『聖剣伝説3』とは1995年9月30日に発売されたアクションロールプレイングゲーム(ARPG)で、聖剣伝説シリーズの3作目に当たる。
製作はスクウェア(現スクウェア・エニックス)。
2017年6月1日にNintendo Switchにて『聖剣伝説コレクション』として過去2作とセット形式で発売。
2020年4月24日にはSwitch・PS4・steamでリメイク版『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が発売された。
聖剣伝説3 | |
基本情報 | |
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ジャンル | RPG |
対応機種 | SFC PS4 Switch Win (Steam) |
開発元 | スクウェア スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア スクウェア・エニックス |
発売日 | 1995年9月30日 (SFC) 2020年4月24日 (他) |
価格 | \ 11,400 (SFC) ¥ 6,578 (Steam) |
対象年齢 | CERO:- |
通信 | |
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その他 | |
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ゲームソフトテンプレート |
音楽は前作に引き続き菊田裕樹が担当し、「Swivel(黄金の街道などで流れるBGM)」をはじめ名曲と評されるトラックが多い。
キャラクターデザインはイラストレーターの結城信輝が担当。個性溢れる登場人物達は現在でも充分な人気を保っており、特にメインキャラクターのリースは現在でも新刊同人誌が発行されている程根強い人気を誇る。リースは俺の嫁。
前作『聖剣伝説2』に比べるとバグは減ったが、完全に消えたわけではなく、中にはゲームが進行できなくなる致命的なものも残っている(詳細は後述)。
また、大容量ROMカートリッジの宿命か、セーブデータが消えてしまうことが増えており、某0% 0% 0%のゲームほどではないがデリケートなソフトである。
その人気はニコニコ動画においても健在で、多くのユーザーがプレイ動画を投稿している。また、多くの作業用BGM動画などでは同時にリースのイラストを惜しみなく引用され、人気の高さを伺わせる。俺の嫁なのにみんな必死すぎるだろJK。
現在ではプロの声優として活躍する金子未佳(ねこみさん)もこの作品のフルボイス作品を投稿していた(現在は削除されている)。
以下の動作環境はWindows版(Steam版)のものである。
最低環境 | 推奨環境 | |
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OS | Windows 8.1 Windows 10 (64-bit) |
Windows 8.1 Windows 10 (64-bit) |
プロセッサー | AMD A-Series 2.5GHz Intel Core i3 2.5GHz |
AMD Ryzen 3 1200 Intel Core i5 2.5GHz |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
ストレージ | 20GB 利用可能 | 20GB 利用可能 |
グラフィック | AMD Radeon RX 460 NVIDIA GeForce GTX 760 |
Radeon RX 470 GeForce GTX1050 Ti |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
その他 | 60FPS 1280x720 |
60FPS 1920x1080 |
この世に存在するすべての源として、世界に安寧をもたらす力「マナ」が急激に減少。 |
以上が本作のプロローグを要約したもので、この戦乱をきっかけに旅を始める6人の若者が本作のメインキャラクターである。
ゲームを始める前に、彼ら6人の中から主人公と2人の仲間を選択し、このときの編成によってゲーム中の随所のストーリーに変化が発生。
まず、選んだ主人公によりオープニングが変化。6人はそれぞれが異なる経緯で旅を始めるが、オープニングは主人公の旅立ちを描くものになる。
次に、仲間に選んだ2人のメンバーによって、ストーリー中の随所で会話や演出に変化が発生。キャラクターによっては主人公との出会い方も大きく異なってくる。
大きく変化するのは中盤以降のことで、選んだキャラクターによってストーリー中で向かう目的地と、敵対勢力、ひいてはラストボスにまで変化が起こる。
上記のプロローグ中で、戦争を仕掛けた3つの国家には、それぞれを裏で操る黒幕としてまったく異なる3つの勢力がついているが、ストーリーを経て最終的に1勢力が残る。この残った1勢力が戦う相手となり、この相手に対し直接因縁のあるキャラクターが、最初に選んだ主人公である。敵対相手を共通しているキャラクターは男女2人で対として扱われる。
選んだメンバーによって、ストーリーに変化が起こるこれらの演出のことをトライアングルストーリーと称され、メンバーの編成次第で何通りものストーリーが楽しめるようになっている。
基本的なシステムは前作「聖剣伝説2」と同じであるが、仕様変更などで前作とは異なる箇所も多い。
前作でも登場したリングコマンドが、本作ではアイテム・魔法の使用のみに限定されたコマンドとなっている。装備の変更や、パラメータの確認などの行動は、メニュー画面を参照する必要がある。
またメニューとは別に、リングに入りきらないアイテムや武器防具などを貯蔵する倉庫システムがあり、倉庫画面を開くことでアイテムの管理ができる。
マップ中でモンスターの出現を認識すると武器を装備してバトルの体勢に入る。この状態になるとメニュー・倉庫画面が開けなくなり、またダッシュが使えない。モンスターを認識しない状態だと戦闘終了していなくてもバトル体勢が解除され、先述のアクションを取る事が出来る。
マップにはそれぞれ出現するモンスターが設定されており、それらをすべて倒すと WIN! と表示され、必殺技ゲージがリセットされる。また、一番最後に倒したモンスターが宝箱をドロップすることがある。
一度に出現するモンスターは同時に3体まで。例えば最大5体のモンスターが出現するマップの場合、既出のモンスターモンスターいずれかを倒すことで、補完するように出現する。このとき、画面外から湧くように出てくる事もあれば、マップのどこかに潜んでいる場合もあり、後者の場合その場所を画面内に映さないと出現を認識されない。
本作の特殊攻撃は、前作同様「魔法」と「必殺技」の2種類。ただしシステムは前作と大きく異なり、本作独自のものとなっている。
本作に登場するモンスターは特定条件を満たすとカウンターとして咄嗟に特殊攻撃を発動するものがいる。このカウンター攻撃が総じて威力が高く、中には連発するモンスターもいるため、発動させると致命的なダメージを受けることが多い。
このカウンター能力は中盤以降は大抵のボスが、終盤に至っては雑魚すら備えており、本作のゲーム難易度を大きく左右するものとして多くのプレイヤーを泣かせてきた。特にビルとベンはこのカウンターがもたらす強さにより、トラウマ敵として根強い人気を誇る。
ストーリーの主幹となるキャラクターで、ゲーム開始時、この6人から主人公と、パーティメンバーを決定する。
フォルセナ王国の傭兵。個別記事が存在するのでこちらを参照のこと。 → デュラン
魔法王国アルテナの王女。個別記事が存在するのでこちらを参照のこと。 →アンジェラ
獣人の王国・ビーストキングダムの王子。個別記事があるのでこちらを参照のこと。 →ケヴィン
聖都ウェンデルの光の司祭の孫娘。
人間とエルフの間に生まれたハーフ。詳細は個別記事を参照。 →シャルロット
砂漠の盗賊団ナバールのメンバー。盗みの実力は盗賊団随一。 詳細は個別記事を参照。 →ホークアイ
俺の嫁である。
このキャラクターについての詳細は先に個別の項目が完成しているので、そちらを参照のこと。 → リース
本作のストーリーに大きく関わることになる、世界を統治する6つの国家。それぞれの国に関わるサブキャラクターも本項にて併記する。
国土一杯に広がる広大な草原の中心に城下町を擁する、温暖な気候の王国。
剣術が盛んな国で、高い実力を持つ王国騎士団と、民間からも傭兵を雇っている。また、国土地下の鉱脈にはドワーフが住んでいる。また、国土にある宝石の谷ドリアンには地のマナストーンが安置されている。
王国へのアクセスには、黄金の街道より大地の裂け目にある吊り橋を渡る必要があるが、作中で橋が崩落してしまう為、以降は入国・出国共にとてもおっかない大砲での移動しか出来なくなってしまう。実質的な鎖国ですね?
盛んな魔法文明を持つ王国。国土には水のマナストーンが眠る。
一年を通して寒冷な気候で、年中雪が降り積もる極寒の地だが、王国を治める人間ボイラー理の女王の魔力により温暖な気候がもたらされている。しかしマナの力が減少したことでその魔力が弱まりはじめ、次第に王国内に冷気が入り込んできた。
その為、高い魔力を秘めるマナストーンの解放を目指し、マナストーンの占領とマナの剣の奪取を目指し、手始めに草原の王国フォルセナへの侵略戦争を開始する。
港町エルランドから定期船が出ており、これが国の玄関口となっている。しかし作中では流氷の影響により、全便欠航状態である。やっぱり鎖国。
月夜の森の奥深くに建国された、獣人が住まう国。国土全体が常に夜に閉ざされており、その原因となっている月のマナストーンが月読みの塔に安置されている。
この国には、自分たちを迫害した人間達を憎む獣人達が集まっており、かねてより復讐の機会をうかがっていた。そこへ現れた死を喰らう男の入れ知恵によって人間界への進行が始まり、人間の心の拠り所である聖都ウェンデルの制圧を目指し侵攻を開始した。
ちなみに、穏健派の獣人は月夜の森入り口にある街ミントスに居住している。
光の司祭によって統治されている宗教都市で、永久中立国である。
光のマナストーンが安置されている古代神殿を守護するため、その近隣地域にある今の場所に建国された。光の司祭を訪ね、世界中から人々が訪れる駆け込み寺。
大きな湖のほとりに神殿があり、その対岸にはアストリアの村がある。
義賊・ナバール盗賊団の本拠地である大要塞。一応は犯罪組織の本拠地であるためか、人里離れた、灼熱の砂漠の奥に所在し、盗賊団でありながら一国家に匹敵するほど、その規模は大きい。
元は悪人から金品を巻き上げ、収益を貧しい人々に還元する義賊であったが、いつしか行商人などを手当たり次第に襲撃するなど凶悪化。その暴走の果てにナバール王国建国を宣言、ローラントを陥落させ、その国土を奪い取るべく侵攻を開始する。、
山岳地帯の中腹に城郭を構える王国。世界最強とされる近衛兵隊「アマゾネス」が組織され、優れた国防力を有する。でも王国奪還に成功した後も城門閉じっぱなしで、自国の王女様すら入れてくれないのは流石にやりすぎだろJK。
同じ山の迷宮内に風のマナストーンが安置されている。
山中に常に吹き荒れる風と、世界一の規模を誇る山脈が城壁の役目を果たし、交通の便の悪さと引き替えに難攻不落の要塞となっていたが、ナバール軍の侵略作戦により陥落し、一度は滅亡を見ることになる。
上記の六大国家に属さない立場の人物や、中立の自治体に住んでいる人物にも多くのサブキャラクターが登場。
マナの樹と聖剣が存在すると言い伝えられている場所。この世界とは別の次元に存在し、辿り着くためには世界の中心に位置する「忘却の島」から、扉の封印を解放する必要がある。
世界の各所に安置されているマナストーンを見守る、八大元素の力をつかさどる精霊たちと、世界を守護する2体の幻獣。
登場する精霊は外見・名前とも前作と同じだが、それぞれの性格に強い個性がついている。
彼らを仲間にしていくことで、それぞれがつかさどる属性の魔法を覚えていくことが出来る。
ストーリー中において復活する八大神獣と、世界大戦を仕掛けた3つの強国を影で操る黒幕勢力達。
なお本項においてはネタバレ記述を伏せないので閲覧には注意されたし。
マナストーンに封印されていた、かつて世界を混乱の渦に陥れた八体の強大モンスター。それぞれのマナストーンが安置されていたダンジョンの奥深くでパーティを待ち構える。
これらの神獣は、闇の神獣を除いて戦う順番が決まっていない。倒す順番によって、神獣とそのダンジョンの雑魚モンスターのレベルが変わってくるので、戦略を立てて倒していくことが可能。
デュラン/アンジェラルートの最終ダンジョン。
ガラスの砂漠の奥にある巨大な洞窟で、龍の頭部の模った入口にくわえ、内部でもドラゴン系のモンスターが総登場するなど、まさに竜族の総本山であることを思わせる。かつての世界大戦で英雄王と黄金の騎士が訪れた決戦の場所。
広さは3つのラスダン中最大で、内部では大量のモンスターとの連戦が行われる部屋があるなど、かなりの長期戦になる。また隠しボスであるブラックラビと唯一戦うことが出来る場所でもある。
ケヴィン/シャルロットルートの最終ダンジョン。
幻惑のジャングルの奥地に佇む宮殿で、多くのアンデッドモンスターが潜む。内部には不気味な装飾が多く、足を踏み入れた者に様々な幻覚を見せる。昔は栄えたと言われているが、平時はその存在を確認することが出来ない(ただの空き地に見える)など、謎の多い建築物である。
ダンジョン内では、これらの幻覚をクリアしながら随所の鍵を解いて進んでいくことになる。広さはそれなりだが、これらの幻覚が生み出すトラップが難解で、相対的に長く感じるダンジョンである。
ホークアイ/リースルートの最終ダンジョン。
暗闇の洞窟を経由して辿り着く、暗黒に閉ざされた城。かつては“光の城”と呼ばれ、栄華を極めた王宮であったが、王国が一夜にして陥落して以後、誰も近づくものはいないという。魔界から多くの悪魔が召喚され、現在ではそれらの悪魔系モンスターが徘徊する場所となった。
多少の分岐点はあるが、全体的にはほぼ一本道のダンジョンで迷うことはまずない。しかし、このダンジョンにはバグという最大のトラップが隠されている(これについては後述)。
本作でもバグが幾つか存在する。中にはゲームの進行に関わるものもあるので注意されたい。以下はその一部である。
2007年に発売された「聖剣伝説 HEROES of MANA」は、本作のとストーリーより遡ること19年前の世界が舞台となっている。本作の登場人物も多く登場し、メインキャラクターの生い立ちや、本作の国家に成り立ちなどに関連する設定も多い。以下はその一部である。
ただし、これらはいわゆる後付け設定であり、本作の設定と照らし合わせると少なからず矛盾も発生する。そのため、本作とHOMはあくまでパラレルワールドであるとするユーザーも多く、しばしば論争の的となる。
※以下の内容を「聖剣伝説3」の関連動画中で不用意にコメントされないように注意されたい。
掲示板
2804 ななしのよっしん
2025/03/24(月) 22:18:26 ID: VO420eykd1
ラスボスの側近の敵幹部だけど、なんであいつら主人公たちと戦う時は一緒に戦わなかったんだろう。
邪眼の伯爵はモンスター2匹を連れて、死を喰らう男は3体に分身して、実質3対3ではあるが
竜帝サイドは律儀に一人ずつ戦ってくるし。ヒースと死を喰らう男は互いに相性悪いから無理ではあったが
美獣&邪眼の伯爵と、紅蓮の魔導師&黒耀の騎士のコンビはどちらかが通常攻撃が得意
魔法攻撃が得意なんだから、一緒に戦っていれば主人公たちを楽に始末できたと思うんだけどな。
ブラッディウルフは必殺技が怖いけど、所詮はザコモンスターだし。
2805 ななしのよっしん
2025/03/24(月) 23:10:04 ID: xa/k3YpxK4
本拠地に攻め込まれているほど押されている
つまり敵軍も相応に消耗している(おそらく聖域で大ゲンカしたことが三軍とも戦力を大幅に失ってる)状態なのでしょう
もはや防衛…というか総大将(ラスボス)を守り切る方が重要であって段階的に戦線組まなきゃやってられない
と、そんな感じなんじゃないかと考えますね~
2806 ななしのよっしん
2025/03/24(月) 23:38:05 ID: DSrpJ+HphJ
今から見てもトライアングルストーリーってユニーク
ラスダン&ラスボスが3種類って贅沢でもあった
キャラのドット絵サイズが当時のスクウェアRPGの中では少し大きめなのも加わって
音楽も良くて没入感が高かった
提供: GES#0571
提供: tera
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提供: FAX!
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/31(月) 10:00
最終更新:2025/03/31(月) 10:00
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