一般性癖とは (イッパンセイヘキとは) [単語記事]

一般性癖 (いっぱんせいへき) とは、あまり人口に膾炙していないかなりニッチな性的嗜好・性的倒錯・フェティシズムのことである。類語に「特殊性癖」がある。

概要

一般的にあまり人口に膾炙していないニッチな性的嗜好・性的倒錯・フェティシズムを、「至極普通の性癖だ」と主張する際に使われる、一種のバズフレーズである。なお、ここでいう性癖とは本来の意味である「生まれつきのくせ、偏り」のことではなく、「セックスに関する嗜好」のことを意味している。

一般性癖という語の使用例は最古では2008年11月22日に遡ることができる (参考) 。その後の用例では「おちんぽビンタ」「ドアノブニー」「ネクロフィリア」「石化」「嘔吐」「ニンニクを刻んだ後の指の匂いを嗅ぐ」など、世間的に (2024年現在でさえ) 一般的に受け入れられているとは言い難いものを一般的な性癖であると言い張る主張が多数散見される。

著名な使用例は「さすがシンプソン博士だ…専門外の質問にも動じない！」で知られる『ゴルゴ13』106巻「血液サンプルG」の講演会のシーンのコラージュ画像におけるシンプソンの最後の発言「ドラゴンカーセックスも十年後には一般性癖！」であろうか。

いずれにしても、「一般性癖」と称して語られるものは、すべからく一般的な性的嗜好ではないことに留意されたい。