若松市とは (ワカマツシとは) [単語記事]

若松市とは、かつて日本に存在していた市名である。

概要

1914年 4月から1955年 1月の一時期は福島県と福岡県に同時期に存在していたが、合併等の理由で現在は存在していない市名である。

そもそも日本の市名は法律で「出来るだけ同じ市名は名乗らないように」と決められている為、同時期に同じ市名が存在していた例は今までで三例しか無い。（例えば1954年に埼玉県比企郡松山町が合併で市制施行する際に、愛媛県松山市と名称が被る事から東松山市に改称し市制施行した例などが多々ある）

そして、同一市名が同時期に存在していた上にその両方が消滅した例は「若松市」の例の他には存在しない。

福島県の若松市は、福島市や郡山市や平市（現在のいわき市）より早く福島県初の市制を敷いたが、俗に言う昭和の大合併の際に福岡県若松市との混同を避けるためや、広域地名である会津をアピールするために会津の名を冠する会津若松市として、現在も存続している。

福岡県の若松市は、福島県の若松市が存在する状態で若松町が市制施行して誕生している。福島県若松市が会津若松市となって全国で唯一の若松市となったが、小倉市・門司市・八幡市・戸畑市との対等合併で北九州市が誕生した事に伴い若松市は消滅している。しかし現在では北九州市若松区として若松の名称は存続している。

下二つは同時に存在していた期間が無い。また、八幡市は京都府の方の読みは「やわたし」で福岡県の方の読みは「やはたし」である。