ダーク・アームド・ドラゴン 単語


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ダークアームドドラゴン

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「墓地に闇3体居るので…」

ダーク・アームド・ドラゴンとは、遊戯王OCGのカードである。通称「ダムド」。

概要

「PHANTOM DARKNESS」(2007年11月23日発売)で初登場。既存のモンスターがダーク化したという設定の、いわゆるダークモンスターの1体。このカードは「アームド・ドラゴン LV7」のダーク化である。
テキストは以下の通り。

効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/ATK 2800/DEF 1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

※「DUELIST EDITION Volume.2」収録のカード(DE02-JP077)による

墓地の闇属性がきっかり3体の場合のみ特殊召喚できるという一風変わった効果を持つモンスター。
しかし、3体以上ならともかく、ちょうど3体に調節すると言うのはなかなか難しいものである。その分召喚できれば強力なので、ある種ロマンの塊だろう。

 

と、なればよかったのだが……。

 

墓地にちょうど3体というのは一見、難しそうに見えるが、意外とそうでもない。
デッキにある程度の闇属性モンスターが入っていて、それらを墓地に送ったり、手札に戻したり蘇生するカードが用意されていれば、よほどデュエルが長引くなどして墓地に闇属性が溜まり過ぎない限り、3体ちょうどに調整することもそう難しくない。

墓地を増やすカードトしては「終末の騎士」や「ダーク・グレファー」など。「ダーク・グレファー」の場合、上手くいけば一気に3枚の闇属性モンスターを墓地に送れ、1ターン目からこのカードを出す事も可能。
逆に墓地を減らすカードとしては、「ゾンビキャリア」、「ネクロ・ガードナー」など。自身に自己再生や除外の効果が備わっているため、簡単に枚数を調節できる。

効果も強力で、墓地の闇属性をコストにカードを種類を問わずに破壊できる。特殊召喚した時点で3体は墓地にあるはずなので、最低でも3枚は破壊できる。攻撃力もまた高いので、戦闘でも活躍できる。ほかのモンスターと並ぶことで1ターンキル(1ショットキル)も夢ではない。

予想以上に強力であったカードは、直後に登場したシンクロ召喚とも手を組みながら大会でも高い成績を残していった。
そのため、2008年9月1日には準制限カードに、2009年3月1日には制限カードに指定された。環境の変化を考慮されてか、2014年4月1日の改訂で一時準制限カードに緩和されたが、2014年10月1日の改訂で再び制限カードに戻った。その後、2019年7月1日の改訂で準制限カードに緩和され、2019年10月1日に無制限となった。

強力なカードとはいえ、弱点がないわけではない。
まず、当たり前ではあるが墓地が溜まりすぎた場合が考えられる。制限カードである現在は序盤に上手く引いてこれない可能性もあり、墓地が溜まりすぎて3枚に調整するのが難しくなった頃に手札に来てしまうことも考えられる。
そうなってしまった場合は、素直にあきらめて「闇の誘惑」などのコストにしてしまうといい。できれば勝ち筋をこのカードだけに頼らず、シンクロ召喚など、ほかの勝ち方もできるような構築にしておこう。
一応サーチ手段はあるが、未だ少ないうえに、「エクリプス・ワイバーン」や「矮星竜 プラネター」など、手元に来るのに少々時間のかかるものや「帝王の開眼」といった縛りの厳しいものに偏っているため、悩ましい。

また、「マクロコスモス」などで無差別に除外される場合などもある。こうなるとろくに墓地がたまらないので、機能停止してしまう。「サイクロン」などで破壊するしかない。
逆に除外を封じられた場合、効果が発動できない。無差別除外よりは出会う可能性は低いと思われるが、「霊滅術師 カイクウ」などは注意。
相手だけ一方的に無差別除外するうえにサーチ妨害効果を持つ「M・HERO ダーク・ロウ」も危険。

さらに、破壊効果に対して「スターダスト・ドラゴン」などで対策されるのも厄介。さっさと戦闘破壊か、破壊以外の手段でどかしてしまいたい。守備力の脆さをついてくる「月読命」やバウンス効果持ちの「羅刹」などを抱えるスピリットも少々苦手。


このカードの略称に「ダムド」があるが、偶然にも英単語にダムド(damned)が存在する。
そしてその意味は「地獄に落とされた、呪われた」、「忌々しい」。偶然だろうが、なんともいえない言葉である。

強力なカードでありながら、初登場時のレアリティはなんとレア。GS2010で再録された時もノーマルなので、制限級のカードでありながら入手は容易。GS2010はともかく、初登場時のレアリティの低さを見るに、コンマイはここまで強力であるとは考えていなかったのであろうか。しかし、強さが認められたのか、「DUELIST EDITION Volume.2」ではウルトラレアに格上げされた。妥当な評価だが、これから入手する人には少々つらいかもしれない。
高レアリティにこだわる方はGS2012のゴールドレア仕様か、DE02のウルトラレアをどうぞ。

その他の作品において

遊戯王ONLINEではなんと実装前から制限指定という厳しさ。さらにその後禁止指定まで受けている。
後に徹底規制でBFが弱体化したことなどもあって、制限カードに復帰した。

WCS2009ではフリー対戦可能なデュエリストとして登場。禁止・制限リストの都合上、現在の禁止、制限カードの規制がまだ緩かった時代なので、かなりの強敵である。

WCS2011ではクロウ・ホーガンが【BF】としてこのカードを採用している。インチキ効果もいい加減にしろ!

DUEL TERMINALではなんとEXステージのユベルが使用してくる。さらに専用ボイスつきという優遇振り。ユベルどころか、アニメで登場したことすらないのだが……。

関連動画

 

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関連項目

  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王OCGカードリスト
  • アームド・ドラゴン
  • ダークモンスター
  • ボチヤミサンタイ
  • 遊戯王関連項目の一覧
  • GOLD SERIES(遊戯王)

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