軒轅剣・蒼き曜とは、2018年10月1日からテレビ東京にて放送されるテレビアニメ作品である。
原作は台湾のRPG『軒轅剣シリーズ』第7作、『軒轅剣外伝 蒼之濤』。
本作は原作の登場人物、「七曜使者」たちの過去を語るオリジナルストーリーになる。
2019年1月18日からテレビ東京の公式YouTubeチャンネルにて期間限定で無料配信中。
概要
2015年11月、「軒轅剣シリーズ」25周年の際に、テレビ東京と共同製作のアニメ化が発表された。
2015年12月、タイトルが発表、「蒼之涛」を原作にしたオリジナルストーリーのことが明かされた。
2017年6月、制作会社とスタッフが発表、制作チームが中国大陸の実地に取材旅行を行いました。
2018年7・8月、公式サイトがオープン、放送時期、出演声優、主題歌などの情報が公開された。
ストーリー
上古十大神器『太一輪』(じょうこじゅうだいしんきたいいちのわ)。そこに『太白剋太辰』と刻まれたことで、歴史は大きく変貌した。太白帝国は『機関獣』を量産し、強大な武力によって神州大地を掌握。更なる国土を求め、世界征服を目論んだ。
時は太白歴99年。太白帝国と、それに抗う反抗軍との戦闘が各地で続いていた。古代の動力で動く帝国の戦闘装置『機関獣』に、伝説の神器の一つ“軒轅剣”を手に反抗軍の少女が立ち向かう。
その頃、少女の幼馴染みの少年は帝国の奴隷となっていた。自分たちの村が襲われたにもかかわらず、少年は機関獣に魅せられていく。生き別れ、互いに死んだと思っていた者たちが再び出会う時、すべての人々の運命が歴史の激流に巻き込まれる。
『軒轅剣・蒼き曜』公式サイト
より
登場人物
- 苻殷(フ イン)-(CV:水樹奈々)
- 遊牧民族の娘、集落が太白帝国の機関部隊に滅ぼされ、妹と二人で放浪生活をしている。
- 偶然に手に入れた「天書」、中から上古神器「軒轅剣」とからくり少女「雲」が現れた。
- 原作では「木曜使者」として登場、武器は「天書」のみ、本作では剣術を使う姿も見られる。
- 苻寧(フ ネイ)-(CV:釘宮理恵)
- 苻殷の妹、正義感が強い。襲撃の時、両手が太白軍に切断された。
- 「雲」から貰った義手によって、機関獣と対抗する程の力を手に入れた。
- 蒲釗(プ ショウ)-(CV:松岡禎丞)
- 姉妹の幼馴染みで兄のような存在。彼と姉妹は襲撃によって別れ、互いに死んだと思っている。
- 昔から機関術に興味を持つ、帝国にさらわれ奴隸になったも研究を続けている。皇帝はその才能を認め、彼を帝国の機関師に任命した。中の人に「ダメンズ」と言われる。
- 雲(ユン)-(CV:能登麻美子)
- 苻殷が襲われた時、天書から現れた人型の木甲獣、それから姉妹に従うことになった。
- 製作者は原作の主人公「車芸」。狐型の木甲獣「雲狐」に変身できる。
太白帝国
- 龍澄(ロン チョウ)-(CV:上坂すみれ)
- 太白帝国の皇帝。父の先王・龍驍が暗殺されたため、幼いながら皇帝に即位した。
- 商嶽(ショウ ガク)-(CV:千葉翔也)
- 太白帝国の左丞相。蒲釗を信用しない。
- 百里貞(ヒャクリ テイ)-(CV:金月真美)
- 太白帝国の右丞相。
- 龐夫人(パン フジン)-(CV:伊藤美紀)
- 龍驍の妃、龍涓の母、龍澄の庶母。龍驍の暗殺に関わっている
- 龍澄を失脚させ、自分の娘の龍涓を皇帝に擁立することを狙っている。
- 龍涓(ロン ケン)-(CV:遠藤璃菜)
- 龍驍と龐夫人の娘、龍澄の異母妹。
- 蒙忌(モウ キ)-(CV:白井悠介)
- 機関部隊の最高司令・機関総帥。
- 辛無恤(シン ムジュツ)-(CV:亀山雄慈)
- 蒲釗の一番身近な部下、機関獣の操縦士。
- 安策(アン サク)-(CV:塩屋翼)
- 松南県の長。元は「楓之舞」の登場人物だが、まさかのサプライズ出演。
反抗軍
- 項楚(コウ ソ)-(CV:津田健次郎)
- 反抗軍のリーダー。原作では「日曜使者」として登場。
- 下記メンバーは(墨衡以外)皆太白帝国に親を殺され、項楚の養子になっている。
- 檀越之(タン エツシ)-(CV:東地宏樹)
- 法術の達人として反抗軍の実力者、雷属性の法術が得意。慕輿柔の恋人。
- 公式のキャラ紹介ですごいフラグ立てる。原作では「月曜使者」として登場。
- 欒提熾(ランテイ シ)-(CV:堀井茶渡)
- 火属性の法術を使っている、項楚への忠誠心が高い。公式のキャラ紹介で(ry。
- 原作では「火曜使者」として登場、元敵の墨衡を嫌い、本作では墨衡を尊敬しているらしい。
- 慕輿柔(ボヨ ジュウ)-(CV:青木瑠璃子)
- 氷の法術に長けている。檀越之の恋人。原作では「水曜使者」として登場。
- 拓跋淵(タクバツ エン)-(CV:八代拓)
- 剣術の達人。原作では「金曜使者」として登場。
- 原作の方は剣術のみで戦う、アニメにて金属性の法術も使えるのことが明かされた。
- 參狼(サン ロウ)-(CV:山谷祥生)
- 土属性法術の使い手。原作では登場していないが、死亡した旧土曜使者だと思われる。
- 墨衡(ボク コウ)-(CV:牛山茂)
- 反乱軍に倒戈した元太白帝国首席機関師。原作では死んだ「土曜使者」の代任者。
原作の主人公達
苻殷たちの時代から四百年前の人(厳格に言うとは「原作の並行世界の主人公達」)。
- 車芸(シャ ウン)
- 原作の主人公、雲の製造者。第1話にて苻殷が天書に触った時のフラッシュバックにて彼女の姿が現れた。天書が発見された場所は原作の車芸の実家の地下にある「木甲工房」最深部の部屋。
- 慕容詩
- 軒轅剣の持ち主。車芸と一緒にフラッシュバックにて姿が現れた。
- 桓遠之(カン エンシ)
- 第6話にて言及された、車芸に「天書」を渡した人。
用語解説
- 軒轅剣(けんえんけん)
- 「上古十大神器」の中でも「最強」と言われる、無比の力を持つ、力を解放すると黄金に輝く。
- 原作では封印を解けないとただのガラクタだが、本作では青銅状態でも強力の武器になる。
- 上古十大神器(じょうこじゅうだいしんき)
- 東皇鍾、軒轅剣、盤古斧、煉妖壺、太一輪→昊天塔、伏羲琴、神農鼎、崆峒印、崑崙鏡、女媧石。
- 太一輪(たいいちのわ)
- 本作と原作の全ての元凶。世の中の「生剋」を管理するチート神器。原作では慕容詩がそこに「秦剋晋」(本作では「太白剋太辰」)と刻まれたことで苻殷たちの歴史が生まれた。
- 天書(てんしょ)
- 苻殷が偶然入手した竹簡、中に「軒轅剣」と「雲」が収納された(揃えて原作主人公三人の武器)。
- 現在はただの四次元ポケットとして使われているけど、実際中には「天書世界」という世界がある。
- 機関術(きかんじゅつ)
- 鬼谷子、公輸盤、墨子共に発明した技術、作られたものは「機関獣」という。即ち古代ロボット。
- 木甲術(きこうじゅつ)
- 偃師が発明した技術、機関術と似て非なる。原作の主人公「車芸」はこの技術のエキスパート。
- 機関術の動力は「生物」、木甲術の動力は「磁力」。木甲術より、機関術が金属を多く使用する。
- 雲狐(くもぎつね)
- 車芸が作った狐型の木甲獣、二つのバージョンがある。
- 1話と6話のフラッシュバックに出たのは原作バージョン、雲が変身したのはおそらく新バージョン。
- 法術(ほうじゅつ)
- 魔法みたいのもの。金、木、水、火、土、光、雷などの属性がある。
- 黒火(くろび)
- 原作シリーズの「軒轅剣肆」にて登場した、無限のエネルギーを持つ謎の物質。
- その正体は地獄空間を物質化したもの、地獄と人間界の間の通路を開けることができる。
放送
2018年10月1日からテレビ東京にて毎週月曜深夜2時5分~放送開始(初回は深夜2時20分~)。
配信サイト
中国語圏の動画サイトにても配信されている。
2019年1月18日からテレビ東京の公式YouTubeチャンネルにて期間限定で無料配信。
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ「嘆きの華」
- 作詞 - 若里祐穂 / 作曲 - 吉木絵里子 / 編曲 - 華原大輔、吉木絵里子 / 歌 - 水樹奈々
- エンディングテーマ「願いの花」
- 作詞・作曲・編曲 - 山田竜平 / 歌 - 9nine
関連動画
関連チャンネル
関連項目
外部リンク