マーシャルアーツ(martial arts)とは、幻の格闘技である。
元々は日本語の「武芸」をそのまま英訳した言葉である。
広義的には格闘技全般を表すが、その由来からか東洋の「武道、武術」と結び付けられることが多い。
特定の流派や格闘スタイルを表す言葉ではなく、厳密には「マーシャルアーツ」という格闘技は存在しない。
日本に「マーシャルアーツ」という言葉が広まった切欠は、格闘家ベニー・ユキーデ(映画スパルタンXでジャッキー・チェンと戦った人)の発言である。
私はフルコンタクトで戦うマーシャルアーティスト(武道家)だ。
「アメリカのプロ空手協会から分離独立した世界キックボクシング協会」という出自が把握しにくかったせいなのか、「マーシャルアーツ」という独自の流派の使い手と誤解され、さらに劇画作家の梶原一騎によってこの誤解は助長されていく。
マーシャルアーツとは米軍が使う格闘術である
これらの影響を受けた世代が格闘ゲームの開発に関わったことで「マーシャルアーツ」は定義も内容も不明確なまま使い手を増やしていくことになる。
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最終更新:2025/12/24(水) 09:00
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