青くて痛くて脆い(あおくていたくてもろい)とは、住野よるの青春小説である。
住野よるの5作目の小説であり、作者曰く「『膵臓』で感動してくれた全ての人たちの心を、 この本で塗り替えたい」と思って執筆した。実際、前半は『君の膵臓をたべたい』のデジャブとか思わせるような設定ではあるが、後半から物語は一気に違った様相を見せ、かなり心をえぐられること間違いなしの内容になっている。また、住野の作品では初めて大学生が主人公である。
本作は『文芸カドカワ』(KADOKAWA)2017年4月号から2018年1月号に連載。2018年3月にKADOKAWAより書籍化され、hontoが集計した「2018年二十歳(ハタチ)が一番読んだ小説ランキング」で1位を獲得した。2019年7月よりオーディオブックでの配信開始、また2020年6月には文庫版も発売されている。
劇場版は2020年8月に公開予定で、主演は吉沢亮と杉咲花。主題歌は作者希望によりBLUE ENCOUNT『ユメミグサ』が起用された。
大学1年生になって2週目の月曜日、楓は秋好と出会う。秋好は講義中に青臭い理想を語り周囲から浮いていたが、学食などで何度か話をするうちに楓は秋好を受け入れる。彼女は自分が所属したいサークルをなかなか見つけられずにいたが、楓が不用意に「どうしてもやりたかったら自分で作ったらいいかもね」と言ってしまったことをきっかけに、2人は秘密結社のようなサークル"モアイ"を結成(名前の由来は楓がたまたまモアイのイラストが入ったTシャツを着ていたから)。「なりたい自分になる」という理想を掲げて設立されたモアイは、細々ながらボランティアへの参加や資料館見学などの活動を展開。徐々に学内から注目を集める存在になった。
それから3年の月日が経過。楓は4年生になり就職活動で内定を得たが、あのとき将来の夢を語りあった秋好はもういない。楓は方向性の違いからモアイを脱退していたが、その後のモアイは社会人へのコネづくり等を目的とした大規模就活サークルに変貌。意識高い系の学生たちが幅を利かせるあまり、学内ではうざがられる存在になっていた。結果的に秋好の言葉は嘘になったと感じていた楓は、彼女のついた嘘を本当に変えるべく、学内の親友や後輩たちと「モアイ奪還計画」を企てる。
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最終更新:2025/04/05(土) 17:00
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