蘂取村(しべとろむら)とは、北方領土の択捉島にある村である。日本の行政区分上は、北海道蘂取郡に属する。またロシア連邦の地方区分上はサハリン州のクリル管区にあることになっており、集落はスラブノエと呼ばれている。
日本が領有権を主張している領土の中では、最も北にある市町村である。だがご存知の通り、北方領土は現在日本の実効支配が及んでおらず、日本の地方公共団体としての蘂取村は形骸化しつつある。そのため、日本最北端の地としての知名度は北海道稚内市のほうが圧倒的に高いのではないだろうか。
現在、日本人が択捉島に上陸するためには、北方領土の関係者が参加可能なビザなし交流に参加するか、ロシアのビザを取得する必要がある。しかし前者は原則として一般人の参加はできず、後者は日本政府が自粛を要請している(ただし法的強制力はない)。仮に択捉島に上陸できたとしても、蘂取村付近は自然保護区に指定され立ち入り制限を実施している状態であり、一般の日本人はまず到達できないと考えたほうが良い。
そんな状態ではあるが、日本側の見解としては現在も日本の領土であるわけで、申請すれば本籍を蘂取村に移すことくらいは可能である。蘂取村をはじめ、北方領土に関する戸籍業務は北海道根室市が代行して行っているため、申請は根室市役所に対して行う。
蘂取村は豊かな自然が残っており、最北端のカモイワッカ岬のほか、日本最大の滝であるラッキベツの滝(ラッキースケベの滝ではない)などがある。
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最終更新:2025/01/03(金) 21:00
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