ニキシー管とは (ニキシーカンとは) [単語記事]

ニキシー管（Nixie Tube）とは、文字や数字を標示させる発光装置、科学少年（少女？）の浪漫である。

概要

ガラス製の真空管に似た構造をした放電管である。中に数字や文字のかたちをした導体が封入されており、電圧をかけるとそれが発光する。

1960年代一般的に使われていた表示用のデバイスであったが点灯に約170Vの電圧を必要とし、構造上小型化にも限界がある為、低電圧で点灯する発光ダイオードや液晶など新しく使いやすいデバイスが開発されると、次第にその活躍の場を失っていく事になった。

そして1990年代までにすべてのメーカーで製造が終了される事となる。

ニキシー管はそのノスタルジックな外見の為人気もあるが現在は生産されておらず、数限りあり少ない為、入手にはそれ相応の手間と費用がかかる事だろう。

アニメ化もされたゲーム「Steins;Gate（シュタインズゲート）」ではダイバージェンスメーター（世界線変動率計測器）という装置に用いられ、作品の人気もありそれを自作する者が後を絶たない。