メ・ガルメ・レとは、仮面ライダークウガに登場する怪人の1体である。人間体を演じる俳優はサイカヨウこと森雅晴。警察からは未確認生命体第31号と呼称されている。
「こんなに集まってくれるとは、良い獲物たちだ。ゲームに相応しい」
カメレオンの能力を持つグロンギ。姿を自在に消す能力と長い舌を操る能力を持つ。またリント(人間)の言語にいち早く興味を持ち、短期間で日本語を学習するなど高い知能も持ち合わせている。ガルメ自身も「舌から生まれた」と自称しており、喋る事が好きなようだ。登場自体は非常に早く、episode3「東京」で初登場。元々はズ集団に所属しており、ラ・バルバ・デがズ集団に召集をかけたため自身も東京に移動。渋谷のスクランブル交差点を歩きながら、行きかう人々の口元を興味津々に注視していた。その後、文京区内のアジトに到着。ズ・ザイン・ダ、ズ・メビオ・ダ、ズ・バヅー・バと会合した。性格は至って陰湿で、他のグロンギやリントを見下している。
episode7「傷心」では、ゴオマやザインとともにラジオから流れる音声に耳を傾けていた。この時、ガルメは「ミ、カ、ク、ニ、ン、セイメイタイ(未確認生命体)」と発言しており、自分たちがそう呼ばれている事を理解していた。時系列的には既にメ集団への昇格(後述)を果たしているはずだが、何故かズ集団の面々と絡んでいた。一方でバルバが提示した羊皮紙によるとズ集団所属となっており、昇格していない事になっている。つまり初期設定と後付け設定が合っていないという事だろうか。
episode9「兄妹」では、倉庫のアジトに入ってきた男性に「イラッシャイマセ」と声をかけた。若干棒読み気味ではあったが、人間にほぼ等しい発音となっていた。ズ集団からメ集団へゲゲルの権利が移動した事についてズ・ザイン・ダが不満を述べ、ラ・バルバ・デに詰め寄ろうとするが、ガルメがそれを遮る。そして「ルールはルールだ」と遜色ない日本語を使って見せた。その後、ザインの匂いを警察犬ミカド号に嗅ぎつけられ、警察にアジトを急襲される。その際、他のグロンギとともにザインへ囮の役割を押し付けて脱出。新たなアジトへと移動した。
本編では描写されていないが、ゲゲルを成功させてメ集団に昇格。当時クウガはペガサスフォームを発現させておらず、ステルス能力を使って隠密裏に殺人を行ったものと思われる。ちなみに、本編中でゲゲルを成功させたのはメ・ガルメ・レただ一人である。episode13「不審」で正式にメ集団へ昇格し、同時に怪人体をお披露目した。未だゲゲルに参加しようとするゴオマを殴り飛ばし、「お前にゲームの権利はもう無い。ズからメへ、時代は移ったのだ。へっへっへっへ…」と言い放った。その後はメ集団のリーダー格であるメ・ガリマ・バとともにメのゲゲルを見届けていた。
しばらく出番が無かったが、episode18「喪失」で再登場。クウガの攻撃を受けて苦悶するメ・ギノガ・デに対し「相変わらずキョジャブダギギヅザベ(虚弱体質だね)」と言い放っている。episode20「笑顔」では、ゴ集団に呼び出されて不在のバルバを見て「ゴか。俺もすぐにそうなる」と昇格に自信を見せていた。
episode21「暗躍」、episode22「遊戯」でゲゲルに参加。
目黒区内で見つけた学生二人組みを標的にし、長い舌を使ってまず一人を窒息死させる。そして残った一人には犯行予告とその場所を教え、見逃した。このような手法で犠牲者を次々に窒息死させ続けたが、わざと生存者を残していたため早速警察に察知される事になる。ガルメ曰く、ゴに昇格するにはこれくらいの難易度が必要らしく、自ら難易度を上げるようなルールを課していた。
犯行予告と場所を通達していたので、次の狩り場であるセントラルタワーには警官隊が既に展開していた。しかし、全く動じずに警官一人を殺害。警官隊から銃撃されるもガルメには効かず、「頭悪すぎだね」と挑発した。その後、明日の午前10時に殺人を行うと予告し行方をくらました。完全に手玉に取られた警察であったが、戦闘の後にガルメの体の一部を発見・採取。科警研の榎田ひかりの研究によって、強い光を浴びると一定時間姿を消せなくなるという弱点が浮き彫りになる。
翌日の10時、予告された殺人現場を警官隊が固める中、再び殺人を開始したガルメは早速警官一人を殺害。警官隊から銃撃を受けるが相変わらずダメージは無く、警官隊を「良い獲物たちだ」と評した。この時、ゲゲルの概要を日本語で饒舌に説明。今まで謎に包まれていたグロンギの殺人行為が、ゲームによるものだと明かした。ゲームの続行を宣言するや否や、更にもう一人の警官を殺害。ガルメに振り回される警官隊であったが、そこへ榎田が開発した強い光を放つスタングレネードが現場に届く。スタングレネードを受け取った一条と杉田はガルメに向けて使用。
姿を消せなくなったガルメは激昂。グロンギ語で「俺の姿を見た者は必ず殺す」と言い残し、逃走を始めた。警官隊の追跡を振り切るべく走るが、そこへクウガと遭遇し戦闘となる。舌を使った攻撃や肉弾戦でクウガと戦うが、スタングレネードの効果が切れるや否や姿を消して更に逃走。しかしペガサスフォームに変身したクウガはゴウラムの助けを借りて上空へ。逃げるガルメを発見し、ブラストペガサスによってトドメを刺されて死亡した。俺の姿を見た者は必ず殺すと啖呵を切っていたが、自分がその者たちの前で死ぬという皮肉の効いた最期となってしまった。直接の描写は無いが、朝比奈奈々の芝居の先生を殺害している。この事は後々まで尾を引き、奈々の心を深く傷つけた。
コマーシャルにも登場しており、クウガの変身スーツCMでは男児を襲おうとしていた。しかしその途中でクウガが駆けつけ戦闘となり、襲おうとしていた男児も変身スーツを着て参戦。ガルメは二人に蹴り飛ばされ、後ろの金網に叩き付けらた。よく見るとバックルの色が銅になっており、メに昇格する前のズ・ガルメ・レである事が分かる。変身スーツCMは、本編中で描かれなかったズ時代のガルメの一幕だったのだろうか。余談だがズ時代の体は全体的に色が薄くなっている。メに昇格した事で白みが取れて、濃い色になった。
メ・ガベリ・グが登場する没回「信頼」の原案では、「つまらないゲゲルをやった挙句クウガに倒された」としてギネーやゲラクともども名を挙げられ、メ・ガリマ・バを苛立たせていた。
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最終更新:2025/12/06(土) 13:00
最終更新:2025/12/06(土) 13:00
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