鶴岡市立加茂水族館は、山形県に唯一存在する水族館で、日本海に面した海岸沿いにある。地元の山形県庄内に棲息する淡水魚・海水魚を扱うほか、クラゲを50種類以上展示しており、クラゲの展示種類数が世界一多い水族館としてギネス世界記録にも認定されている[1]。愛称は「クラゲドリーム館」。
加茂水族館は1990年代、入館者数が低迷、年間10万人を切ることもあり、経営は思わしくなかった。「貧乏水族館」と揶揄される閉館ぎりぎりの水族館を救ったのは、1匹のクラゲの赤ちゃんであった。1997年に水槽の中で偶然生まれたクラゲの赤ちゃんを見て、来館者が喜んでくれたことをきっかけに、本格的にクラゲの展示を始めた。市営となってからも着実にクラゲの種類を増やし、2005年にはクラゲの展示種類数が世界一となった。2008年に下村脩氏がノーベル化学賞を受賞した際、その受賞理由の緑色蛍光タンパク質をもつ「オワンクラゲ」を飼育している水族館として注目を集め、来館者数が倍増した。2012年にはギネス世界記録に認定され、名実ともに世界一となった。2014年に新館が完成、リニューアルオープンすると、年間入館者数70万人を超える賑わいを見せた。同年、加茂水族館を舞台にした映画『くらげとあの娘』が公開された。
「クラネタリウム」ではクラゲたちの神秘的な姿を見ることができる。「クラゲ解説コーナー」「ミズクラゲ栽培センター」など、クラゲを見て学べる施設も充実している。「クラゲドリームシアター」では幻想的にライトアップされたクラゲに心癒されることだろう。また、館内にあるレストランでは、「クラゲアイス」「クラゲラーメン」「クラゲ定食」など、クラゲを使ったヘルシーな料理が提供されている。
大人1,000円、小中学生500円、幼児無料。団体や学校行事での来館の場合、割引される。
JR鶴岡駅から加茂水族館までバスで約40分。山形自動車道(山形道)鶴岡ICから車で約15分。日本海東北自動車道(日東道)鶴岡西ICから車で約25分。庄内空港からは鶴岡駅方面と酒田駅方面にバスが発着している。
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最終更新:2025/03/30(日) 14:00
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