Bビーダマン爆外伝(ぼんばーまんびーだまんばくがいでん)とは、1998年に名古屋テレビが制作しテレビ朝日系列で放送されたテレビアニメである。 全48話。
タカラから発売されていたビーダマンの玩具商品『爆外伝シリーズ』としては第4作目であるが、3作目までは設定と簡単なバックストーリーだけが展開されたのみで、アニメ化されたのは本作が初であるため(厳密には最初期はボンバーマンビーダマン爆外伝Ⅲのアニメ化となっているが)、タイトルが『爆外伝IV』とはなっていない。
要するに『SDガンダム』的なアレである。
また放送の翌年には続編『Bビーダマン爆外伝V(ビクトリー)』も展開し、この作品も本アニメの後番組として放送された(全50話、爆外伝シリーズとしては第5作目)。
本作は、当初同じ名古屋テレビ発でタカラスポンサーの勇者シリーズ8作目『勇者王ガオガイガー』の後番組として放送を開始した。その為ロボットの玩具販促アニメという方向性等を同シリーズから継承しており、変形・合体などのスタンスも引き継がれている作品となった。(ただし勇者シリーズは元々1988年~1998年までの10年間タカラがサンライズと組んでアニメを放送する契約だったが、1993年にサンライズがバンダイ傘下になったため、例外的に『ガオガイガー』までの制作は認めていたものの今作からは制作会社を変更せざるを得ず、アニメの制作は勇者シリーズとは異なりマッドハウスが担当している。)
このような経緯が当初あったものの、テレ朝の番組改編の都合によりまだ1クールにも満たない第8話にもかかわらず、それまでドキュメンタリー番組等の枠だった日曜朝7時に放送時間が変更された。
しかしこの時間帯変更によって、結果的に同枠は2017年までアニメの放送枠として20年近く定着することとなり、更に前年にはスーパー戦隊シリーズも日曜7時半に移動してきた事もあり、いわゆるニチアサキッズタイムを定着させるきっかけになった作品でもある。
主人公たちがロボットを操り、世界征服をたくらむ悪役と戦うという典型的なヒーローアニメ。
しかし、多くのロボットアニメとは異なり、ロボット同士の戦闘にはあまり力を入れておらず、主人公たちがロボに乗らず事件を解決しようとする話も多い。
そのロボット自体がいわゆる「ビーダマン」になっており(作中ではビーダアーマーと呼ばれる)、ビーダマ発射機構や変形・合体を再現した玩具が発売されていた。
ビーダアーマーはSD体型であるものの、デザインは今も通じるレベルで非常にカッコイイ。
その上模型では小さいボンバーマンが球形のコクピット(ビーダカプセル)に搭乗するギミックも再現され、しかもそのボンバーマンも「ビービーダマ」(BB弾)の発射機構を備えている。芸が細かい。
ビーダアーマーが4体合体した「セイントドラゴン」が主人公サイドの最強ロボである。この玩具商品はかつてのタカラの勇者シリーズのグレート合体商品同様、セット販売もされた他、トイザらス限定のクリアバージョンも出回った。
だがテーマソングで高らかに名前を呼ばれてる割に、最終回で一回しか登場しないというスポンサー泣かせのメカであった。 そのほか、OPテーマ『GOGO!爆外伝』がファンに人気である。
声優陣が何気に豪華であり、主演の桑島法子を筆頭に、小桜エツ子、佐久間レイ、関俊彦、神奈延年など当時のアニメに引っ張りだこだった人気声優が多数レギュラー出演している事も特徴。きいろボン役の真殿光昭は同時期のタカラ発のアニメ『小さな巨人ミクロマン』のウォルト役でもひょうきんな役回りを演じていた。
シリーズ化を果たすなど成功を収めた本作だが、実は映像ソフトに関しては『爆外伝V』共々未だにVHSでしか商品化されていないので、DVDやBlu-ray化を望む声が多い。
ボンバーマンのアニメ作品では『爆外伝V』の2年後に放送された『ボンバーマンジェッターズ』に関しては2016年にBlu-rayBOXが発売されており、本作がソフト化されないのは「ボンバーマン」(ハドソン⇒現コナミ)と「ビーダマン」(タカラ⇒現タカラトミー) という二つの版権が絡み、かつ両社が吸収・合併を経ている会社同士である為非常にややこしいことになっているとも言われている。
特に企画を持ち込んだハドソンがコナミに吸収された後、コナミが2017年以降新シリーズを再開させ『ボンバーガール』ではコナミ作品のゲストキャラを登場させるなど、ボンバーマンブランドをハドソン色からコナミ色に塗り替えて久しい現在の動向もある為か本作は微妙な立ち位置であるとも言え、どうしようもないのが現状なのかもしれない。
(アニメではないがハドソン時代の「ボンバーマン」が他社と絡んだ作品は他にもあり、版権の都合で発売出来ないとおぼしき作品はアケアカNEOGEOで配信されていない『ネオ・ボンバーマン』等がある。)
一応ロボットアニメなので現在であればスパロボにも出せそうなのに残念な話である(勇者シリーズも近年参戦を果たしているのでタカラ側の問題は少なくともクリアであるとみられる)。
他にも上記との関連は不明なものの、ビーダマンの販促マンガ『爆球連発!スーパービーダマン』でも、アニメ化の際にボンバーマンビーダマンの存在が抹消されたという非情な現実がある。更にゲームボーイソフトの発売元もメディアファクトリーであり、こちらは現在角川グループである…。
いずれにしても当時の人気や放送時間帯、多めの放送回数等も考えると本作を親しんだ人間は一定数いると思われ、きちんとした再評価やソフト化が待たれる作品である。
ただし放送25周年の節目となる2023年11月に「爆外伝」「爆外伝V」共にDアニメストア、バンダイチャンネル、DMMTV等のサブスク配信サイトにて待望のデジタル配信が決定した。
掲示板
180 ななしのよっしん
2025/02/19(水) 13:16:17 ID: 3YoCdP9v3c
フレアードラゴンが出るとしたらちゃんと背中開いてくれるな?
あの機構にアーマー乗せられてこそだし
音声や発光機能は頭に集中できそうだし大丈夫だ と思うが…
181 ななしのよっしん
2025/03/02(日) 15:33:39 ID: pDobXpac7s
いやあ懐かしすぎる。
182 ななしのよっしん
2025/03/05(水) 08:34:00 ID: 2HnaiFoKwt
一応セイントドラゴンにはできるようにはするけど。まずはセイントブラスターの3体を揃えるが作る側のやりかたっぽい。
てかセイントブロスであの値段なら合体させるときに5万超えそうな気がする。
タカラトミーの合体ロボそのくらいするけどさ
提供: ゲスト
提供: 核砂糖入り紅茶
提供: クロ
提供: Ishiyan
提供: すずくろ
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/20(日) 08:00
最終更新:2025/04/20(日) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。