ファンタシースターオンライン2ニュージェネシス 単語

ファンタシースターオンラインツーニュージェネシス

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ファンタシースターオンライン2ニュージェネシスとは、PSO2にて2021年配信予定の超大規模アップデートである。ゲームシステムやグラフィックエンジン、マップ形式などの変更が予定されており、アップデートというよりリニューアルに近いものとなる。公式略称は「PSO2:NGS」または「PSO2NGS」。

概要

2020年7月24日、北米で放送されたXbox Games Showcaseにて発表。兼ねてよりEP6以後のロードマップにおいて「Not Episode7」とのフレーズが発表されており、その内容がPVにて一部公開された。PSO2とは別物とも思えるほどの変化を遂げているがあくまでPSO2のアップデートであり、PSO2と一部データ互換があるほか従来のPSO2も継続してプレイが可能。従来のPSO2にもグラフィックエンジンのアップデートは適用されるため、NGSに移行せずより美麗なグラフィックになったPSO2を楽しむこともできる。

現在公開されている主な仕様や特徴

世界観はPSO2の1000年後とされており、これはファンタシースターシリーズの伝統を踏襲した形となっている。エネミーも新たにDOLLSと呼ばれる存在が主軸となるようだ。マップはオープンフィールド形式に変更され、広大なマップを疾走する「フォトンダッシュ」や滑空移動する「フォトングライド」といったアクションが追加される。PVではそのほかにも従来のPSO2には見られなかった表示やアクションも確認されている。
戦闘・アクションについては特に重要かつ内容が肥大化することが予想されるため、大項目を別途設けて紹介する。

フィールド

クエストを請け負うことなく、数百人入場可能なシティ(ロビー)から最大8~32人のマルチパーティで行動できるフィールドへ直接出発することができる。マップはシームレスになっており、惑星内での区間の切り替わりでロード画面に入ることがない。

フィールドは大きくギャザリングを行う「探索セクション」と戦闘を行う野生「戦闘セクション」に分けられる。どちらでもエマージェンシートライアルは発生し、<E>マークで示されるエネミーや<T>マークで示されるトライアル地点へ向かい、戦闘をこなすことが出来る。

  • 探索セクション(32人入場可能)
    樹木に生る果実を採取したり、テイムズと呼ばれる原生動物を狩猟して素材を入手できる。入手した素材で、プレイヤーを一時強化する料理を調理可能。エネミー自体は出現する。
  • 戦闘セクション(8人入場可能)
    戦闘に特化したエリアで、エネミーの出現が多い。PSEシステムが存在し、PSEバーストによりレアエネミーの出現を狙える

フィールドが32人入れる区間と8人入れる区間に分かれているが、8人の区間でしかPSEバーストは起こせない。逆に言えばPSEバーストのシステムがない代わりに最大32人の戦闘が可能となる。Cβテスト1では、32人エリアで特定天候でのみ出現するレアなボスエネミーが存在した。

トレイニア

また、各所にダンジョンとして「トレイニア」と呼ばれる訓練施設が存在し、「コクーン」と「タワー」の分類があり、簡素な内容なものは「コクーン」として存在し、高難易度だったり長時間必要な内容は「タワー」として存在する。
クリアするとスキルポイントを獲得できる。(コクーンでは1pt、タワーでは2pt)

施設入場の際、アクティブスキルやフォトンブラストのリキャスト等がリセットされる。

キャラクタークリエイト

兼ねてよりPSO2の大きな長所とされていたキャラクタークリエイトは更に進化。アクセサリー装着数の増加、装着部位の多様化、肌ツヤの設定、手の大きさ設定、指が動くようになる、といった変更点が現在確認されている。従来のクリエイトシステムも使用可能。

大きな変更点としては種族・性別の概念が撤廃され、一つのキャラクタークリエイトで好きな配分でクリエイトを行え、女性キャストの胴体に男性デューマンの角やニューマンの耳をつける等が出来るようになる。

また、今までの男性・女性に割り当てられていたモデルタイプは体型設定へと名称が変更され、両方の体型でバストもある程度調整可能になっている。

注意点としてはNGSの部分とPSO2の部分を混ぜることは出来るが、一例としてPSO2の頭パーツが使われている場合、NGSの特徴である耳や角の付与を行うことが出来ない。また、NGSの体型パーツが使われている場合、PSO2のコスチュームを着せることが出来ない。

戦闘・アクション

PSO2のアクションをベースとしながら、抜本的な改変も多数行われる。

全般

  • ジャストアタック(JA)の廃止
  • HP回復方法の統一
    各地に点在する「レスタサイン」と呼ばれるマーカーを取得することでストックされたぶんだけノーモーションで回復できるようになった。
  • 全クラスの回避アクションがステップに統一
    PSO2ではヒーローなどが使用可能だった回避アクションからのカウンターアタックも全クラスで使用可能。
  • 詳細は不明だが、フォトンアーツ(PA)とテクニックは存在する。
  • PAとテクニックはPSO2と同じくパレットに設定して使用。
  • 同じようなPA、同じ名前のテクニック等でもPSO2からは大きく仕様が変わっており、別の技となっている
  • テクニックの性能がチャージとノンチャージで大きく変化し、それぞれ別の技のような挙動となった。
  • 弱点属性のテクニックで攻撃され続けると弱体化したり行動不能になるエネミーが多く、テクニックの使えるクラスがダウンを取るトリガー役としても活躍できると予想される。
  • 現段階では、PSO2にあたる武器種特有のギアにあたる仕様が見当たらない。
  • 「PSO2」からあった肩越し視点は引き継いでるが、さらに使いやすくカメラが調整
  • 武器の攻撃力の数値は「攻撃力」として統一され、打射法の区分は攻撃属性のみとなった。

要検証要素

  • クリティカルダメージがデフォルトでダメージのブレ幅のうち最大値のものに倍率かける仕様に変更

クラス紹介

1つのクラスにつき、武器種は2種か3種かが使用可能になっている。
(第1Cβ段階ではガンナー以外は1種しか使えない。ガンナーのみアサルトライフルも持つことができる。)

ハンター

PSO2と同じく、攻防のバランスに優れた前衛クラス。現在明らかになっている使用武器種はソード。

  • メイン限定スキルとして倒れても復活するアイアンウィルとヘイト効果を上げるウォークライを持つ
  • 汎用的にサブクラスで使えるスキルとしてマッシブハンターを持ち短い時間アーマー付与可能
  • ハンター武器のPA中に攻撃を受けるとそのPAの威力を増加させるスキルを持つ。

レンジャー

PSO2と同じく、遠距離戦闘と特殊弾によるパーティへの支援を得意とするクラス。現在明らかになっている使用武器種はアサルトライフル

  • 特定部位のダメージを上昇させるウィークバレットは旧PSO2の調整後の120%のまま続投。通常攻撃を置き換えるスキルではなくなり、ウィークバレットを強化するスキルも存在。
  • ウィークバレットとその関連スキルはメイン限定スキルとなった。

フォース

PSO2と同じくテクニックによる攻撃を得意とするクラス。現在明らかになっている使用武器種はロッド

  • メイン限定スキルとしてテクニックの火力を微上昇するフォトンフレアを所持。
  • メイン限定スキルとしてレスタサインの範囲を拡大するスキルを所持。
  • 汎用的にサブクラスで使えるスキルとしてPPの自然回復量を上昇するPPコンバートを持ち、スキル発動のストック数を増やすことが可能。
  • フォース武器のスキルとしてテクニックのチャージ中にPP自然回復するスキルを持つ。

ファイター

エネミーと肉薄する距離で戦闘を行う最前衛クラス。防御を犠牲にして強力な猛攻撃を行うクラス。現在明らかになっている武器種はナックル

  • リミットブレイクは被ダメージを上昇させ、ファイター武器のみ威力をアップさせるスキルとなった。
  • リミットブレイクとその関連スキルはメイン限定スキルとなった。

ガンナー

中距離から近距離の戦闘を得意とする射撃クラス。ツインマシンガンを使用できるのが特に大きな特徴で、その武器を利用したチェイントリガーを使うことで戦闘を進める。またライフルも使用可能。

  • チェイントリガーは部位単位ではなくなり、キャラクター単位となって対複数や部位の移り変わりに対応できるようになった。
  • チェイントリガーとチェインフィニッシュの条件がツインマシンガンのチャージPAに変更され、その関連スキルと共にメイン限定スキルとなった。
  • 今作ではチェインフィニッシュの爆発力は旧PSO2ほどではないが、上記の仕様と攻撃速度や挙動の変わるチェインブーストが存在することで火力を維持し続けるタイプの職へ。

テクター

フォースと同じくテクニックを使用可能なクラスで、ウォンド装備時にテクニック以外にも殴りの戦闘を得意とする。現在明らかになっている武器種はウォンド

  • メイン限定スキルとしてシフタ/デバンドとその関連スキルを持ち、継続的に味方を強化できる。
  • メイン限定スキルとしてレスタサインの回復量上昇と範囲拡大をするものが存在。

武器種紹介

以下はスキルツリーに存在する武器スキル習得が前提の仕様です。(Cβ1現在)
またアサルトライフルに関しては現状レンジャーにしか武器スキルは存在していない。(のちにガンナーに追加する可能性が高いため注意。)そのため、レンジャー用の説明となる。

ソード

  • 通常攻撃はスキルで5段階化。5段階目の威力が高い。
  • 武器アクションはガードで、ジャストガード成功後の通常攻撃が5段目となる。

ナックル

  • 通常攻撃はスキルで5段階化。5段階目の威力が高い。
  • 武器アクションがスウェー。
  • スキル習得により、スウェーで回避をすると、その後の通常攻撃が5段目になる。
  • スキル習得により、スウェーで回避するともう1度武器アクション入力でカウンターが発生する。

アサルトライフル

  • 通常攻撃に段数が存在せず、ゆったり撃ち続けるものとなっている。
  • 武器アクションはスライドショット。高速移動しながら連射。スキルで無敵時間を付与できる。
  • アクティブスキルとしてスプレッドショットが存在し、近距離射撃弾を発射できる。
  • スキル習得により、武器アクション長押しとスティックによる操作の有無でトラップやグレネードが使用可能。

ツインマシンガン

  • 通常攻撃は3段階。
  • 武器アクションはスタイリッシュロール。無敵時間有。
  • スタイリッシュロール中の攻撃時4発発射する。チェインブースト発動中は6発となる。
  • スキルを習得することでスタイリッシュロール中にPP消費して強力な攻撃に出来る。
  • スキルを習得することでニュートラル状態の武器アクションがPPを消費する突進攻撃となる。
  • スタイリッシュロールで回避成功後、ツインマシンガンPAの威力を上げるスキルが存在。
  • 唯一ガンナーのチェイントリガー関連のスキルに対応。

ロッド

  • 通常攻撃は遠距離型で、3段階。
  • 武器アクションはパリィ。成功するとPP回復。
  • スキルを習得するとテクニック中にステップや武器アクションしてもその後同じテクニックを使用することでチャージ状態を維持できる。(PPの追加消費は行われない。)

ウォンド

  • 通常攻撃は3段階。
  • 武器アクションはパリィ。成功すると即座に別の行動を行える。
  • スキル習得により、パリィ成功後に通常攻撃がカウンターに変化する。
  • スキルの習得で、チャージテクニックで武器の属性を変化出来る。
  • 武器アクション長押しで武器の属性を破棄出来る。

複数の武器種・クラスに関わるシステム

サブクラス

「PSO2」から引き続き続投するシステム。サブクラスに設定したクラスの能力が一部のクラススキル・武器のアクションが使用可能になり、クラスによってはテクニックも使用可能になる。

「PSO2:NGS」ではサブクラスの武器種も使用可能となり、「PSO2」のように全クラス装備や特定クラスでも装備可能にしている武器を持つ必要がなくなった。また後述するマルチウェポンシステムにも対応。

また、「PSO2」と同じくメインクラス限定ではないスキルは全て使用可能。

マルチウェポンシステム

1つのベース武器に同じシリーズの別の武器を素材として使用することで、素材とした武器をベース武器に付与するシステム。ステータスはベース武器に依存する。

このシステムを利用すると、メインパレットの切り替えしなくても2つの武器種のアクションが使用できる。ベース武器のメインパレット・サブパレットに装備している「付与された武器種のフォトンアーツ・テクニック」を使用が出来る。注意しなければならないのは2つの武器種の通常攻撃はそれぞれ違うアクションであること。カウンターを使い分ける際には気を付けよう。

また、付与された武器種のアクションを使用するとベース武器のアクションを使うまでその武器種を持っている状態になる。

装備強化(NGS装備の仕様)

アイテム強化

他の装備と「N-グラインダー」を素材として強化する。武器もユニットも同様。(PSO2の新世武器に近い仕様)
レアリティによってデフォルトの強化値の上限が設定されており、採取の素材を用いた「限界突破」によってその上限を増やす。そのため、ある程度低いレアリティでも高いレアリティの武器に並ぶ可能性がある。

また、強化値によって特殊能力のスロット数が連動する。

特殊能力追加

基本的にドロップしたアイテム等を用いて追加する仕様に統一。
特殊能力のアイテムごとに追加確率が設定されていて、同じアイテムは10個まで使用出来る。
特殊能力の追加アイテムを使用するごとに設定された分、追加確率が増加する。

スロット数は装備の強化値と連動するため、PSO2のようなスロット数の増加の作業はないため、強化値以上のものはできないが、開いたスロットの保持が出来る。

一度追加した特殊能力は付与済の扱いとされ、再度特殊能力追加の処理を行う場合、すべて100%の状態となる。PSO2のような継承作業は現在の時点では不要。

潜在能力解放

武器にのみ行える処理で、その武器特有のスキルが解放されるような仕様。

PSO2と異なり、強化値との連動はしない。
採取で入手した「フォトンチャンク」と他の素材を用いて潜在能力の解放を行い、3段階まで強化できる。
PSO2でも潜在能力が付与されているか否かで大きな差があったが、NGSではその差はさらに大きい。

データの互換性

PSO2とPSO2:NGSの間で共有される要素とそうでない要素が一部発表されている。

共有される要素

  • ACおよびSG(課金通貨)
  • ロビーアクション・コスチューム等の登録情報
  • 武器、ユニット(後述で説明)
  • マグ(進化デバイスの情報は引き継がれ、ステータス要素は撤廃)

共有されない要素

  • メセタ、FUN(ゲーム内通貨)
  • 成長要素(レベル、経験値、スキル、PA/テクニック)

装備の共有について

武器・ユニット

武器・ユニットはNGSでは性能や装備条件の変更が行われ、レアリティはNGS側に合わせて変更される。
ユニットはNGSでは見た目のない防具となる。

基礎ステータスは同じレアリティのNGSの武器より大きく下がり、特殊能力はS級特殊能力を含め一つずつ、NGS側で共有装備専用のものに変換される。そのため、変換された特殊能力の内容や数によってその差を埋める仕様となっている。また、最低ダメージ値がNGSの武器より高く、潜在能力がPSO2側で解放出来る。

欠点としてはマルチウェポン等、NGS側の恩恵を一切受けられないことと、NGS側の武器の素材にもできない。また、PSO2側で装備中のものは装備できない。

アップデートでNGS側の武器はレアリティや強化値上限が上がっていくため、基本的には最初のうちは使える繋ぎの装備と考えておくと良いだろう。

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関連項目

  • PSO2

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