茶番劇とは、
である。
この記事では3.について記載する。
『月刊IKKI』2003年5月号に掲載された、青山景のデビュー作。
青山が自殺した後に出版された、氏の初期作品を集めた短編集『THE DOG RACE ~青山景初期作品集~』のラストに収録されている。
可愛いものが大好きだけど悪ぶっている女子小学生の竹中は、学校からの帰りに野良猫を発見。
一緒にいたワル仲間の手前、その場で可愛がるわけにもいかず、一度家に戻り、エサを持って猫と戯れようとするも、突如鳴り響いた怒声に驚き、猫は去ってしまう。
ふと後ろを振り返ると、どうやら誰かがカツアゲされているらしい。
猫と遊べなくなった腹いせにカツアゲを行っている女子高生二人組を撃退し、へたり込んでいる被害者に声をかけると、その人物は女装した冴えないクラスメイト・南かおるだった。
カツラにロングコートという、ヤバいいで立ちをした南と関わり合いになりたくない竹中は、そそくさとその場を離れようとするが、南は竹中に「助けてくれてありがとう」と述べ、お礼として、彼が作ったマンションの屋上にあるファンシーな小屋へと竹中を案内する。
素敵な光景に夢中になっている竹中に、南は「おままごとしましょう」と提案。
この日以来、二人はマンションの屋上で会い、竹中が姑、南がお母さんに扮した昼ドラ風の即行に興じるのが日常となった。
学校では会話どころか目を合わせることすらなかったが、それは特にどちらかが言い出したわけでもなく、そうするのが一番いいように二人ともが思っていた。
そんな中、ある夜モノホンの事件が起きる。何かよからぬことに関わっていたとして南の父親が逮捕されたのだ。
南は家で一人となった。
そして次の日、南は女装姿で登校してきた。
クラス中がざわつく中、南は「お義母さま」と、おおままごとの設定のまま竹中に話しかけるが、竹中は目をそらし、そのショックで南は帰ってしまう。
下校中、虚ろな目でゲーセンで時間を潰した後、南と遊んだ時間を思い出した竹中は、やはり彼女を放っておくことができず、彼がいるであろう屋上へと赴く。
しかし、屋上では、かつて南をカツアゲしようとしていた女子高生が徒党を組んで彼をリンチしていた。
身ぐるみを剥がされ裸で震えるボコボコにされた南を見た竹中は、リミッターが外れ女子高生軍団を一蹴。
その後、南は竹中とその友達と一緒に登下校する仲になっていた。
「待ってくださーい」「お義母さま〜〜〜〜!!」と叫びながら、構ってほしいがためにわざと転ぼうとする南を尻目に、竹中は「そうそう甘い顔してもいらんないのよ」と告げ歩き出す。
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最終更新:2024/11/08(金) 02:00
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