鼎沙耶(かなえ さや)とは、VOCALOIDを用いた楽曲の制作者の一人である。
現在は活動を停止しており、オリジナル曲は5曲しか投稿されていない。
しかし、どれも非常にキャラの立った作品であり、その才能の多彩さを伺わせる。
その作風は大きく分けて二通り存在する。ひとつは、「mashine muzik」「考えすぎ」「De-evolution」のような、歌詞らしき歌詞がほとんど無いに等しく、VOCALOIDの声をボコーダーで思いっきり加工など、完全にシンセサイザーの音源として扱っているような曲である。その声はかなりの加工を経て、とてもVOCALOIDとは思えない全く別の音色でもって、曲の要所で効果的に用いられている。
もうひとつは、「TAMAKI」「沙今」のような、上記の作品と同じ作者とはとても思えない(褒め言葉)、非常にポップな「歌モノ」である。ここではVOCALOIDは歌手のように、日本語の歌詞に沿って可愛らしく歌っている。
なお、2009年7月3日に、Deino氏による「【初音ミク・3DPV】machine muzik」が投稿され、この作品が急激に再生数・マイリスト数を伸ばしたことで鼎沙耶氏の原曲も注目を浴び、ついに1万再生を突破した。しかし、それとほぼ時を同じくして、突然引退宣言をしてしまった。投稿動画は削除せずに残してくれたものの、今でも(執筆者を含め)復帰を切に願うPの一人である。
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最終更新:2024/12/21(土) 21:00
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