保守とは、以下の事柄を指す。
この概要では日本の「保守」について時代を追って説明する。
自民党のいう保守は自由経済を守るという保守である。
当時日本はソ連、中国という代表的な共産・社会主義圏の国には地理的には近いが、
資本主義の立場を取るアメリカなど西側諸国に属しているというカオスな状態にいた。
そして戦後共産党や社会党の活動が合法とされ、また保守政党も乱立する事態となっていた。
しかし1955年社会党の右派・左派が合併し与党第一党となり、
それに危機感を覚えた財界の要望もあり日本民主党と自由党が合併し自由民主党となり、
与党第一党となり、社会党に政権交代するまでいわゆる55年体制が続くこととなった。
自民党は決してはっきりした右派政党ではなく、自民党に左派やハト派の議員がいるのは、
まったく不思議なことではないのである。
論壇界の保守は1960年代学生運動が活発であり、岩波の「世界」や朝日新聞などが主導する左翼思想、
いわゆる全共闘運動、革マル派、中核派、連合赤軍などの過激な思想が全盛期だったころ、
それに対抗する、戦前の肯定や戦後民主主義、平和憲法に対する批判がスタンスの、
諸君!が1969年5月に創刊された。
この手の保守(右派)雑誌の誕生は左派に対して一定の効果があり、
朝日新聞は左翼臭が薄まり、岩波も学生運動が静まると共に没落していった。
しかし平成に入り冷戦も終わり、日本でも社会党が消滅すると、保守論壇の存在意義すら怪しくなっていった。
保守論壇のパイオニア諸君!が休刊したのがその象徴でもある。
そして現在の保守論壇は衰退の一途を辿っておりWiLL・SAPIOなどの雑誌に同じような評論家が
毎月のように寄稿するくらいになっている。
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最終更新:2025/12/24(水) 13:00
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