マッドサイエンティストとは読んで字の如く、常識を外れた思考を持つ科学者である。
または人の道を外れた科学者、という意味合いで用いられる事もある。
概要
フィクション作品にて広く登場する題材の1つ。
科学知識を悪用、若しくは周囲の状況や迷惑を顧みずに用いるといった人物を指す傾向にある。
特徴
- 常人よりも遥かに優れた頭脳を持つが、人間としての常識がどこかずれている(歪んでいる)。
- 精神は未発達で子供じみてワガママな性格である事が多い。そのため先述の内容と合わせて、周囲の迷惑や善悪の区別を全く考えられずに、自らの欲求(知的好奇心)を満足させられればどのような事態になっても気にとめない。
- その結果自分自身を巻き込もうとも、果ては地球・及び人類を破滅させる事になろうとも気にしない。むしろ必要とあらば自分自身を実験台にするのも躊躇しない。
- 精神が未発達ゆえに、普段の行動内容もまた幼稚である事も少なくない。目的を達成する上で手段を選ばない場合は、この性格が災いしている事も多い。またその幼稚さを強調するためと「頭脳を酷使する環境に糖分は必要不可欠」といった事情・台詞から、甘い物が好物であるケースもある。
- 決まり文句は「科学の発展に犠牲は付きもの」。
- 主にロボット工学や機械工学、生物学や宇宙物理学などといった分野に引きつけられるらしい。その一方、昆虫学や植物学などには殆ど興味を示さないようだ。医学の分野に造詣がある場合は、不老不死の研究をしている事も。ちなみに研究分野に関係無く、白衣を着ている。
- 巨大ロボットやらロケットやらタイムマシンやら、もの凄い機械や設備を1人で作ってしまえる。この場合、試運転や稼動試験・定期点検は大抵やってない。「天才には試行錯誤などいらん!全ては私の計算通りだ!」
- 人間の姿を捨てた科学者も往々に存在する。殺された後に身体を機械化・サイボーグ化している事もあれば、脳だけの姿になって生きている事もある。特に後者の場合、念動力など怪しげなスキルを身に付けている事も。
- 主なオプションは白衣と落雷。助手がいる場合、助手もロボットという事がある。
- 研究に打ち込む動機は、「自分を追放した学会に復讐するため」「世間(周囲)に自分は凄いんだと解ってもらうため」。敵ではない場合は世界へいずれ訪れる危機に備えて黙々と研究を続け、危機が到来した時に「こんな事もあろうかとー!」と研究結果を披露するケースも。
- 科学者以上に芸術家肌でもあり、自分の作品(研究成果)が実を結ぶ事に至高の喜びを見出す。反面、使えなくなったものなどは「失敗作」「用済み」として切り捨て、次なる作品づくりを始める。
- 異端の説を発表して学会を追放された場合、実はその学説が正しかった。
- 凄い研究設備・環境が整っているが、その研究資金がどこから提供されているのか不明瞭である事も。
著名なマッドサイエンティストの一覧
(情報が不足気味なので、どんどん追加していってください)
- アカギ(ポケットモンスター)
- 阿笠博士(名探偵コナン)
- ウィリアム・バーキン(バイオハザード2)
- Dr.エッグマン(ソニックシリーズ)
- 大神博士(爆走兄弟レッツ&ゴー)
- 大月良彦(地獄先生ぬ~べ~)
- 岸和田博士(岸和田博士の科学的愛情)
- 教授(ロマンシングサガ3)
- グラッチ(激走戦隊カーレンジャー)
- 栗林鳩子(置き場がない!)
- 涅マユリ(BLEACH)
- 早乙女博士(ゲッターロボシリーズ)
- ストレンジラヴ博士(博士の異常な愛情)
- ドクターJ(新機動戦記ガンダムW)
- ダイジョーブ博士(実況パワフルプロ野球シリーズ)
- ダンタリオン(灼眼のシャナ)
- 天馬博士(鉄腕アトム)
- 藤堂博士(シャドウハーツ2)
- ドク(HELLSING)
- 猫柳田愛吉(空想科学大戦)
- 則巻千兵衛(Dr.スランプ)
- 平賀源外(銀魂)
- フランケンシュタイン博士
- ドクターマシリト(Dr.スランプ)
- Dr.ワイリー(ロックマンシリーズ)
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関連項目
- 科学
- 科学者
- 天才
- カルト
- イグノーベル賞
- 萌え要素・属性の一覧