稗田なめんな”といった腹黒毒舌といった黒い性格を秘めている描かれ方をされることもある。
カップリングにおいては寺子屋の上白沢慧音や鈴奈庵の本居小鈴、転生の際にお世話になるであろう四季映姫と小野塚小町との共演が多い。
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最終更新:2025/04/21(月) 08:00
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