黒王軍の総帥。
廃棄物(エンズ)やオーク、ゴブリンといった亜人種の化物を統率して、世界廃滅の旅に出る。
本作の敵の親玉。
魔法使いのようなぼろぼろのローブを着て、エミール・ガレやアルフォンス・ミュシャのような、アール・ヌーヴォー風の蜻蛉の彫刻がついた杖を持っている。
フードを深くかぶっているため、顔を視認する事はできない。ただし、手の平の中央には杭状のものが貫通したような傷跡が残っているのが確認できる。
本人曰く「かつて人間を救おうとしたが拒絶された」ので、人間以外の者を救って人間を撲滅しようと決心している。更に技術や思想の革新者による世界の発展、それに伴う戦乱の拡大を知悉しており、それ故に「無知蒙昧であるからこそ続く平和」を作ろうとしている。
後述の台詞も含めて考えると、その正体は非常にヤバい可能性が存在する。
たとえ廃棄物だろうが化物だろうが、味方である以上は後述の能力で治療して労わる「お優しい方」。
化物が人間にとってかわって文明を作れるよう、ラスプーチンに命じて原始農業・共通文字・統一宗教を仕込んでいる。
「生命の増殖」という能力を有しており、怪我人に触れただけで一瞬で快癒させる事が可能。わけ隔てなく傷ついた兵士を癒して回るため、黒王軍に加わる化物達からは絶大な信頼を寄せられている。
また命ある物なら細胞も食料も無限に増やすことができ、一握りの麦粒を地に溢れんばかりに増殖させ、兵站の概念を塗り替えた。
更に、敵に対してこの能力を無制限に使えば体に大量の「腫」を発生させる事もできる。
六大竜の一角である青銅竜は黒王に襲い掛かる間もなくこの能力によって大敗を喫し、拘束された後は黒王軍の為の生ける「銅山」にされてしまった。
しかしこの力は無尽蔵という訳ではないようで、力を使うたびに体から塩のかけらが落ちている描写がある。廃棄物は死ねば塩の柱になる事が判明しており、無関係ではない様子。
島津豊久と土方歳三が戦っている際に島津豊久、織田信長、那須与一を倒さなければならない敵だと痛感し、警戒を強めている。
その一方で単行本の巻末に載っている「あとがきゆかいまんが 黒王様御乱心」では、何かもういろいろとぶっ飛んだこく☆おう様が見られる。ジャンヌいじりは最早宿命。
本誌休載のたびに掲載されるお詫び漫画にも、前作「HELLSING」のバレンタイン兄弟ともども登場しては、まるでお詫びになってないお詫びを繰り返す。
アニメ化に際してもその恐ろしい存在感と、あとがきゆかいまんが映像化による大暴走は留まる事を知らない。
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最終更新:2025/04/25(金) 11:00
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