しんかのきせき

しんかのきせきとは、ポケモンのどうぐの一つである。

初出は『ポケットモンスターブラック・ホワイト』（第五世代）

ポケモン対戦では「きせき」「輝石」という略称で呼ばれる。

概要

進化前のポケモンに持たせると「ぼうぎょ」と「とくぼう」の実数値が1.5倍になるという効果を持つ。カモネギやフィオネのような進化後のないポケモンには効果が無い。

おそらく進化前ポケモンが好きな人のため出したのだろうが、HPは変わらないため元から能力の低いポケモンはそれほど硬くならず一部のポケモンが暴走する結果になった。しかし、進化後を素直に使ったほうがいいと言われても、進化前ポケモンが好きならば、そのポケモンを使うのはその人の自由である（例えば、きせきチャオブーよりはエンブオーのほうがオススメだが、チャオブーが好きならきせきを持たせて戦うのもアリである）ので、進化前ポケモンが好きな人からは感謝される一方、進化後のないポケモンの進化の可能性が絶たれたのではないか？という意見もある。

この道具を使用する場合、進化前よりも硬くするために努力値をHPとぼうぎょ、とくぼうに割くことになる。

デメリット・弱点

• 他のアイテムが持てない
  自動的に持ち物はしんかのきせきに固定される。しんかのきせきを持たせた場合他のアイテムを持った戦法をとることが出来ず、型もバレやすい。
• 持ち物をなくすと効果が得られなくなる
  「トリック」「すりかえ」「どろぼう」などの技でしんかのきせきを没収されたり、「はたきおとす」などを使われしんかのきせきをなくしてしまうと、途端に弱体化する。

おもな恩恵を受けたポケモン

• ポリゴン2
  元から進化前より硬かったため、しんかのきせきを持つことで非常に倒しづらいポケモンになった。「じこさいせい」まで覚える。
• ラッキー
  おなじみピンクの悪魔。おそらくしんかのきせきの恩恵を一番うけているだろう。ハピナスよりしんかのきせき持ちははるかに固い。
• サマヨール
  元々耐久寄りの種族値を持っている元最終進化形なので、進化後より固くなる。ジュペッタが泣いているだろう。
• ヤミカラス
  元々紙耐久なのであまり固くはならないが、進化後とは異なる特性「いたずらごころ」を利用して相手のパーティをかき乱すことが出来る。進化後のドンカラスよりも素早さが高い。
• レアコイル
  元最終進化ポケモンということもあり特攻がかなり高く、素早さに至っては進化後のジバコイルよりも高い。
• イノムー
  元最終進化ポケモンということもあり、しんかのきせきを持てば相当固くなる。ドラゴンキラーとして優秀。一撃必殺技の「じわれ」と先制技「こおりのつぶて」を併せ持つ。
• ゴルバット
  元最終進化ポケモンなので元から種族値が高め。
• エレブー
  進化後のエレキブルよりも素早さが高く、特攻に至っては全く同じ。特性も異なる。
• ジヘッド
  特性「はりきり」に賭ける。
• ヤルキモノ
  進化後のケッキングは特性「なまけ」というデメリット特性を持つが、こちらは「やるき」なので進化後とはもはや全く異なるポケモンとして戦うことが出来る。
• ストライク
  進化後のハッサムとタイプが異なる上、素早さはハッサムより高い。進化後と合計種族値が同じということもあり、しんかきせきを持つことで準伝説並みの種族値を持つことになる。
• ハクリュー
  進化後と異なりこおりタイプが4倍弱点ではなく、特性は耐久向け。見た目が好きという意見も。
• イワーク
  進化後のハガネールより素早さが高く、タイプも異なり、その上特性「がんじょう」により一撃死しないため、サポート要員として活躍できる。
• ニョロゾ
  進化後のニョロボン、ニョロトノより素早さが高い。かくとうタイプがないため違う動きが出来る。
• アメタマ
  唯一のみず・むしタイプ。
• ゾロア
  特性イリュージョンを生かして相手を欺ける。エスパーが苦手なポケモンに化けると1ターン有利に動けることも。6350バトルの時、見せ合いの場にいるだけで仕事をする。

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関連項目

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