適材適所とは (テキザイテキショとは) [単語記事]

適材適所とは、その人の能力・性質によくあてはまる地位や任務を与えること。

（三省堂・新明解四字熟語辞典より）

概要

読んで字の如く、ある人のスキルが最も生きる場所にその人が配置されていることを意味する。

本領発揮するのにも必要となり、条件や環境によって100%以上の実力を発揮できることもある。
様々な知識や経験・資格、仕事（転職）や趣味、理解ある上司を探してみるのも手である。

ニコニコ動画の場合、あるジャンルやカテゴリで定評のある人が（視聴者にとって）ふさわしい動画を作るとこのタグが付けられることが多い。「その発想はあった」「お前で安心した」に近い使い方がなされている。

この性質上、タグが付く動画はクロス要素が多い「歌ってみた」「MikuMikuDance」「MAD」動画が多い。

対義的なものは人材や機材・資源の無駄遣いになりやすい。指揮官や上司には対象の能力・特性・状態・環境・相手（敵情）を把握した人事や配置、それに応じた裁量権を与えるといったセンスも問われる。非効率で利益になるどころか余計な出費や損害が増えれば本末転倒である。

「こいつはムカつくから、活躍できないように畑違いの部隊に配置したろ」なんて日本軍の例もある。

適材適所で本領発揮でき、やりがいや適切な利益があって働けるものは天職とも呼ばれるが、それに就いている人は少ないのが実情である。違和感や理不尽、ストレスの蓄積、報酬が不十分であれば相手の言い分を鵜呑みにせず疑う、労働基準法に違反していないか検索してみるのも良いだろう。