カードファイト!! ヴァンガードG ストライドトゥビクトリー!!とは (カードファイトヴァンガードジーストライドトゥビクトリーとは) [単語記事]

カードファイト!! ヴァンガードG ストライドトゥビクトリー!!とは、ニンテンドー3DSにてフリューから発売されたゲームソフト。略称は「ストビク」。
発売日は2016年1月14日。

概要

本作は「カードファイト!! ヴァンガードライドトゥビクトリー!!」から続くシリーズであり、「カードファイト!! ヴァンガードロックオンビクトリー!!」の続編。「カードファイト!! ヴァンガードG」としては初のゲーム化である。
製作陣が別のカードゲームのゲームを作成していたからか、「ロックオン～」から２年空いてのリリースとなる。それまでの期間に新たに登場した能力「双闘」と「超越」の双方に対応している。
今回の収録範囲は、ブースターパックG4弾「討神魂撃」とコミックブースター「先導者と根絶者」まで。クランブースター第2弾「連波の指揮官」とブースターパックG5弾「月煌竜牙」以降は未収録。また、それとは別にクランブースター「刀剣乱舞 -ONLINE-」が未収録。ペイルムーン使いと審神者は泣いていい。

予約特典としてカードサイズのクリーナークロスが付属。また、パッケージ購入特典として、超越コストを払う際に１枚でグレード３分になる共通効果を持つ互換カード《スチームブレス・ドラゴン》《月桂の騎士シシルス》《開墾の戦乙女パドミニ》《デスティニー・ディーラー》《ケルピーライダーニッキー》の５枚が付属。Ｒ加工だが、カードテキストとフレイバーテキストの存在しないＳＰ仕様となっている。

信用ならないかもしれないがファミ通新作クロスレビューにてゴールド殿堂入りの栄誉に輝いている。

ゲームモード

ストーリーモード

ヴァンガード編（Ｇ１期）

本作のストーリーは２種類存在し、いずれも完全オリジナル。
ひとつは、１０人いる主人公から１人を選択して、「ヴァンガードG」1期の時間軸でクエストに挑戦しながら全国大会優勝を目指すストーリー。
こちらは進め方によってエンディングが変わるマルチエンディングが告知されている。
最初にG1期版トライアルデッキ5種のうち１つが手に入るため、それを基盤にデッキを構築していくのがいいだろう。
主人公たちは以下の通りとなる。

和泉ケイスケ／ＣＶ：小林裕介
冷静沈着で隙のない少年。
佐倉ユイ／ＣＶ：芹澤優
元気で明るい女の子。
橘アツシ／ＣＶ：檜山修之
猪突猛進な熱血漢。ゲーム前作主人公「橘カズヤ」の弟。檜山氏は本作のＰＶにて案内ボイスを担当している。
日下部アン／ＣＶ：大久保瑠美
大人しい少女だが芯は強い。ゲーム前作主人公「日下部リン」の妹。
日向マサト／ＣＶ：宮野真守（伊吹コウジと兼役）
明るく陽気な少年。
花島キララ／ＣＶ：上田麗奈
ふわっとした雰囲気の少女。
氷堂リュウト／ＣＶ：杉山紀彰
厨二病クールな少年。
水城ユキノ／ＣＶ：佐藤利奈（ラティ・カーティと兼役）
知的でリーダーシップの高い少女。
鳴神アキ／ＣＶ：鈴木裕斗
飄々とした性格の少年。
天音アリス／ＣＶ：水瀬いのり
不思議な雰囲気の少女。ボクっ娘。

また、後述の「ヴァンガード編」を１０人全員クリアした後にプレイすると、誰も想像できないような謎のファイターが君の目の前に現れる・・・！

ヴァンガード編（無印4期レギオンメイト編）

もうひとつは、「レギオンメイト編」エピローグから半年前の時間軸で、キャラクター達の視点に立ってオリジナルストーリーを紐解くストーリー。こちらはアイチや櫂、レンなどの旧作アニメキャラクター達が同時間軸に対応した状態で登場する。
このストーリーの解禁条件は先述の「ヴァンガードG編」をクリアすること。ただしエンディング後に登場するファイターたちを最後まで倒して初めて解禁であるため、エンディングで話が終わってしまうルートでは達成できない。
視点に選べるのは以下の10人。うち、ラスボス勢※がついているものは条件を満たさなければ視点に選ぶことはできない。キャラの詳細は単語記事参照。
各キャラクターの視点で、アイチの住む街で開催される「VGフェスティバル」を巡った物語を追走する形である。

※先導アイチ
大人しいが心優しく、芯の強い少年。宮地学園カードファイト部部長。
原作主人公（レギオンメイト編ラスボス）。本作では無事に日常に帰還した後の物語である。
※櫂トシキ
コミュ障無口で無愛想で冷淡だが、ファイトにかける情熱は人一倍。
レギオンメイト編主人公（リンクジョーカー編ラスボス）。半年後に卒業を控えている。
※雀ヶ森レン
かつての自分を乗り越え、飄々とした中に確かな信念を持ったキャラクターに成長した。
ヴァンガード初代ラスボス。櫂と同じく半年後に卒業する立場。
※蒼龍レオン
忘れ去られた島に住んでいた少年。紆余曲折を経て外の世界に進出している。
アジアサーキット編ラスボス。
葛木カムイ
アイチとチームを組んでいた少年。本作では中学生。
ヴァンガードGでもメインキャラとして続投しており、後述の「ヴァンガードG」の時間軸では主人公と初めて対戦する相手。
戸倉ミサキ
同じくアイチとチームを組んでいた。宮地学園高等部でもヴァンガード部に入部している。
カードキャピタル店員。彼女も卒業を半年後に控えている。
三和タイシ
櫂の幼馴染にして最大の理解者。もう一人幼馴染がいるのだが・・・。
カードキャピタルのアルバイトを始めている。彼も半年後卒業の身。
石田ナオキ
アイチのクラスメイトにしてカードファイト部副部長。
真っ直ぐな熱血漢だが、宮地学園に通っているだけあって頭はいい。
光定ケンジ
海外に留学中の世界クラスのファイター。
普段はちょっと気の弱い好青年だが実は歴史オタク。
オリビエ・ガイヤール
リンクジョーカー編の騒動をアイチが終結させたことでアイチを敬愛している少年。
海外のトップファイターであり、レギオンメイト編においてカトルナイツの代表格として登場した。

通信対戦

本作に於いてもオンラインで全国のファイターと通信対戦することが可能。本作では対戦相手のマナーが表示されるようになった。
普通に3DSを持ち寄ってローカル通信することもでき、その場合デッキ構築制限のなくなる「エクストリームファイト」ルールを使用することもできる。

機能・演出その他

ファイト時のオプション
細かく設定でき、演出・効果・トリガーの確認などをＯＮ・ＯＦＦできるようになっている。
ファイト演出
カードゲーム開始時のボイスが変更可能になった。漫画版要素を取り入れたのか、通常版のスタンドアップボイスに加え「THE」仕様を始めとした特徴的な仕様を選択することが可能になっているTHE族歓喜仕様。たとえば、G1期仕様の綺場シオンに対し、G2期に先駆け「スタンドアップ・THE・ヴァンガード！」と言わせることが可能。
その他、ゲーム内で実際にファイト中一度「ファイナルターン！」を宣言できる。このファイナルターン宣言したターンで勝負を決めた場合、ポイントが追加で支給される。
前作からのカード引継ぎ
ＳＤカードにデータを保存することで、「ロックオン～」で収集していたカードを本作に引き継ぐことができる。