マチカネイワシミズとは、日本の元競走馬・種牡馬である。
競走馬としても、種牡馬としても大成出来なかったが、引退後、思わぬ場所から名声を得る事となった馬である。
父ファバージ母ロッチ母父ダイハードと言う血統。
全兄に皐月賞馬ハードバージがおり、母は名牝系を確立したスターロッチの直仔であるロッチと、かなりの良血馬である。
元々2歳でデビュー予定であったが、予定されていたデビュー戦を前に右肩跛行を発症した為、デビューは遅れに遅れて3歳の4月。ここを快勝すると条件戦も連勝し、3戦無敗で菊花賞に挑むが、流石にここは荷が重く、メジロデュレンの7着に敗れる。それでも続く阪神大章典では2着に食い込み、元々の良血も相まって古馬となっての活躍を期待されたが、直後に骨膜炎を発症し、底を見せないまま引退・種牡馬入りとなった。
上記のように良血馬であったが、競走馬としての実績に乏しい為、種牡馬としての種付け料は無料に設定された。
産駒は地方・中央合わせて28頭が出走して計36勝と、繁殖牝馬の質を考えると悪くない成績を残していたが、重賞を勝つような産駒は輩出出来ず、1995年に種牡馬を引退した。
以上がマチカネイワシミズの実績で、良血馬にありがちな未完の大器といった印象で終わるかに見えたのだが・・・
1990年代前半~中盤は、競馬の人気・売り上げ共に右肩上がりだった時期であり、それに伴い、ダビスタこと「ダービースタリオン」も一代ブームを起こしていた。そんな中、競馬四季報でマチカネイワシミズの「種付け料無料」を目にした製作者の園部博之氏は、ダビスタの中にも史実設定である「種付け料無料」を反映させてマチカネイワシミズを登場させたのである。
そしてダビスタⅢでマチカネイワシミズの名は一躍有名になった。ゲーム開始当初に与えられる繁殖牝馬が「オオシマナギサ」か「タケノマジック」になるまで粘り、この2頭にマチカネイワシミズを配合することで、高確率で爆発配合をもたらし、資金の苦しい序盤から強力な産駒を得ることが出来たのである。極端に脚元が弱い馬が誕生してしまう場合もあるが。
現実世界では大成出来なかったが、ゲームの世界で名声を得たマチカネイワシミズは、異色の名馬と言えるのではないだろうか。
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最終更新:2025/12/24(水) 07:00
最終更新:2025/12/24(水) 06:00
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