鳴狐(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士である。
やあやあこれなるは粟田口派、左兵衛尉藤原国吉が打ちたる打刀。号を鳴狐と申します。
その特徴は差表に名が刻まれていることなのですよぅ!(刀帳)
鎌倉時代の刀工、粟田口国吉作の打刀。
お供の狐を連れており、好き以外の感情表現のほとんどを狐が行う。
それを見て周囲が驚くことを密かに喜んでいる。
短刀が多い粟田口にあっては唯一の打刀であるが、刀工が異なる為、藤四郎兄弟の中には入らない。
二次創作においては親戚扱いされる事が多いが、ゲーム内での描写や特殊会話は特になし。
短い銀髪に眠たげな金眼、鼻から下を覆う面頬が特徴的な少年。目の下と(非常に目立たないが)目蓋の両縁には狐面を思わせる隈取が入っている。ちなみに面頬は真剣必殺だろうが内番(ジャージ姿)だろうが、決して取れる事はない。
戦装束は刀派共通の軍服風の洋装だが、露出が極端に少なく、腰回りには毛皮をあしらって違いを出すなど、大人びた印象を与える。
人語を解するお供のキツネを連れている。
お供のキツネの表情は豊かである事が図録より判明しており、時には毛を逆立てて敵を威嚇するなどの表情を見せる。
通常は「人付き合いが苦手」な事を理由とし、お供のキツネが代理として喋るのだが、お供曰く「好き」という感情を表現する時に限ってはボソボソと自分の口で喋るらしい。残念ながら今現在は本体の好意を示す台詞は実装されていないが、いつか面頬に隠された素顔と共に打ち明けてくれる時を、彼を愛する審神者たちは心待ちにするばかりである。
上記の様に大変無口なため、本体が喋る時には「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」とネタにされる。ちなみにお供も鳴狐の中の人が演じており、落差に驚かされる事しばしば。
なお、自分が喋る事で驚く姿を見るのが好きなようなので、彼を愛用する審神者は驚いてあげると懐いてくれるかもしれない。
一部では腹話術説が浮上しているが、上記の通り本人たちの主張と、刀剣破壊の台詞から腹話術ではないことは確定している。また、名に「狐」と入っていれば、縁もゆかりもない相手に共感してしまうようで、小狐丸(刀剣乱舞)との間に回想が発生、非常に微笑ましい内容となっている。
偵察の初期値が打刀で最も高く、統率・衝力・隠蔽が2位。
最低値を記録している能力もないので、育て方によってはスタメンとして活躍してくれるだろう。
他に鳴狐の特徴の一つとしてドロップ範囲がもの凄く広かったというのがある。
鳴狐と同じ鍛刀時間1:30の打刀は1-4から4-4および6-1から7-4でドロップするのだが、鳴狐だけはなんと1-1から7-4まで全てのステージでドロップ報告がある。
しかし、2018年7月3日のメンテナンスで鍛刀及びステージドロップの刀剣男士に大幅な変更が入り、鳴狐は5面以降のボスドロップとなり、鍛刀でも出現率が低くなってしまった。
2017年4月11日、近侍曲が実装。
作曲はアニメ・ゲームの主題歌等の楽曲提供を行ってきた音楽制作ブランド「Elements Garden」の母里治樹氏が担当した。
『グリザイアの果実』『うたの☆プリンスさまっ♪』等に楽曲を提供し、高い評価を受けている。
2017年12月5日、同田貫正国(刀剣乱舞)・大倶利伽羅(刀剣乱舞)と共に「極(刀剣乱舞)」が実装。
レベル70以降、四日間の修行を経ることで極の姿になれる。
極となった打刀男士の特性で、戦闘で両隣どちらかの刀剣男士をかばうことがある。
修行の申し出では本体がしゃ…しゃべ……キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!と審神者は早速驚かされた。
手紙では最初はお供のキツネが勝手に代筆し始め、途中で鳴狐に交代するという愉快な場面も。
キツネは伝説で鳴狐が斬った化け物ではなく、出会ったのは鳴狐が美術品として飾られていた頃らしい。
鳴狐が退屈を持て余していたらキツネが訪れて「再び鳴狐の出番が来る。それに備え、穏やかな心で待っていろ」と言ったそうだ。そして、キツネは約束を守った。歴史を守る戦いが起き、審神者が現れ、刀剣たちに人の姿を与え、戦えるようにしたからだ。
「キツネのおかげで、鳴狐を使ってくれるあるじと出会えた。鳴狐はもう、飾られているだけの刀ではない。だから、あるじのために戦う」と自身は審神者のための刀だと表明する。
修行の内容はまったく書かれていないが、どこに行って何をしてきたのだろうか…?
新たな姿ではなんと獣耳が生えた。…のではなく、顔に装着している防具に獣耳が付いている。これは面頬とは別のパーツのようだ。左右に三本づつ計六本の布が垂らしてあり、三尾になったキツネと合わせて九尾ということだろうか。三尾になっているキツネはいったい何者なのか。さらに狐火も纏っている。
本体が喋る頻度が格段に上がった。キェェェェェェアァァァァァァイッパイシャァベッタァァァァァァァ!!!
審神者の呼び方はひらがなで「あるじ」、一人称は「鳴狐」であることが判明した。かわいい。
キツネいわく「最近あるじどのには心開いております」「鳴狐がここまで心を許す相手は初めてです」だそうで、好き以外の感情表現のほとんどをお供のキツネが行うという設定も顧みると、ここまでの年月を一緒に歩んできた審神者には好意を寄せているようだ。
一騎討ちでは審神者のために勝つと意気込んで劣勢に立ち向かい、誉を取ったときは「あるじ。鳴狐は、がんばったぞ」と褒めてほしそうにアピールしてくる。
真剣必殺では今まで決して外さなかった面頬をついに取り、美しい素顔が見られる。
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
アニメでは20番目に顕現した打刀として登場。
ゲーム本編ではほとんどお供の狐が喋るのだが、こちらの本丸にいる鳴狐に関しては割と本体が喋る機会が多い。
要所要所でオイシイ場面に登場。第5話の男性従業員接客従業店大倶利伽羅おもてなし隊の一員として極上の「おもてなし」を披露したり、第6話のうどんミュージカルに乱入したり、第7話ではちり紙富士の御札を用意して一期一振(刀剣乱舞)の顕現へのアシストを行うなど、番組の名(迷)シーンに貢献している。
中でも第7話Cパートでは秋元家伝来という経歴を活かして(?)まさかのAWT48プロデューサーに就任。彼らの活躍を舞台の外で見守り、その出来に密かにガッツポーズを取った。
お供の狐も狐で大倶利伽羅や視聴者に癒しを与えるあざとい存在としても活躍している。五虎退(刀剣乱舞)の虎くん達と団子になって昼寝をしており、殺人毛玉としての威力を存分に見せつけた。
粟田口とは山城国(現在の京都府)で活動していた刀工集団であり、京都東山・粟田口で仕事をしていた事からこの名で呼ばれた。
父は御番鍛冶(刀剣好きだった後鳥羽上皇が御所内で作刀を命じた刀工)にも任ぜられた則国。鬼丸国綱(天下五剣・国宝)を作刀した国綱は叔父に当たる。
短刀の名手として知られる吉光は子、あるいは弟とされている。
来歴については、播州姫路藩2代藩主・池田利隆の家臣、石黒甚右衛門が所持していたとされる。
その後出羽国藩主・秋元家に伝来し、太平洋戦争直前まで同家が所持していた。
旧国宝指定を受けた後に売立(オークション)に出され、実業家・斉藤茂一郎氏(日本美術刀剣保存会の発起人)が所有する。愛刀家・渡邊三郎氏(童子切安綱・三日月宗近・亀甲貞宗などの所有者として知られる)の手に渡った後、息子の代になって東京国立博物館に寄贈された。
現在も国立東京博物館所蔵となっており、折に触れて公開される事がある。
号の由来については、昭和4(1929)年に東京で開催された「日本名宝展覧会」目録によると
とある。
ちなみにこの時は「粟田口国吉」の名で脇差として秋元子爵家から出展されており、他にも歌仙兼定・へし切長谷部・日本号・御手杵・一期一振が一堂に会している。
実物の鳴狐は一尺七寸八分と時代が違えば脇差と呼ばれていた長さのため、そう分類されるのも間違ってはいない。実際、実装されている中では一部の脇差より短かったりする。
作中で打刀の枠に属するのは、鳴狐が打たれた鎌倉時代には脇差という刀種は存在しなかったためと思われる。
2018年9月29日~11月25日、京都国立博物館で開催される「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」に出展(全期)。ニトロプラスが協力、ゲームとのコラボが発表。
数量限定コラボチケットの販売、京都国立博物館の明治古都館中央ホール(重要文化財)にて等身大パネル・描き下ろしイラストが公開およびグッズ販売された。
掲示板
提供: しつね
提供: saya
提供: moffy
提供: きんた
提供: 核砂糖入り紅茶
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最終更新:2025/03/28(金) 14:00
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