スネークとは (スネークとは) [単語記事]

スネーク（英:snake）とは、蛇の英名である。比喩的にくねくね曲がった物や油断がならない物にも使われる。
こちらも参照→蛇

その他、派生して以下の意味でも使われる。

1981年のアメリカ映画「ニューヨーク1997」の主人公のあだ名、スネーク・プリスケン。
名前の由来は１よりテレビゲーム『メタルギア』に登場するキャラクターのコードネーム。
２から転じて、潜入行動・捜査をする人物にネット上でつけられる名前。あるいはそのような行為そのものを指す。（例:見つからないようにちょっとスネークしてくる。）

本稿では２と３について解説する。

概要（メタルギアシリーズ）

スネークとは、ゲーム『メタルギア』シリーズに登場する人物につけられるコードネームである。スネークのコードネームを持つ人物は以下のとおり。

ソリッド・スネーク
「メタルギア」等の主人公。
「メタルギアソリッド４」では「Solid」からsとiを抜いて「オールド・スネーク」とも呼ばれる。
ネイキッド・スネーク
「メタルギアソリッド3 」等の主人公。
「メタルギア」ではビッグ・ボスの肩書きで登場。若い頃はソリッド・スネークと瓜二つ。
パニッシュド"ヴェノム"スネーク
「メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン」の主人公。
ビッグボスがダイヤモンド・ドッグズを率いる際のコードネーム。
リキッド・スネーク
「メタルギアソリッド」に登場するテロリストのリーダー。顔つきはソリッド・スネークと瓜二つ。
ソリダス・スネーク
「メタルギアソリッド2 」に登場するテロリストのリーダー。年老いたネイキッド・スネークと瓜二つ。
雷電
「メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ」プラント編の主人公であり、敵地潜入前までは「スネーク」というコードネームで呼ばれていた。
潜入後はテロリストと名前が被ることからコードネームを「雷電」に変更された。
ゆえに、通常スネークといえば雷電は扱われない。当然ながら顔つきは他のスネークと全然似てない。
ピポ・スネーク
外伝作品「メサルギアソリッド」に登場する、ソリッド・スネークのデータがインプットされたサル。
外伝キャラなので通常スネークといえばピポ・スネークは扱われない。顔つきはただのサル。
ソリッド・スネイク
コナミ出版から1988年に出版されたゲームブック「メタルギア」の主人公。
秘密情報機関フォックス・ハウンドに所属する戦士と言う点はソリッド・スネークと同じだが、普段は身分を隠して売れないイラストレーターとして過ごしているなど、設定が異なる。
イラストでの顔つきもソリッド･スネークとは全く異なる。関連動画参照

上記のスネークの1と2はメタルギアソリッドシリーズでは容姿や声がほぼ同じであるため、ニコニコではあまり区別されずに扱われている。ほかにリキッド・スネーク、ソリダス・スネークもいるが、単にスネークといった場合、リキッド、ソリダスは含まないことが多い（リキッドやソリダス自身、ソリッド・スネークのことを「スネーク」と呼んでいる）。

ソリッド・スネークとネイキッド・スネークの違いは、
まず、髭がない方がソリッドで、ある方がネイキッド（MGS2の頃はソリッドも髭を生やすが、条件を満たすと剃る。MGS4では口ひげのみ。ネイキッドはあごひげもある）。後、髪の色も若干違う（ソリッドは黒髪で、ネイキッドは茶髪）。
大抵ソリッドはスニーキングスーツ、ネイキッドは迷彩服を着用している。右目に眼帯を付けているのもネイキッド。
細かい事を言えば、吸っているものがソリッドがタバコ、ネイキッドが葉巻。

ソリッド・スネークは「性欲をもてあます」という迷言や、ダンボールをかぶって敵地に潜入するなどの行動が特徴として知られている。ネイキッド・スネークもダンボールを使う。
Wii専用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』にゲスト出演したことから、キャラクターだけ知っているというMGSシリーズ未プレイヤーやニコニコユーザーも増えたと思われる。

渋い見た目と渋い声で、世界中の紳士淑女のハートを鷲掴みにした。
ソリッド、ネイキッドともにダンボールの魅力に取り憑かれている。また二人とも愛煙家であり、任務にも持ち込むほど固執している（本来なら作戦行動中の喫煙など論外だが、ゲーム的なガジェットとしては活躍する）。ネイキッドは葉巻、ソリッドは紙巻きタバコを吸っている。ＭＧ・ＭＧ２ではラッキーストライカー（ラッキーストライクのパロディ）→ＭＧＳ・ＭＧＳ２ではモスレム（先を折ると発火する未来の先折りタバコ）→ＭＧＳ４ではＴＨＥＢＯＳＳと吸う銘柄をコロコロ変えており、最終的には禁煙する。ＭＧＳ３の葉巻はハバナと言われたこともあったが、正式な銘柄は不明。ＰＷではホヤ・デ・ニカラグア(JOYA DE NICARAGUA)という銘柄を吸っている。また、ネイキッドは葉巻とタバコの違いについて熱く語るほどの葉巻派である。

キャラクターのモデルは「ニューヨーク1997」「エスケープ・フロム・LA」の主人公、スネーク・プリスケン。映画好きの小島監督のお気に入りであり、キャラクターの風貌や性格、単独で敵地へ潜入するストーリーなどは「メタルギア」シリーズに大きな影響を与えている。ちなみにソリッド・スネーク役の大塚明夫氏は「エスケープ・フロム・LA」では敵のボスの吹き替えを担当している。

また「メタルギア」時代のスネークの顔は映画ターミネーターに登場するカイルにそっくりであった。（パッケージ絵が完全にトレス）続編の「メタルギア2」に登場したときは映画「ランボー」のシルベスタ・スタローンにそっくりであった。でも本当はスタローンに似た表情をしているメル・ギブソンがモデルだったらしい。（メル・ギブソンのスタローンに似た表情のトレス）ちなみに、「メタルギア2」の絵は移植作品では全て直されている。メタルギアソリッドシリーズからは、版権のせいもあってか映画俳優とは全然違う顔になってしまった。

お絵カキコ

ソリッド・スネーク

（まだお絵カキコはありません。）

リキッド・スネーク

（まだお絵カキコはありません。）

ソリダス・スネーク

（まだお絵カキコはありません。）

ネイキッド・スネーク

スネーク（２ちゃんねる用語）

上記の登場人物のスネーク意味から転じて2ちゃんねるなどのネット上では、他の板の様子を覗き見したり、こっそり何かをこそこそ工作する人のことを「スネーク」と呼ぶ。２ちゃんねる用語としてはわりと古く、２０００年代初期から「ダンボールを被ったスネーク」のアスキーアートも作られ、かれこれ１０年以上色々なスレに潜入している。

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またニコニコ動画でもゲームやアニメ内で潜入その他類似行為（例：どこかに隠れて盗み聞き等）を行なう時などに「スネーク」と呼ぶことが多い。

特に、政治家などの講演会に潜入して録音してくる者をソリッド・スネークの経歴とかけて「スネーク」「愛国スネーク」などと呼称する。大抵は2chに「こちらスネーク～」と報告され、終わった後にノーカット版音声がアップロードされる。彼らの行動は動詞化して「スネークする」ともいう。以下に代表的なスネークの動画の例をあげる。