円環の理とは、『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する、魔法少女となりし者に訪れる運命(さだめ)である。
英語版では『 Law of Cycles 』
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この項目は、まどか☆マギカ最終回と新編叛逆の物語のネタバレ成分を含んでいます。 それを踏まえた上で、続きを読みたい方はスクロールをしてください。 |
”むかしむかし みらいのむこう
おんなのこたちは ほしからきたどうぶつととりひきしました
なんでもひとつだけねがいごとをかなえてもらうかわりに
まほうのちからをあたえられ おそろしいかいぶつたちとたたかうのです
あらゆるせかいのおんなのこが ねがいごとをかなえてもらい
かぞえきれないおんなのこが かいぶつたちとたたかい
やがてだれもがちからつきていきました
まほうをもったおんなのこたちには ひみつのうわさばなしがながれております
このよからきえてしまうそのときには まほうのかみさまがおこしになられて
すべてのまほうのおんなのこたちが すてきなおくにへみちびかれるのです
かなしむこともにくしむこともない すてきなおくにへみちびかれるのです
―――希望を願い 呪いを受け止め 戦い続ける者たちがいる
それが魔法少女 奇跡を掴んだ代償として戦いの運命を課せられた魂
その末路は消滅による救済 この世界から消え去ることで絶望の因果から解脱する
いつか訪れる終末の日 円環の理の導きを待ちながら私たちは戦い続ける
悲しみと憎しみばかりを繰り返すこの救いようのない世界で
あの懐かしい笑顔と再び巡り会うときを夢見て―――”
(魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語、冒頭より)
円 円
環 環
の , -─-、 の
お ,マミ-─-'、 お
断 ν*(ノノ`ヽ) 断
り ξゝ゚ω゚ ノξ り
/ 巴 \ < 円環のお断りします
円 ((⊂ ) キノ\つ)) 円
環 ∠/r'⌒ヽ 環
の ヽ ヘ } の
お ノノ `J お
断 断
り り
まどかの願いによって世界の法則が書き換えられ、力を使い果たした魔法少女は魔女とならずに消滅することとなった世界。かつては絶望の末に魔女『Oktavia von Seckendorff』へと変貌する運命にあった美樹さやかは、仲間を庇うため(杏子曰く「惚れた男を救うため」)に力を使い果たして消滅するという別の結末を辿った。
魔女への変貌は避けられたものの、さやかの死に悲しみを隠せないマミ・杏子・ほむらの三人。
感情をあらわにする杏子に対し、マミはこう告げた。
「逝ってしまったわ、円環の理に導かれて・・・」
『円環の理』の名前は、おそらく「魔女になる前に魔女を滅ぼす法則そのもの」となった鹿目まどか(女神まどか)の名前から名づけられた(まどか=円)と思われる。歴史が書き換えられ、出会うこともなくなってしまった巴マミや佐倉杏子には、まどかについての記憶はなく認識もできないが、常に見守っているまどかの事を心の奥底で感じていたのかもしれない。
なお、かねてより巴マミを必殺技に名前をつけているなどの件から厨二病患者扱い[1]していたファンの一部は円環の理を巴マミの造語であると解釈し、結果マミさんへの厨二病的なキャラ付けに拍車が掛かる事となった。[2]だが脚本担当の虚淵玄により、オトナアニメVol,21におけるインタビューにて「円環の理」は巴マミの造語ではなく、魔法少女の間で口伝されている伝承であるという設定が明らかにされ、後に発表された[新編]叛逆の物語においても実際そのように扱われた(後述)。
「それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時から分かっていたはずでしょ。
希望を求めた因果がこの世に呪いをもたらす前に
私たちはああやって消え去るしかないのよ」
TVアニメ本編では、巴マミが存在に言及した程度であったが、劇場版新編の叛逆の物語では、ストーリーに関わる重要な概念となって登場する。(以下、ネタバレ反転)
円環の理は、いわゆる女神まどか単体の存在ではなく、まどかと、彼女によって導かれた全ての魔女たち(と、その使い魔もあわせた?)の集合体のような存在となっていることが、叛逆の物語で言及された。こうなった理由は不明であるが、鹿目まどかが概念となる時の「独りじゃないよ。みんないつまでも私と一緒だよ」という発言が関係しているのかもしれない。つまり、導かれた魔女たちもまた円環の理の一部となり、場合によっては補佐役となって魔法少女の救済を手伝うのである。このあたり、「もともとは一人の魔女で、後に他の魔女の波動を集めることで現在の姿となった」とされるワルプルギスの夜と通じるものがある。さすが、最高の魔法少女であり、最悪の魔女である鹿目まどかさん。なお、導かれた魔女たちは、本人たち曰く「この世の因果から外れる」とのことだが、それが何を意味するか、詳細には明かされていない。
「円環」という言葉から、無限ループの意味で使われることもある。
ニコニコ動画においては、魔法少女まどか☆マギカ関連の動画が削除された場合に使われることが多い。
「うp主は円環の理に導かれました」「この動画は円環の理に導かれました」
プレイヤー、もしくは味方や敵がバグのせいで壁抜けした結果、
その場から消滅して消えてしまうことに対しても『円環の理』というタグやコメントが付く場合がある。
但し魔法少女まどか☆マギカを知らない人からしてみると不快な思いをする場合もあり、批判コメなどが付くこともある。
『力を使い果たして消滅する』ということなので、敵を倒して屍が残らずに消えてしまうことも円環の理であるとも言える。
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最終更新:2025/12/06(土) 08:00
最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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