管弦楽とは、オーケストラの邦訳である。
遥か昔バロック音楽の中頃からオーケストラにはティンパニが用いられるようになっている。無論日本にオーケストラが伝搬された頃はロマン派盛期だったはずなので、打楽器は前時代に増して豊富に用いられていたはずである。にもかかわらずこんな訳語をあててしまった所以は、雅楽の舞を伴わない演奏を「管絃」と呼んでいたことにあるらしい。「合奏形態」の意を一番忠実に表す、日本に昔からあった語をそのままあてているのである。無論、雅楽の演奏には管楽器と弦楽器のみ・・・って管絃にも鼓あるじゃねーか。
通常「Orchestra」の対訳が「管弦楽」となるが、個別の楽団そのものに焦点を当てている時は「管弦楽団」と訳している。たとえば「The Cleveland Orchestra」は「クリーヴランド管弦楽団」となる。「Philharmonic Orchestra」の場合も「フィルハーモニック管弦楽団」と訳すことが多いが、「Symphony Orchestra」は「交響管弦楽団」とはせずに「交響楽団」と訳すことが多い。「The Boston Symphony Orchestra
」は「ボストン交響楽団」となるわけである。
以上は英語の対訳の例だが、他の言語からの邦訳でもだいたいおなじような訳し方をしている。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
提供: とっても大好き❗バッタもん
提供: ミラー行灯坂杯溢美
提供: ねこね
提供: サンチョ
提供: denden
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/15(土) 07:00
最終更新:2025/03/15(土) 06:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。