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Copper)とは、最も古くから使われている金属である。

概要

「あかがね」とも読まれる金属で、現代ではあまり実感されないが、古くは金銀に次ぐ価値のある金属であった。昔から貨幣として銅銭が使われていたのはこのためである。

現代では一般的な金属として様々な用途に用いられている。特に銅には「熱伝導効率が高い」「電気伝導率が高い」という性質があり、電線や調理器具などとして使われている。日常的にはパッとでは見わからないものが、手近にある何らかのケーブルのビニールを剥けば、色の銅の光沢が見えることだろう。

銅は古くから合金としても使われてきた。10円玉にも使われる銅(との合金)や、金色の光沢錆びにくい真鍮亜鉛との合金)、100円玉にも使われる銅(ニッケルとの合金)などが日常的によくにする銅の合金だろう。よく勘違いされるが、銅の本来の色は元の銅に近い色で、く見えるのは銅の錆び)である。

しばしば性があると思われがちである。確かに過剰摂取すれば中は引き起こす可性はあるが、かの足尾銅山事件のような大量垂れ流しでもなければ即座に体にが出るものではない。よく銅の錆()がだと言われているが、実際は大した性はないという。一方で銅の化合物には性があり、殺菌剤などとしても利用されている。

銅はヘモグロビン合成に関与しているため、欠乏すると欠乏性貧血を起こす。また体内においてシトクロムオキシダーゼ、アスコルビン化酵素など種々の酵素の補因子となる。

その他の意味

漢字として

Unicode
U+91E3
JIS X 0213
1-36-64
部首
金部
画数
11画
意味
金属の銅、銅製のもの、という意味がある。古くは金といえば銅のことを差した。〔説文解字〕に「金なり」とある。
字形
符は
音訓
音読みはドウ、訓読みは、あかがね。
規格・区分
常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一準。
語彙
銅印・銅貨・銅器・銅・銅鼓・銅山・銅線・銅銭・銅像・銅鐸・銅鋳・銅版・銅盤・銅鑼・銅

異体字

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最終更新:2025/03/23(日) 20:00

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