曖昧さ回避
- ファイアーエムブレムシリーズに登場する、2回攻撃が可能な弓系の武器。初出は『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』。
- ゼルダの伝説シリーズに登場するアイテム。本項で解説。
概要
勇者の弓と大層な名前が付いているが、別に不思議な効果はない、ただの弓である。もちろん矢を消費して使用する。例外は「初代」で消費するのは矢ではなくルピーである。
この名称が登場するのは「ムジュラ」、「風タク」、「トワプリ」の三作品で他作品ではただ「弓」と表記される事が多い。
「時オカ」のみ、入手するダンジョンが妖精のすみかの一つである森の聖域の中にある、森の神殿にあったためか、「妖精の弓」という名称だった。
ゼルダの伝説では武器としての他に、遠くのスイッチを押すのに使用する。特に目玉型のスイッチを押すのは定番である。的当ての類のミニゲームでも使用されることが多い。
以下、この記事では勇者の弓を「弓」と表記する。
シリーズの変遷
弓はシリーズにおける変遷、扱いの差が激しいアイテムであり、ラスボス戦ではマスターソード以上の活躍を果たしたこともある。
- ゼルダの伝説(初代)
- ハード性能の関係か、この作品のみ矢としてルピーを消費する。通常の矢のほかに銀の矢が登場した。
この銀の矢はガノンを始めとする特定の敵を倒すのに必要不可欠であり、弓はそのことでかなりの活躍を果たした。
- リンクの冒険
- 多くのアイテム同様、登場しない。
- 神々のトライフォース
- 初代のシステムを継承したためか、再度登場。ガノンドロフを倒すために必要な銀の矢も再び登場した。少なくともラスボス戦での活躍に限っていえば、マスターソード以上の活躍を果たしたといえる。
(ちなみに「神トラ」ではマスターソードのみでガノンを倒すこともできるが難しく、銀の矢を使った方が早い。)
- 夢をみる島
- ショップで売っているのだが、980ルピーと異常に高い。しかも冒険の途中で必要不可欠であるため、多くのプレイヤーをどろぼーに走らせた。ちなみに「たかすぎるよ!」と店長に苦情を言うことも出来る。
また、隠しアイテムとして爆弾矢が登場。特定の裏技で使用が可能。
- 時のオカリナ
- 大人リンクの装備品として、俗に言う魔法の矢が登場。ガノンドロフとの戦いでも必要であるため、弓の活躍はさらに増した。
- ムジュラの仮面
- 子供リンクでも使用できるようになった。氷の矢で地面を凍らせることが出来るようになるなど、謎解きで利用するシーンが一気に増え、「時オカ」より活躍が増した。
- ふしぎの木の実
- まさかのリストラ。役目を完全にパチンコ(大地の章)と、まめでっぽう(時空の章)に奪われた。
木の実ぶくろに入っている木の実を、玉として撃つ。
- 風のタクト
- ある島を上陸する際に魔法の矢の使用が必要不可欠となった。その使用方法とは、島に向かって撃つことで噴火とブリザードを抑えるという豪快な物。また、光の矢も引き続き登場。一発で敵が即死するというチートアイテムになった。ガノンドロフ戦ではゼルダ姫がリンクの弓矢を借りて光の矢を使用。
- 4つの剣
- アイテムの一つとして登場。ゲームの性質上、一時的にしか使用できない。
- 4つの剣+
- 「4つの剣」に引き続き登場。最終決戦でパワーアップを果たす。
- ふしぎのぼうし
- アイテムの1つとして登場。光の矢も登場した。
- トワイライトプリンセス
- 魔法ゲージ廃止により、魔法の矢は全て撤廃された。代わりに爆弾矢が復活した。ホークアイというアイテムと合成することでズームも可能になった。「風タク」に引き続き、ガノンドロフ戦ではゼルダ姫がリンクの弓矢を借りて光の矢を使用。
- 夢幻の砂時計
- アイテムの1つとして登場。魔法の矢はなし。
- 大地の汽笛
- 「ふしぎのぼうし」同様に光の矢が登場した。
- スカイウォードソード
- 扱いがかなり地味になった。手に入れるのは一番最後になり、弓の使用中にZ注目が不可能になったため、戦闘で扱いにくくなってしまった。その分威力は高めで、さらに強化が可能。Aボタン長押し、またはヌンチャクを引くことでズームと溜めが可能。
ゲスト出演
- ニンテンドーオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ
- 弓の扱いの差はゼルダ本編だけではない。スマブラシリーズでも扱いに差がある。
「初代スマブラ」では登場しない。通常必殺技に当たるのはブーメランである。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- ようやく登場。通常必殺技で名称は「弓矢」。ブーメランは横必殺技となった。溜め打ちが可能で、溜めれば溜めるほど威力と飛距離が上昇する。こどもリンクは炎の矢を使用。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- 「DX」とそれほど差がないが、炎の矢はリンク、トゥーンリンク共に使用せず、リストラされた。
またゼルダ姫が最後の切り札として光の矢を使用。シークの状態でも使用できる。
- ソウルキャリバー2
- リンクの必殺技として登場。溜めることがガード不能になり、空中に浮いた敵も追撃できるが、移動であっさり避けることが可能のため、使いこなすのは難しい。使いこなしの難しさは「ソウルキャリバー2」のリンクの飛び道具全てに
共通している。
矢の種類
登場順に記載。
- 銀の矢
- 初期のゼルダに登場した矢。ガノン(ガノンドロフ)を倒すのに必須の聖なる矢。
- 爆弾矢
- 爆弾を先端につけた矢。近づけない場所の爆破が可能。
- 炎の矢
- 火のついた矢。遠くの敵を燃やしたり、氷を溶かすのに使用する。
- 氷の矢
- 強力な冷気で敵を凍らせる。初出は「時オカ」で、その時は隠しアイテムだった。「ムジュラ」では水面を凍らせて足場にすることが可能。「風タク」では凍った敵を持つことが出来、敵を投げると割れて即死する。
- 光の矢
- 「時オカ」以降に銀の矢に代わって登場した、聖なる矢。「時オカ」において、敵に使って倒すと高い値のルピーを落とす。「ムジュラ」では謎解きに使用。「風タク」ではザコ敵を一発で即死させるチートアイテムと化した。
関連項目
- ゼルダの伝説シリーズ
- ゼルダの伝説関連項目一覧
- 弓