岐阜県の北部に位置する飛騨地方の中でも北にある、岐阜県最北端の市。
2004年(平成16年)2月1日、平成の大合併により、古川町・神岡町・河合村・宮川村が合併して誕生した。発足した時の人口は3万人ほど。
市の大部分を飛騨山脈や飛騨高地の山々が占めるなど近くを山で囲まれた盆地の中にあり、夏は暑く、冬は寒い。
面積が792.53km²もあるが大半は森林。その割合はなんと93%以上。森林の70%以上は広葉樹。
宮川沿いの盆地と、高原川沿いの河岸段丘に人口が密集し、人々は標高差800mの中で多様な暮らしを営んでいる。
岐阜県の県庁所在地である岐阜市よりも、富山県の県庁所在地である富山市の方が近い。
「飛騨高山」という言葉はお隣の高山市を指し飛騨市は関係ない。その紛らわしさから、外国人観光客が間違って飛騨市を訪れ、苦情を言われることがしばしばあるようだ。
ホウレンソウやトマト、カブなどの野菜の栽培や飛騨牛などの肉用牛の飼育、ヒノキ材の生産などが盛ん。また、家具を始めとする工芸品が全国的に有名。
和ロウソク[1]や山中和紙、木を使った漆器や彫刻などが伝統工芸品となっている。
豪雪地帯のため、町の中心の通りには、地下水をポンプで汲み上げて路面に散水し雪を溶かす消雪パイプが設置されており、道路は変色してしまっている。
神通川の上流域である宮川が流れる。その両脇には桜の木が植えられており、春は花びらが舞い散る絶好のフォトスポットとなる。
中心的な町となっている古川町は高山の奥座敷と呼ばれ、碁盤のような町割りや古い町家、白壁土蔵街、多種多様な鯉が泳ぐ[2]瀬戸川など、情緒豊かな城下町としての趣きを残している。
古来より職人が多く、今でも町のあちこちにある家具や一刀彫、陶芸などのお店から匠の里として栄えた名残が見て取れる。
明治から大正にかけて、製糸業の盛んな長野県の諏訪、岡谷の製糸工場へ働きに出稼ぎに行く若い女工が多かった。当時は野麦峠を歩きで越える必要があり、就業環境も過酷なものだったが、この地方で農家に就き暮らすのはそれ以上に大変だったのだ。
神岡地区には、「ニュートリノ」の研究でノーベル物理学賞をもたらした「スーパーカミオカンデ」をはじめ、宇宙を研究する物理学の分野で世界的に知られる観測施設が集結している。
近年は「ドローンのまち」を売り出すべく、ドローン専用飛行場を開設したり、ドローンに詳しい移住者が地域起こし協力隊に招かれその後ドローンの会社を興すなど、ドローン熱が上がってきている。
「ヒダスケ!」という、地域の人と体験でつながり、「オカエシ」がもらえる、参加型プログラムを開催している。詳しくは公式サイトへ→ヒダスケ!
決して交通の便は良くないが、大ヒットした『君の名は。』の舞台の一つとなった影響で、聖地巡礼のための観光客が増え、少し潤ったらしい。
近隣の真宗寺や円光寺とともに1月9日から16日まで開かれる報恩講は三寺まいりとして有名。
飛騨の若い女工たちの姿を描いた小説『あゝ野麦峠』を記念した文学碑も建てられている。
飛騨市で誕生した、マウンテンバイクと廃線後の鉄路を組み合わせた、新感覚の乗り物・レールマウンテンバイク「ガッタンゴー!!」に乗れる。
のんびりと景色を楽しみながらマウンテンバイクのペダルを漕ぎ、レール上を走行する。
飼育しているジャージー牛の濃厚な牛乳で作ったソフトクリームやヨーグルト、ミルクプリンが人気。
自家製ソーセージ食べ放題の「ソーセージバイキング」を開催しているレストランや、パン・バター・アイスクリーム作りなどの体験教室、 馬、ヤギ、ヒツジ、ウサギもなどの動物とのふれあいも楽しめる。
道の駅神岡内にある科学館で、駐車場は広く、入場は無料。宇宙について楽しく学べる。
飛騨市神岡町の流葉地区にある「飛騨流葉スキー場」を夏使わないのはもったいないということで「ドローン専用飛行場」として利用できるようにしたもの。
移住者が、潰れた「クライミングジムEIGHT−ROCK」をリノベーションして新しく開いたボルダリングジム。
「日本一宇宙に近いボルダリングジム」を名乗り、コースの名が宇宙に関連したものになっている。
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最終更新:2025/03/28(金) 07:00
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