「いまのあんたがいちばんみにくいぜ!」とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲームボーイ用RPG『Sa・Ga2 秘宝伝説』の名台詞である。
秘宝を求める主人公たちがたどり着いた第6世界は、新しき神々のひとりであるビーナスが支配する世界。
醜いものを嫌い美しいものを好む彼女は、外の「汚い世界」から隔離するため大都会を壁で囲み「美しいもの」だけの街にしていた。
一見平和に見える大都会だが、ビーナスが認める美しさは外見上のものだけで、それを損なったとたん大都会から追放するという、ビーナスの傲慢が渦巻く独裁社会であった。
大都会に住むアントニーとオリビアは幼馴染で互いに想い合っていたが、アントニーは熱病で脚が不自由になってしまい大都会を追放されていた。お互いを気にしつつもビーナスを恐れる2人。
ところがビーナスの命令でオリビアは別の相手と結婚させられることになった。それを知ったアントニーは不自由な足を引きずり、たった一つの秘宝とナイフを手に、式場へ乗り込み果敢にビーナスに立ち向かったが、全く相手にならなかった。
オリビアはアントニーを守るためビーナスに必死に許しを請うが、ビーナスは取り合わない。そしてオリビアは、本当に大切なものに気がつく。
なお「いまのあんたが~」と、その直前の「そこまでだ! ビーナスさんよ~」の両台詞は主人公のものと誤解されがちだが、実際はゲーム最序盤、初めに4人パーティーを作る場面で3番目(最後)に選んだ仲間の台詞である。それが並び替えでどの隊列に置こうが一切関係なく、単体ではビーナスに到底勝てないであろう低レベルの仲間モンスターであっても啖呵を切る。
オリビア「いま はっきりわかりました。
わたしアントニーを あいしています。
もうなにもこわくありません!
ここをでて かべのそとへいきます」
ビーナス「そんなことは ゆるしません」
オリビア「それでは こうすれば」
オリビアは アントニーのナイフで
じぶんのひたいに きずをつけた
オリビア「さあ これでわたしは
ここには いられません
かべのそとへ ついほうしてください」
ビーナス「なんということを!!
うつくしさを はかいするとは
わたしにたいする うらぎりです!
ゆるせません!!」
主人公仲間3「そこまでだ!
ビーナスさんよ やりすぎだぜ」
ビーナス「おまえたちまで
わたしに さからうのか!」
主人公仲間3「いまのあんたが
いちばん みにくいぜ! 」
リメイク作品の『サガ2 秘宝伝説GODDESS OF DESTINY』において、記事となっている台詞はオリジナル版と同様3番目に選んだ仲間のものであり、その性別・種族でわずかに変化する。
以下、該当部分が女性の場合の掛け合い。
オリビア「……いやです!今はっきりわかりました。
わたし、アントニーを愛しています。もう何もこわくありません!!
ここを出て壁の外へ行きます。」ビーナス「そんなことはゆるしません!」
オリビア「それでは、こうすれば!」
一同「!!!」
(額に傷をつけたオリビアの姿)
オリビア「さあ、これでわたしはここにはいられません。
壁の外へ追放してください!」ビーナス「なんということを!
美を破壊するとはわたしに対する裏切りです!
ゆるせません!!」仲間3「そこまでよ!!ビーナス、やりすぎよ。」
ビーナス「お前たちまで私にさからうのか!」
仲間3「今のあなたが一番みにくいわ!」
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 12:00
最終更新:2025/12/06(土) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。