黒木特佐とは、防衛庁特殊戦略作戦室室長、黒木翔三等特佐の事である。
映画『ゴジラVSビオランテ』及び『ゴジラVSデストロイア』の登場人物。
VSビオランテでは高嶋政伸、VSデストロイアでは高嶋政宏が演じている。
また、坂井孝行による別冊コロコロコミックのコミカライズ版では、VSシリーズ全作に登場している。
防衛庁のヤングエリート集団、特殊戦略作戦室の室長であり、自らも防衛大学を主席で卒業した経歴を持つ。
劇中では優れた指揮能力、判断力を発揮し、二度の対ゴジラ戦において多大な戦果を挙げている。
陸上自衛隊の超兵器スーパーX2及びスーパーX3の運用指揮を行ったことでも有名。
スーパーX2の操縦を担当した河井弘美、射撃管制を担当した雨沢修も特殊戦略作戦室の室員である。
国土庁特殊災害研究会議に出向中の権藤吾郎一佐が提案した三原山火口調査を許可するシーンで初登場。
超能力者、三枝未希の透視によってゴジラの活動が確認、第一種警戒態勢発令が発令された後は権藤と共に行動を開始。ゴジラに有効な生物兵器、抗核エネルギーバクテリア(ANEB)の開発関係者に接触し、研究開発促進を依頼。第二種警戒態勢発令時には陸上自衛隊の対ゴジラ護衛艦スーパーX2のドッグを視察し、その性能を確認している。
そして、第三種警戒態勢発令に伴い、スーパーX2並びにゴジラ攻撃の指揮権を得る。防衛庁オペレーションセンターにて指揮を開始した黒木は、浦賀水道に出現したゴジラをスーパーX2で迎撃し、東京上陸の阻止に成功。一方でマスメディアに対しては「ゴジラは三浦、館山間の海上で釘付けになっている」と欺瞞情報を発表し、ANEBを奪取したサラジア共和国工作員SSS9の国外脱出を妨害した。(この行動に対し、山地統幕議長は「それは情報操作ではないのか」と苦言を呈している)
しかし、ゴジラ迎撃を続けていたスーパーX2が長時間に及ぶ防衛戦でファイヤーミラーを損傷、さらに熱線と尻尾による打撃で撤退を強いられ、ゴジラの小田原上陸を許してしまう。芦ノ湖におけるゴジラとビオランテ花獣形態の対決を見守る黒木は、山地の「一体どうなるんだ?」という呟きに対し、「勝った方が我々の敵になるだけです」と返答した。
(なお、本作のキャッチコピーは「勝ったほうが人類最大の敵になる」)
ビオランテに勝利後、駿河湾で行方不明となったゴジラを追跡すべく、黒木は再び三枝の協力を得る。遠州灘でゴジラを捕捉した黒木は「度重なる戦闘で疲弊したゴジラは、原発密集地帯の若狭を目指して最短ルートで移動する」と推測。三河湾周辺に自衛隊の戦力を結集し、陸・海・空からの総攻撃を仕掛ける作戦を立案する。
だが、予想に反してゴジラは三河湾を避け、紀伊水道に出現。志村幕僚長は三河湾周辺に展開していた陸上部隊を大阪へと移動させて迎撃する事を提案するが、黒木は到着が間に合わないと判断(山地も「そんな事は分かっているよ!しかし、行くしか無いだろう」と発言している)、陸上部隊を若狭に移動させ、マッハ1の巡航速度を誇るスーパーX2のみを大阪に向かわせる事を決断する。大阪を見捨てるこの決断には山地からの反対意見もあったが、黒木は「私の仕事は敵に勝つか、負けるかです」と発言。(この発言には周囲のオペレーターも驚愕していた)あくまでゴジラ殲滅を最優先としながらも、山地らに対して住民の避難指示を依頼し、時間稼ぎを行う事を約束した。
また、関西国際空港建設基地において超能力によるゴジラとの交信を試みた三枝の行動に対しては、先の成果を踏まえてか、「彼女も我々のチームの戦力です。少しでもゴジラの大阪上陸を引き伸ばせるかもしれません」と、一定の評価を与えている。しかし、彼女の超能力もゴジラを食い止める事は出来ず、護衛艦による攻撃もゴジラが市街地に接近しすぎた為に不可能となり、大阪への上陸阻止は失敗、第四種警戒態勢が発令する。
数時間後、大阪市内を蹂躙するゴジラに対し、スーパーX2と権藤一佐率いる歩兵部隊が大阪ビジネスパークにて迎撃を開始する。先の戦闘でファイヤーミラーを損傷、使用不可能となったスーパーX2は、ゴジラに対して「ありったけのミサイルとバルカン砲」にて攻撃、熱線発射を阻止しつつ高層ビル群へと誘い込む陽動作戦を展開した。途中で弾切れに陥るが、黒木はリスクを承知の上でファイヤーミラーの展開を指示し、陽動を続行させる。損傷したファイヤーミラーに熱線を受けたスーパーX2は爆発炎上するが、その隙に歩兵部隊がANEB弾をゴジラの体内に撃ちこむ事に成功した。
なお、その際にTWIN21:OBPパナソニックタワーにて攻撃を行っていた権藤一佐は、ゴジラの接近にも動じずに攻撃を続行。口腔内にANEB弾を撃ちこむ事に成功するもOBPパナソニックタワーの崩壊に巻き込まれて殉職する。彼はゴジラ相手に「薬は注射より、飲むのに限るぜ。ゴジラさん」と言い放ち、最期の瞬間までゴジラへの闘志を捨てなかった。大阪を見捨て、スーパーX2すら捨て駒にした黒木も、権藤の死には動揺を隠せなかった。
だが、ANEBを撃ち込まれたにも関わらず、ゴジラの活動は衰えていなかった。ANEB開発者の桐島研究員及び白神博士から「ゴジラの体温が極端に低い為、ANEBの発育が阻害されているのではないか」という意見を聞いた黒木は、若狭に開発中の人工雷発生装置M6000TCシステムを投入し、ゴジラの体温を上昇させるサンダービーム作戦を決行する。
若狭へ到着したゴジラに対し、仮設G作戦本部に移った黒木の指揮でTCシステム、92式メーサータンク、92式ペトリオット<改>対Gシステム特車、90式戦車隊、AH-1ヘリ部隊など、ありとあらゆる戦力による攻撃が行われるが、ANEBは効果を発揮せず、ゴジラは高浜原発への侵攻を停止しない。ゴジラの圧倒的な生命力と戦闘能力の前に、遂に黒木も万策尽きるが、ゴジラは突如出現したビオランテ植獣形態と交戦。その最中にANEBが活性化した為、若狭湾へと姿を消した。
直後、サラジア共和国の指示を受けたSSS9が白神博士を射殺して逃亡しようとした。彼を追った桐島は銃を向けられて窮地に陥るが、黒木はSSS9が電位差発生装置の上に立った瞬間に人工雷を発動、SSS9を消滅させて桐島の命を救った。
戦いを終え、海の彼方に去っていくゴジラを眺める黒木に対し、山地は無言で帽子を差し出す。それを受け取るシーンが、本作における黒木の最後の登場シーンとなっている。
なお、この戦いの後、長き眠りについたゴジラは23世紀においても復活していない事が確認されている。
(しかし、未来人の陰謀によってこのゴジラの存在は消滅、ベーリング海から新たなゴジラが出現してしまった。)
1994年以降、対ゴジラ戦の管轄は国連G対策センターの実戦部隊Gフォースへと移行していた。しかし、1996年に発生したバース島消滅事件によって体内炉心が暴走、核爆発寸前のゴジラに対し、Gフォースは攻撃を封じられてしまう。
そこで日本国は陸上自衛隊に出動命令を発令、原発災害や核攻撃対策に開発されていた多目的大型戦闘機スーパーX3の出撃を決定する。その報を知らされた元自衛官にして現Gフォース司令官、麻生孝昭大佐は、G対策センター長官、国友満にX3の性能を解説。国友の「誰が出撃を?」という質問に対しては「特殊戦略作戦室のあいつしかいないでしょう」と断言する。
麻生の言葉通り、黒木はスーパーX3に指揮官として搭乗、伊方原子力発電所に肉薄したゴジラへの攻撃を開始する。X3は冷凍弾を周囲に発射してゴジラの動きを止めた後、咆哮したゴジラの口腔内にカドミウム弾を撃ち込み、体内炉心の核反応を制御した。(一連の作戦行動を見ていたGサミットの山根健吉は「完璧な攻撃計画だ」と感嘆している)トドメに超低温レーザーを撃ち込まれたゴジラは完全に凍結、海中に没する。(この戦果には黒木も満面の笑みを浮かべてサムズアップを行った)
しかし、想像以上の高熱化を遂げていたゴジラは約六時間後に復活が予想された。実際、ゴジラは活動を再開したものの、核反応が制御された為に伊方原発への攻撃は行わず、アドノア島への北上を再開した。
その後もゴジラの体温上昇は停止せず、メルトダウンの危機を察知した物理学者、伊集院研作の指示によってスーパーX3の再出撃が決定。格納庫でX3の全冷凍兵器積載完了報告を受けた黒木は、「これで来年度の予算はゼロだな。来年度があればだが」と呟いている。
再度出撃したX3はゴジラとデストロイアの交戦地帯から少し離れた地点で待機していたが、ゴジラの体温上昇に伴って垂直離陸し、ゴジラ最期の死闘を見届ける。そして、ゴジラの赤色熱線で負傷し、空中へと逃亡を図ったデストロイアに超低温レーザーを照射して撃墜している。(VSシリーズでは、人類が怪獣を滅ぼした唯一のシーンである)
直後、ゴジラはメルトダウンを開始する。X3は待機していた96式冷凍メーサー戦車、92式メーサー戦車改、ミサイル砲車などと共にゴジラを冷却し、メルトダウンによるチャイナシンドロームの阻止には成功する。しかし、周辺地域にはX3に搭載された放射能測定器のメーターが振り切れるほどの「物凄い放射能」がばら撒かれ、東京は死の町と化してしまった。
しかし、突如として放射能測定器の数値は急激な低下を見せる。黒木や三枝、Gフォースの一同は霧の中に巨大な影を見るが、その正体についてはここで語るまでも無いだろう。
別冊コロコロコミックに連載されたコミカライズ版ではVSシリーズ全作に登場する。
この事から作者の坂井孝行は『平成ゴジラパーフェクション』、『オール東宝怪獣大図鑑』などの関連書籍で、
「並々ならぬ愛着」「黒木特佐原理主義者」と評されている。
ただし、黒木の代わりに三枝未希や麻生孝昭など本来の主要登場人物が登場しないことも多い。
1989年におけるゴジラ迎撃の実績を評価され、キングギドラ迎撃作戦の指揮を執る。
しかし、通常兵器や92式メーサータンクではキングギドラにダメージを与えることは出来なかった。
小美人を追い求めて都市を蹂躙するモスラ幼虫をM6000TCシステムで迎撃した。
一度は人工落雷で焼き殺す事に成功するが、後にモスラは蘇生、成虫に羽化してしまった。
なお、劇中には『実録 黒木特佐1993』なる映画の看板が登場するが、その詳細は不明。
ラドン(実際にはベビーゴジラ)の卵を利用したゴジラ誘導作戦の指揮を執るべく、Gフォースに出向。
卵の強奪を企んだ五条茜の危険性を察して、自らの親衛隊に拘束させる洞察力を見せた。
自衛隊の全ゴジラデータを持ってしても解明出来なかった『ゴジラ第二の脳』の存在にも薄々感づいていた模様。
ゴジラ保護の方針が決まった後は、暴走するメカゴジラからベビーゴジラを護るよう命令した。
引き続きGフォース指揮官として登場。対スペースゴジラ作戦の指揮を執るが、
スペースゴジラが映画以上の超常的能力を持つうえ、MOGERAが結城晃に強奪されてしまった為、
かつて「勝った方が我々の敵になるだけ」と断言した黒木ですら、ゴジラの勝利を願うことしか出来なかった。
なお、本作の主人公は権藤一佐の仇討ちに燃える結城晃であり、(映画本編主人公の新城は登場しない)
死を覚悟してゴジラに立ち向かった権藤一佐の背中がストーリーの主軸になっているほか、
黒木がCNNテレビのキャスター、スーザン・ハーンの取材に応じるなど、VSビオランテのオマージュ描写が多い。
本作ではGフォース指揮官、そして主人公として登場する(映画本編の登場人物は黒木しか登場しない)。
メルトダウン寸前のゴジラに対抗すべく、オキシジェンデストロイヤーを解析して再現しようとしていたが、
解析中に発生した事故で新怪獣デストロイアが発生、Gフォースが壊滅してしまった為、
生き残った黒木と、部下の鈴木(恐らく河井弘美と同一人物)、青木一馬は、自衛隊へと復帰を願い出る。
復帰の条件として東京に接近するゴジラジュニアの撃退という無理難題を命じられるが、
人工的にデストロイアを誕生させ、ジュニアと共倒れにさせるという前代未聞の作戦で達成した。
スーパーX3に自らは搭乗せず、代わりにMOGERA強奪の罪で投獄されていた結城をパイロットとして採用。
暴走するゴジラに対してはPE(ペルチェエフェクト)6000サンダーコントロールシステムを使用し、
雷のエネルギーを利用した冷却作戦を展開、メルトダウンを阻止することに成功している。
本作では鈴木との相思相愛の恋愛関係が描写された。
また、黒木の台詞には前作以上に、ゴジラVSビオランテへのオマージュが含まれている。
実は坂井ゴジラ完結編にはもうひとつのストーリーが存在している。
それがこの別冊コロコロコミックSpecialに掲載された初出版となる別コロバージョン。
話の大筋は上記の単行本と同じであるが、自衛隊復帰条件が『デストロイアの殲滅』で
ゴジラジュニアの登場が欠片も無く、この時の作戦はデストロイアを2体誕生させ同士討ちすることで
デストロイアを倒す、という方法が採られている。(この際の描写は飛翔体vs集合体で、粉々になった飛翔体が頭だけで光線を出すという描写もあった)
しかし、最大の違いは後半部分、特にゴジラの最期で、結城がスーパーXIIIのパイロットとなる点は同じだが、その後は復活したデストロイアに気を取られている隙にゴジラの解析装置をセット。ゴジラ体内の様子が『核を喰うバクテリアが突然変異を起こし、プルトニウム239だけを濃縮しまくって、じきに核爆発を起こしてしまう』『しかし、バクテリアが濃縮した核物質が臨界量に達したとたんに爆発するゴジラは燃え残りの放射性物質が無い被害数百メートルほどのクリーンな核爆発で済む』という結構なトンデモ理論で語られる。
だが、スーパーXIIIはゴジラへの解析装置設置任務で起動不能になり、PE(ペルチェエフェクト)7000サンダーコントロールシステム(何故か雑誌版は1000多い。バージョンアップ版であろうか?)で金属柱をゴジラに射ち込んで串刺しにした後に冷却、デストロイア完全体にゴジラ自身が止めを刺した後に断末魔の咆哮をあげた後にそのまま弁慶の立ち往生のごとく直立不動のまま動かなくなる。
そして、黒木はこう言う。「人類の生んだ最大の被害者、そして最強の敵ゴジラは・・・死にました。」
黒木は串刺しのまま永遠に動かなくなったゴジラの前で敬礼をして物語りは完結する。
つまり、ゴジラは映画とも単行本とも異なり、『メルトダウンせずに物語が終了する』という点が最大の違いである。
当然といえば当然ながら、ストーリー違いであるにも関わらず、単行本にはなっておらず、 現在こっちのバージョンを読むことは国立国会図書館にでも依頼しない限り非常に困難である。
なぜこのように結末がわかれてしまったか、というと映画『ゴジラvsデストロイア』は全てのプロモーション戦略を今で言うところのティーザー広告的な徹底的秘密主義で通していたためで、2回の連載時点ではゴジラジュニアどころかデストロイア完全体の技すらまったく明らかにされていない状態だったことに起因する。
このため、デストロイアが発射する「オキシジェン・デストロイヤー・レイ」も映画では口から発せられる光線とされているが、公開前当時の文献ではよく腹の部分から発せられる必殺光線である、と記載されているものが結構あった。実際には幻の腹ビーム構想はあったらしく、DVDの特典映像でそのシーンが見られる(光線が合成されていないので、実際の構想はちょっとわかりづらい)。
作者の坂井によれば、こちらの別コロ版の方を単行本以上に評価する声も高いという。
また、このように2種類の結末が存在する点も後述する特黒版の執筆動機のひとつにもなっている。
漫画版ゴジラVSデストロイアの出来に不満を持っていた坂井孝行が現在執筆中の同人誌。
主役はもちろん黒木翔特佐であり、別冊コロコロコミック版と設定を共有しているが、
VSデストロイアの段階で特殊戦略作戦室が存在しているなど、異なる点も多い。
第一章ではVSモスラにおけるモスラ幼虫迎撃作戦の裏話が描かれた。
行動パターンの読めないモスラ幼虫をM6000TCシステムで攻撃する為、黒木は三枝未希に協力を依頼。
彼女のテレパシーによってモスラをTCフィールドに誘い込み、人工落雷によって撃破する事に成功する。
しかし、モスラからの強烈なテレパシーを受けた三枝は昏睡状態へと陥ってしまった。
第二章では大河内財団の女性科学者、伊集院博士の内部告発で怪獣デストロイアの出現を察知する。
しかし、同時に伊集院博士の正体が未来人エミー・カノーである事を看破、
彼女の再来と、全身を紅く発光させながら暴走するゴジラの異常に関係がある事を悟る。
本作ではコミカライズ版では初めて三枝未希が登場する他、山根健吉が特殊戦略作戦室構成員として登場。
また、VSキングギドラの主人公、寺沢健一郎が黒木の評伝執筆の為、密着取材を行っている。また、例の如くゴジラVSビオランテへのオマージュ台詞も大量に含まれている。
現在は第三章までが公開されているが、黒木が本格的に活躍を始める第四章以降は作者の都合等もあり、別視点(マルチアングル)&ダイジェスト形式で公開される形となった。しかし、完結させた暁には第一章~第三章とまとめて同人誌化する予定はあるとの事なので、引き続き完成を待ちたい。
もし、2014年版のレジェンダリーゴジラを坂井が描いたら黒木は出るのか?(レジェンダリー版にDr.Serizawaという人物がいるので、アメリカ人設定なのか?という意味もあって)というファンからのTwitter上での質問に答えた際のもの。VSシリーズから時系列が続いている、という前提である。以下その内容。
「日本の自衛隊からゴジラ攻撃の指揮をとるように言われて参りました」と英語で登場。
アメリカ軍製の破壊力抜群の超兵器がことごとく効果を上げず、ゴジラに敗北寸前となる中、黒木が数本の電話をかけ手配させた独自作戦が見事に成功し、ゴジラの足止めに成功。
やがて黒木は現地で『魔術師』とまで呼ばれる活躍をみせ、「ミスター、いやマスタークロキ」と称されるほどとなる。
そして、さらに大量投入される巨大なる米軍兵力、果たして物量に追い詰められたゴジラは敗北するのか? 紅蓮の炎に焼かれるゴジラの運命や如何に?
というのが、大筋である。末尾に(笑)とあるので、冗談の域を出ないものの、自ら原理主義者と語る黒木の活躍が嫌というほど見られるのは間違いなさそうである。なお、同じ時期に再上映された第一作『ゴジラ(1954年)』にも若干触れており、脳内設定ではあるがグランパ黒木が54年ゴジラにおける首都防衛戦の指揮を執ったのかもしれないといった構想もあるらしい。
当初は単なるtwitter上での与太話だったのだが、映画公開後に同人誌『ゴジマガ』において一部が漫画化された。
前述の構想とは異なり、ゴジラVSビオランテの前日譚という設定になっているが、作者によれば「レジェンダリー版ゴジラは三部作構成が決定しているリブート・ゴジラなのだから、続編の内容は当然リブート・ビオランテになるはず。つまり、レジェンダリー版ゴジラは必然的にビオランテビギニングになるのだ」とのこと。ホントかよぉ?
劇中で明らかにされたストーリーは、「国土庁にGルームが創設されるためMUTOに関するレクチャーを受けるべく渡米した黒木と権藤が、米国に上陸したGODZILLAと米軍の戦いに巻き込まれる」というもの。
エリートである黒木と叩き上げの権藤は反撥しあいながらも対GODZILLA戦に挑むが、戦いの中で権藤は放射線障害を負って瀕死の身になってしまう(これが大阪ビジネスパークでの決死の攻撃に繋がる伏線となる)。また、二人が助けた孤児エリカが日本の生命工学博士の下に引き取られ……などといった物語が描かれるらしい。
黒木「関連動画の掲載はストップしてください。ニコニコ動画には関連動画は無いと大百科には記載してください」
黒木「……」
掲示板
29 ななしのよっしん
2017/10/25(水) 15:05:14 ID: 0MxJpP8EtA
30 ななしのよっしん
2017/11/04(土) 03:13:56 ID: VkP7D0DmH2
>>25
VSメカゴジラに登場した“Gフォース”のパイロットか… 雰囲気が全然違うから(ロボットアニメっぽいお兄ちゃんと自衛官っぽい青年)俺はちゃんと別人に見える。
黒木特佐(VSデストロイア)はパイロットではなく、戦車の戦車長のような指揮官だな。 無人攻撃機の先駆け?X2のオペレーター・鈴木京香さんと豊原巧補さんのこともお二人とも活躍されてるから忘れないで欲しいな。
高嶋兄・弟が最近テレビによく出てるから面白いなーと。 黒木特佐「チャーハンつくるよー」
自衛隊のえらい人なのは分かるがなんで特佐なんて架空の階級なのかと言うと、独走したり幕僚長に抗弁したりするシーンがあるので、協力先の陸上自衛隊のひとたちが青くなったからフィクションらしくした…ということらしい。(川北特技監督の本から)
31 ななしのよっしん
2023/11/14(火) 12:15:32 ID: T0Vcb6afZ8
vsビオランテで伊勢湾での勝負をゴジラにかわされて大阪へ向かわれてからの、若狭への「退却戦」は目を見張った。
あれは「戦略家」の業だったよ。
もっとも、こういう戦略レベルの仕事をさせるには三佐じゃ低すぎるけど、>>30 で挙げられてる独走癖やら何やらを考えるとおっかなくて権限なんか与えられない。
それでvsデストロイアまで干されてたんだろうか。別冊コロコロ版だとバリバリにGフォースの指揮官やってたようだけど。
というか、さらっと「親衛隊」なんてのを抱えてるのがまたヤバい。
それはそれとして、年齢的には84ゴジラ時は防衛大出て間もない新人自衛官だったっぽいな。
あの時の迎撃任務についてる現場部隊のどこかに黒木がいたのかも、
提供: 廉架
提供: 向日葵
提供: nikumisocake
提供: sHiveLia
提供: ゆんなの
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/26(水) 09:00
最終更新:2025/03/26(水) 08:00
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