ファンタシースターオンライン2ニュージェネシスとは、PSO2にて2021年6月9日配信予定の超大規模アップデートである。
公式略称は「PSO2:NGS」または「PSO2NGS」。
ゲームシステムやグラフィックエンジン、マップ形式などの変更と、レベル1スタートが予告されており、アップデートというよりもリニューアルに近いものとなる。
2020年よりサービス開始していた「PSO2(Global版)」においても同タイミングで「NGS」アップデート予定だが、以降も国内版とは合流せず、別サービス・別サーバーで運営されていく模様。
PC版はクライアント版を基本としているが、クラウド版で遊ぶことも出来る。
21年6月現在の対応機種は以下の通り
国内版:Windows PC/PS4(PS5)/クラウド版(Nintendo Switch/PC)
Global版:PC版(Windows 10/Steam/Epic Games)/Xbox One(Xbox Siries X・S)
2020年7月24日、北米で放送されたXbox Games Showcaseにて発表。かねてよりEP6以後のロードマップにおいて「Not Episode7」とのフレーズが発表されており、その内容がPVにて一部公開された。
PSO2とは別物とも思えるほどの変化を遂げているが、表面上PSO2のアップデートという扱いになっており、PSO2と一部データ互換があるほか従来のPSO2も継続してプレイが可能で、行ったり来たり出来るようになっている。
従来のPSO2にもNGSに備えて、グラフィックエンジンのアップデートが適用されており、以前とグラフィックに変化が出ている。
世界観はPSO2の1000年後とされており、これはファンタシースターシリーズの伝統を踏襲した形となっている。エネミーも新たにDOLLSと呼ばれる存在が主軸となるようだ。マップはオープンフィールド形式に変更され、広大なマップを疾走する「フォトンダッシュ」や滑空移動する「フォトングライド」といったアクションが追加される。PVではそのほかにも従来のPSO2には見られなかった表示やアクションも確認されている。
戦闘・アクションについては特に重要かつ内容が肥大化することが予想されるため、大項目を別途設けて紹介する。
クエストを請け負うことなく、数百人入場可能なシティ(ロビー)から最大8~32人のマルチパーティで行動できるフィールドへ直接出発することができる。マップはシームレスになっており、惑星内での区間の切り替わりでロード画面に入ることがない。
フィールドは大きくギャザリングを行う「探索セクション」と戦闘を行う野生「戦闘セクション」に分けられる。どちらでもエマージェンシートライアルは発生し、<E>マークで示されるエネミーや<T>マークで示されるトライアル地点へ向かい、戦闘をこなすことが出来る。
フィールドが32人入れる区間と8人入れる区間に分かれているが、8人の区間でしかPSEバーストは起こせない。逆に言えばPSEバーストのシステムがない代わりに最大32人の戦闘が可能となる。32人エリアでは天候が雷雨になっている状態でのみ出現するレアなボスエネミーが存在する。
また、各所にダンジョンとして「トレイニア」と呼ばれる訓練施設が存在し、「コクーン」と「タワー」の分類があり、簡素な内容なものは「コクーン」として存在し、高難易度だったり長時間必要な内容は「タワー」として存在する。
クリアするとスキルポイントを獲得できる。(コクーンでは1pt、タワーでは2pt)
施設入場の際、アクティブスキルやフォトンブラストのリキャスト等がリセットされる。
兼ねてよりPSO2の大きな長所とされていたキャラクタークリエイトは更に進化。アクセサリー装着数の増加、装着部位の多様化、肌ツヤの設定、手の大きさ設定、指が動くようになる、といった変更点が現在確認されている。従来のクリエイトシステムも使用可能。
大きな変更点としては種族・性別の概念が撤廃され、一つのキャラクタークリエイトで好きな配分でクリエイトを行え、女性キャストの胴体に男性デューマンの角やニューマンの耳をつける等が出来るようになる。
また、今までの男性・女性に割り当てられていたモデルタイプは体型設定へと名称が変更され、両方の体型でバストもある程度調整可能になっている。
注意点としてはNGSの部分とPSO2の部分を混ぜることは出来るが、一部混ぜられない部分が存在する。一例としてPSO2の頭パーツが使われている場合、NGSの特徴である耳や角の付与を行うことが出来ない。
PSO2のアクションをベースとしながら、実質的な新作となっているNGSでは抜本的な改変も多数行われる。
今作では、従来のメイト系のアイテムは「レスタサイン」に統一され、復活用のアイテムは「リバーサーサイン」に変更された。これらはフィールドの各地で入手することも可能になっている他、クエストや状況によっては救済処置として設置されている場合もある。
そして今作の仕様に合わせて、支援系のテクニックが全て廃止されている。
1つのクラスにつき、武器種は2種か3種かが使用可能になっている。
そのため、後述するシステムと合わせて使える武器種を増やしておくと、選択肢の幅が広がる仕様になっている。
メインクラスに設定されている武器種はその威力を10%ほど上がる仕様になっている上、メインクラス限定スキルも存在しているため、これらを含めてビルド構成しよう。
PSO2と同じく、攻防のバランスに優れた前衛クラス。
使用可能武器種はソード、ワイヤードランス、パルチザン。
攻撃面としてはマッシブハンターとアヴェンジ系スキルによって敵の攻撃を受けつつ攻め入るのが特徴で、ダメージ軽減スキルも存在する。
またPAの繋ぎ方によって通常攻撃段階をスキップするスキルが存在し、これら全てサブクラスでも使用可能。ただし、防御面を強化するスキルはサブクラスの場合は性能が落ちる。
メインクラスとしてはヘイトを引き付ける「ウォークライ」と致命ダメージを受けてもHP1が残る「アイアンウィル」が存在しており、敵を引き付けて攻防一体となるクラスとして設計されているようだ。
どちらかと言えば、現在の実用面では「アイアンウィル」の方が価値が強い。
PSO2と同じく、遠距離戦闘と特殊弾によるパーティへの支援を得意とするクラス。
使用可能武器種はアサルトライフル、ランチャー。
サブクラスでも使えるスキルの特徴でいえば、状態異常対策のスキルが含まれているが、現在の必要性が低め。一応サブクラスではこれらの性能は落ちる。
メインクラスでのみ使用可能な「ウィークバレット」はこのクラスの最大の役割であり、スキル使用で発射が可能。このスキルは撃った箇所へのダメージを20%増やすスキルで、これは自分だけでなく他のプレイヤーの攻撃にも影響を与える。また、派生スキルでダメージを更に強化することも出来る。応用として、「ウィークバレット」自体の威力が高く、キャンセルを利用することで高いダメージ効率を出すことが出来る。
PSO2と同じくテクニックによる攻撃を得意とするクラス。
使用武器種はロッド、タリス。
「PPコンバート」を始めとした、PP補助出来るアクティブスキルや特定条件発動のスキルが充実しており、テクニックを使用可能にしている武器種を装備可能にしているため、メインは勿論、性能は落ちるものの、サブクラスとしても使いやすい。
メインクラスでのみ使用可能なスキルは「フォトンフレア」で、Fo武器の威力を上昇させ、派生スキルによってテクニックの補助やPPのさらなる補助が可能。
エネミーと肉薄する距離で戦闘を行い、状況に応じて様々なアクションを使い分けてダメージ効率を上げていく最前衛クラス。
使用可能武器種はナックル、ダブルセイバー、ツインダガー。
Fi武器のPA全てに「前半」、「後半」が設定されており、「ファイタースキップアーツ」の習得で「前半」をスキップすることが出来る。また、PAの繋ぎ方によっては通常攻撃の段階をスキップが出来る。これらはサブクラスでも同様。
ディフィート系スキルによって敵が物理・属性ダウンしている際の能力を上げるパッシブスキルを持ち、サブクラスでも効果は落ちるものの使用が可能。
メインクラスでは「リミットブレイク」が使用可能。受けるダメージが増加する代わりにFi武器の威力を上げるというリスクな能力になっているが、派生スキルによって致命ダメージを受けてもHP1残して「リミットブレイク」を終了するようになっている。
中距離から近距離の戦闘を得意とする射撃クラス。ツインマシンガンを使用できるのが特に大きな特徴。またライフルも使用可能。
「アタックPPリカバリー」・「オーバーウェルム」という2つのスキルにより、状況をあまり選ばないPP補助が可能で、メインは勿論、効果は落ちるもののサブクラスとしても使いやすい。
メインクラスとしてはツインマシンガンの火力を向上させるスキル群である「チェイントリガー」関連が特徴で、チャージPAでカウント開始し、攻撃によってカウントを上げていく。そして再度チャージPA起爆することで、ダメージを上げていく。そして、その後また「チェイントリガー」を使用する。
これを繰り返すことで、「チェインブースト」の効果が発動して更にツインマシンガンを強化する。
上記のスキル群を使用した戦術が前提とされたクラス。
フォースと同じくテクニックを使用可能なクラスで、ウォンド装備時にテクニック以外にも殴りの戦闘を得意とする。
使用可能武器種はウォンド、タリス。
特定条件によってフォトンブラストのゲージの蓄積を早めるスキル群が存在し、効果は落ちるがサブクラスでも使用可能。
メインクラスとしての大きな特徴は「シフタ・デバンド」を使ったスキル群にあり、周囲のプレイヤーとパーティーメンバーを補助が可能で、リキャストよりも効果時間のが長いため、支援の頻度がある程度落ちても維持しやすいようになっている。
8月登場の未実装クラス
使用可能武器種はカタナ、バレットボウ。
以下はスキルツリーに存在する武器スキル習得が前提の仕様です。(Cβ1現在)
またアサルトライフルに関しては現状レンジャーにしか武器スキルは存在していない。(のちにガンナーに追加する可能性が高いため注意。)そのため、レンジャー用の説明となる。
「PSO2」から引き続き続投するシステム。サブクラスに設定したクラスの能力が一部のクラススキル・武器のアクションが使用可能になり、クラスによってはテクニックも使用可能になる。どのクラスをサブに設定してもパラメーターには影響を与えない。
「PSO2:NGS」ではサブクラスの武器種も使用可能となり、「PSO2」のように全クラス装備や特定クラスでも装備可能にしている武器を持つ必要がなくなった。また後述するマルチウェポンシステムにも対応。
また、「PSO2」と同じくメインクラス限定ではないスキルは全て使用可能。
1つのベース武器に同じシリーズの別の武器を素材として使用することで、素材とした武器をベース武器に付与するシステム。ステータスはベース武器に依存する。
このシステムを利用すると、メインパレットの切り替えしなくても2つの武器種のアクションが使用できる。ベース武器のメインパレット・サブパレットに装備している「付与された武器種のモーション」を全て使用が出来る。
クラス関わらず通常攻撃と武器アクションが付与可能になっているが、サブクラスシステムを利用することで、PA・テクニックの使用範囲を大きく拡張出来る。
注意しなければならないのは2つの武器種の通常攻撃はそれぞれ違うアクションの扱いになっており、2つ使いたければそれぞれ設定する必要があること。武器アクションやガードアクションについても同様。
また、付与された武器種のアクションを使用するとベース武器のアクションを使うまでその武器種を持っている状態になる。
他の装備と「N-グラインダー」を素材として強化する。武器もユニットも同様。(PSO2の新世武器に近い仕様)
レアリティによってデフォルトの強化値の上限が設定されており、採取の素材を用いた「限界突破」によってその上限を増やす。そのため、ある程度低いレアリティでも高いレアリティの武器に並ぶ可能性がある。
また、強化値によって特殊能力のスロット数が連動する。
基本的にドロップしたアイテム等を用いて追加する仕様に統一。
特殊能力のアイテムごとに追加確率が設定されていて、同じアイテムは10個まで使用出来る。
特殊能力の追加アイテムを使用するごとに設定された分、追加確率が増加する。
スロット数は装備の強化値と連動するため、PSO2のようなスロット数の増加の作業はないため、強化値以上のものはできないが、開いたスロットの保持が出来る。
一度追加した特殊能力は付与済の扱いとされ、再度特殊能力追加の処理を行う場合、すべて100%の状態となる。PSO2のような継承作業は現在の時点では不要。
武器にのみ行える処理で、その武器特有のスキルが解放されるような仕様。
PSO2と異なり、強化値との連動はしない。
採取で入手した「フォトンチャンク」と他の素材を用いて潜在能力の解放を行い、3段階まで強化できる。
PSO2でも潜在能力が付与されているか否かで大きな差があったが、NGSではその差はさらに大きい。
PSO2とPSO2:NGSの間で共有される要素とそうでない要素が一部発表されている。
武器・ユニットはNGSでは性能や装備条件の変更が行われ、レアリティはNGS側に合わせて変更される。
ユニットはNGSでは見た目のない防具となる。
基礎ステータスは同じレアリティのNGSの武器のデフォルトの最大強化値より大きく下がり、特殊能力はS級特殊能力を含め一つずつ、NGS側で共有装備専用のものに変換される。そのため、変換された特殊能力の内容や数によってその差を埋める仕様となっている。また、最低ダメージ値がNGSの武器より高く、潜在能力がPSO2側で解放出来る。
欠点としてはマルチウェポン等、NGS側の恩恵を一切受けられないことと、NGS側の武器の素材にもできない。また、PSO2側で装備中のものは装備できない。
アップデートでNGS側の武器はレアリティや強化値上限が上がっていくため、基本的には最初のうちは使える繋ぎの装備と考えておくと良いだろう。
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最終更新:2025/12/23(火) 16:00
最終更新:2025/12/23(火) 16:00
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