三十路とは (ミソジとは) [単語記事]

『三十路』とは？

〔「路」は接尾語。古くは「みそち」〕
(1)三十歳。
「―を越える」
(2)三十。
「―あまり六の歌人をぬき出でて/後拾遺（序）」
（三省堂「大辞林第二版」より）
「歌ってみた」で活躍する歌い手の一人。女性ボーカル。VOCALOID曲も歌うが、それよりも80～90年代のアニメソング（アニソン）に強い。この項ではこの人物について記載する。
なお、名前のよく似た投稿者に「三十路女」という人物がいるが、別人である。
→歌い手一覧

これまで

マイリスト上で追える最古の記録は2008年1月25日の『』。これ以降も『小公女セーラ』『エルガイム』『機甲戦記ドラグナー』『聖戦士　ダンバイン』『ガンダム』『コブラ』などのアニメソングを歌い好評を博す。特に『銀河英雄伝説』は自身でもお気に入りのアニメであるようで、歌ってみた回数も多い。ラインナップに、女性ファンが多かった『六神合体　ゴッドマーズ』や『サムライトルーパー』が無いのは意外でもある。

若年層の視聴者の中には、女性が男の子向けのアニメ主題歌を歌うことに対して、違和感を覚える者もあるかもしれない。
しかし、現在30代の人間が子供だった時代（1980年代）はアニメ黄金時代であり、性別問わずに見ることの出来る『ハウス名作劇場』シリーズ以外にも、『銀河漂流バイファム』『装甲騎兵ボトムズ』『太陽の牙ダグラム』などの名作ロボットアニメが数多く作られ、それらを女の子も一緒になって見ている光景も、さして珍しいものではなかった。
また、音楽的にも、今日のアニメ主題歌と比べても優れたものが多かったうえ、歌手のレベルも高かったのだ。
（アニソンが絶望的になるのは『おニャン子クラブ』登場以降であるが、それは別の話である。現在は「ようやくここまで回復したか」という印象がある。）

話を三十路に戻す。
その後もアニソン「歌ってみた」投稿が続くが、08年3月6日にはパレットPの『Color』を、08年06月17日には小林オニキス氏（小林オニキスP）の『サイハテ』を歌っている。全体数から見ればまだまだ少ないが、「ボカロオリジナルを歌ってみた」分野への進出を果たしている。

08年6月22日には、『スペースコブラ（コブラ）』OPテーマ（TVサイズ）を歌って投稿。歌い方がオリジナルの故・前野曜子氏に似ていることから評判となり、続く7月2日にはEDテーマ『シークレット・デザイアー』フル版、8月24日には待望のOPテーマフルが投稿された。

しかし08年8月28日に権利者削除通告と削除を受け、残った動画も自身で消さねばならない状況となった。残念な限りである。
2008年9月15日にアニメ『スターザンS』の『ShowMeYourSpace』で復活。