マリオシーケンサ

概要

任天堂のSFCのゲームソフトである『マリオペイント』内のツール、サウンドコラージュを再現したものである。

「マリオシーケンサー」と呼ぶ人もいるがニコニコ動画に投稿する際は統一するため「マリオシーケンサ」と呼称することが推奨されている。  

カテゴリタグは「音楽」

特徴

アッフンやでっていうなどの独特な音色。

走り続ける配管工（動画によっては滑っている）。 

制限 

マリオシーケンサにはいろいろな制限がある。

その制限の中でいかにうまく曲を作るかがこのソフトの醍醐味だといえる。

主な制限を以下に挙げる

• 黒鍵が使えない（半音が再現できない）
  • 最も代表的な制約。いかに半音をごまかすかがマリオシーケンサで重要なテーマである。
  • 余談であるが動画に対するコメントで「半音なしでこれはすごい！」というものが時折見られるが、その多くがそもそも原曲に半音のない部分だったりする。
• 三つの音までしか同時に発音できない
  • 音符のアイコンをクリックすると、デフォルト音である「ファ」が発音される。曲の演奏タイミングに合わせてアイコンをクリックすることで、例外的に四和音まで使用するという力技がある。
• 音の長さを任意に決定できない
  • 発音された音符は、次の音符の発音によって音が途切れる（キャンセルされる）。
  • ただし、この「音キャンセル」については一部の条件下において回避することが可能であり、それを応用して任意の音を伸ばすという表現も可能である。
  • キャンセル回避の条件は、、、言葉では説明が難しいorz
• 同じ音階に異なる音色を重ねることができない
  
  • 一見地味な制約だが、最大の難関はこれかもしれない。
  • 音域の都合からラの音が一つしかなく、意外な鬼門である。 作者の間でも最もきつい制限なのではないか、と言われている
• テンポを細かく設定できない
  • 使用できるテンポはCPUのクロック数に依存し、同じ設定でもマシン間で再生速度が変わることがある。
• 音の大きさを調節できない 

改造シーケンサ

マリオシーケンサの音色ファイルは、wavesフォルダ内にWAV形式で保管されている。

そのため、このファイルを上書きすることによって簡便に音色を変更でき、様々な種類の改造シーケンサが作られている。 

その他 

現在の最新版はMarioSequencer Release7

旧バージョンであるMarioSequencer Release6と比べて

1. 最大小節数の大幅な補強(4/4で、最大240小節)
2. テンポの上限アップ

といった変更がなされている。

現在では、Mac OS Xに対応したバージョンも公開されている。

 

その他、関連ソフトとして海外製の「マリオコンポーザ」(黒鍵の使用が可能、最大5和音、拍ごとに音量調節も可能)や、「とリオシーケンサ」(マリオシーケンサを三台合奏するソフト。設定により、パンの振り分けや半音の使用も可能。AVIやWAVの出力機能がついている)などがある。 

関連

• とリオシーケンサ
• マリオコンポーザ
• ひぐらシーケンサ
• ビートまりお
• 自動マリオシーケンサ
• ニャンインストール
• ワンマーニ
• MarioSequencer wiki @ ニコニコ動画