天下一将棋会 単語


ニコニコ動画で天下一将棋会の動画を見に行く

テンカイチショウギカイ

4.9千文字の記事
これはリビジョン 1402993 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる
加筆依頼 この項目は、 『天下一将棋会2』の内容が少ないです。
調べものなどの参考にはなりますが絶対的に内容が不足しています。加筆、訂正などをして下さる協力者をめています。

天下一将棋会』とは、2010年1月からコナミがアーケードゲーム形態で提供している将棋ゲームである。
同年4月、一部店舗を除いて天下一将棋会2がリリースされた。

概要

ネット上ではよくある「オンライン将棋ゲーム」をそのままアーケードのゲームとして持ち込んだゲームである。

元来こういった長考型のゲームはインカム(営業時間単位の収入)が回りにくくアーケードゲームとは相性が悪いと考えられていたが、麻雀格闘倶楽部(MFC)の筐体流用や後述のCPUによる評価システムなどを組み合わせることにより発売にこぎつけた。

アーケードゲームの常として店舗側の裁量が非常に大きく、DIPをいじることでクレジット毎のライフ量などを調節できるようにしてある。以下の記述は標準状態に倣う。

アーケードゲームとしてのゲームシステム

  • コナミのオンラインアーケードゲームであるため、"e-AMUSEMENT PASS”に対応。全国のプレイヤーと対戦できる。
  • Felica対応の筺体では、対応ICチップ内蔵の携帯等でもデータを保存できる。
  • 麻雀に続く「格闘倶楽部シリーズ」の1つと位置付けられており、麻雀格闘倶楽部と同じ筐体を流用している。
  • MFCと同じく、ライフ制と買取制の二種類のプレイモードがある。
  • 1クレジット=100円。勝利するとボーナスが与えられ、コンティニュー時の追加クレジットがある程度軽減される。
ライフ制

1プレイ分の料金を投入すると最初に1000ライフ与えられ、追加クレジットにより600ライフ追加できる。

  • 持ち時間の進行とともにライフも減少していく。また、鬼神瞑想(後述)時にもライフが減少する。
  • 所持ライフを使い切った場合、1クレジット投入してライフを追加するか、投了するかを選ぶことになる。
  • 勝利するとボーナスライフが与えられ、所持ライフが一定以上で追加クレジットなしでコンティニューすることもできる。
    • MFCのライフ制と同じだが、和了でガンガン減らされるMFCとは違って鬼神瞑想を使わない限りはそう減らされない。が、早指しができないとコンティニューが非常に難しくなるため連続プレイには向かない。
買取制

1プレイ分の料金にさらに1クレジット分を追加投入すると、買取制でのプレイが可能になる。

  • 局を買い取るとライフ制ではなくなる。追加クレジットを投入しても持ち時間を追加することはできないが、1ゲームは確実にプレイでき、持ち時間をフルに活用できる。
  • コンティニュー料金も上乗せされる代わりに、勝った時点での持ち時間に応じてコンティニュー料金が割引され、3勝すると1ゲーム無料でプレイできる。
    • これもMFCの買取制と同じ。性質上、長考がしやすく勝った時点でのコンティニューもしやすいため、連続してプレイする財力か勝ち続けられる能力を持っている方がよりローコストで長くプレイできる。

将棋ゲームとしてのシステム

  • 駒の動かし方や千日手など基本的なルールは通常の将棋と同じ。
    初めての方でもプレイ画面などで説明があるので、それに従おう。
  • 持ち時間は5分。5分使いきると30秒の考慮時間が3回挟まれる。持ち時間・考慮時間を使いきると10秒以内に指す必要がある。
  • 二歩や王手放置などの反則手、非合法手は指せないようになっている。
  200手を超えると無条件引き分け

相入玉による引き分けがない(正確には確認中の模様)代わりに、200手を超えると無条件で引き分けという独自ルールがある。
優勢になっても無駄に手数を稼がれないよう迅速に詰ませる事が必要となる。逆に言えば、劣勢から引き分けに持ち込むことも可能。

天下一将棋会独自のシステム

対局評価システム

本作はCPUの思考エンジンに強豪将棋ソフトのボナンザが使用されており、オンライン対局中はリアルタイムでボナンザが形勢判断や有効手の判断・評価を行っており、それに伴って背景やエフェクトが変化する。MFCというよりMJに近いような…。

   指し手の評価

対局者の指し手がCPUの評価と一致した場合、特殊な演出が表示される。

  • CPUが判断した候補手と自身の指し手が一致する場合は輝手というエフェクトが表示され、「技あり」のSEが再生される。
  • CPUに記録された定跡通りの手の場合は定跡というエフェクトと共に「定跡」「有効」のSEが再生される。
  • 天下一将棋会2では「技あり」が3段階になり、特に良い手とされる場合はエフェクトやSEが派手になる。
  • CPUが候補手を示す前の非常に短時間で着手した場合は早指しと表示される。SEは無し。

有効手や輝手として評価された場合は画面下部に表示される輝力メーターが少量貯まり、満タンになると経験値や輝石が与えられる。輝石は宝玉(後述)の材料になる。また、輝力2倍戦というランダムイベントの場合、通常の2倍輝力が貯まる。

   優勢と勝勢

コンピュータは常に両者の有利不利を評価しており、どちらかが優勢・劣勢になると背景とBGMが変化し、どちらかが勝勢・敗勢になるとBGMが2倍速く再生されるようになる。また優劣勝敗の因と評価した指し駒に対して専用のエフェクトが再生される。

また、駒が成ることでもエフェクトが再生される。大駒であるほど、有効な駒であるほどエフェクトは派手になる。

   「囲い」「戦法」のエフェクト

駒の置き方が矢倉囲いや美濃囲い、居飛車などの有名な陣形・戦法に合致すると専用のエフェクトが再生される。舟囲いだと和船が表示されたり、穴熊囲いだと文字通り厳寒期のヒグマが出てきたりと、一瞬しか表示されないものの結構凝ったグラフィックである。
囲いの判定は金銀と玉の位置関係で決まり、桂香や大駒は無視される。
(なお、右玉など一部の囲いは桂馬の位置も判定要素になる)

鬼神瞑想システム

対局中に使用すると、CPUの候補手が表示され、その4手先までコンピュータと試し指し、シミュレーションができる。
但し、使用中も持ち時間等が減り続ける。また、詰めろを掛けられている時等、候補手が表示されないこともある。

新要素

2010年4月下旬に行われたバージョンアップにより、 主に初心者サポートシステムに新要素が追加された。
(動かせる場所が表記された特殊な駒の有効化、対CPU戦では待ったが可能、サポートCPUの追加等。)

天下一将棋会2では、手筋に関するエフェクトが追加された他、1では見られなかった戦法や囲いのエフェクトも追加されている。(天守閣美濃囲い、箱入り娘、木村美濃囲い等)

棋力判定及び段位システム

棋力判定

ゲストプレイヤー及び初回プレイ者が受けることになる将棋に関する問題集であり、簡単な詰め将棋と最善手の判断からなる5問を解答し、その結果に基づいて最初の級位が判定される。級位者は試合で得られる経験値を得ながら初段を目指す。

段位システム概要

初段になると宝玉が与えられ、この宝玉を増やしていくことが目標となる。
対局相手に勝利するか輝石を10個獲得すると宝玉が一つ与えられ、負けた場合一つ減る。
二段昇格には5個の宝玉が必要となるが、初段昇格時及び復帰時に宝玉が3個配給されるので、
連勝等でさらに2個獲得すれば、すぐにでも二段へ昇格できる。
二段昇格後に極位への挑戦権が得られる状態まで上り詰める為には、さらに42個の宝玉が必要となる。
(三段になる為には3個(合計8個)、四段になる為には4個(合計12個)…)
初段の者が宝玉を全て失うと一級に降格してしまい、復帰には100以上の経験値が追加で必要となる。

極位昇格戦と更なる高み

宝玉の総数を47個以上に保つ、3連勝すると、極位に昇格することができる。
CPU戦も連勝数に含まれるがLv.15以上であることが条件。
極位であっても、天位昇格挑戦中に47個目の宝玉を失うと八段に降格し、
次に47個目を獲得して規定に従い3連勝するまで復活できなくなる。
天位…宝玉の総数を47個以上に保つ、CPUはLv.20以上に限る等、
規定に従って10連勝することが条件となる。

天位昇格以降

天位に昇格した場合、極位と違い宝玉を失っても階級が下がることはない(と言われているが実際は未確認)。
天位になると通常の宝玉とは別に、天宝玉と呼ばれる特別な宝玉が与えられる。
この天宝玉は特殊な方法を除けば天位同士の対局で勝った場合にのみ獲得することができる。
前述の輝石ボーナスはあくまで通常の宝玉が増加対象であるため、
天宝玉を増やすには天位同士の対局に勝ち越す必要がある。

天宝玉を10個貯めるごとに天位レベルが上昇し、Lv10やLv20になると鬼神のグラフィックが変化する。

順位戦システム

天下一将棋会2での新要素。
プレイヤーは
A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組などの階級に振り分けられる。
対局して勝てば順位戦スコアが上昇、負ければ減少する。
階級に応じた既定対局数を消化した時点でスコアが昇級ボーダーより高ければ昇級、
逆に降級ボーダーより低ければ降級となる。
規定数消化する前にスコアが非常に高い値(特別昇級ボーダー)に達した場合は特別昇級となり、
達した時点で上位の階級に昇格することができる。
逆に低い値(特別降級ボーダー)に達した場合は特別降級となり、その時点で降格となる。
最上位のA級には昇級関連のボーダーは存在しないため、特別降級、降級、維持の3種類のみ。

なお、初回プレイ時の棋力判定の成績によっては順位戦ではなく登竜門戦へ参加させられる。
登竜門戦は壱の門~参の門の3階級に分かれていている。
既定の勝利数に達すると階級が上がり、参の門で昇級条件を満たすとC級2組に昇級する。
登竜門ではどれだけ敗北しても降級することはない。

ちなみに順位戦の階級やシステムは段位システムと直接の関係はない。
よって一番下のC級2組に天位の人間がいることもあれば、
一番上位のA級に低段位の人間がいることも(理論上は)起こり得る。
また、天下一将棋会2でのマッチングは原則としてこの順位戦の階級によって決まる。
A級~B級2組に所属する人間は同じA級かB級1組、B級2組の人間としかマッチしない。
C級1組やC級2組の人間は同じC級1組かC級2組としかマッチしない。
現状ではC級同士しか対局のないC級1組に対して、最上位のA級とも対局する可能性のあるB級2組は
非常に厳しいマッチになることが多く、この2階級での落差が非常に大きいと言われている。

ニコニコ動画での扱い

本ゲームにおける段位システムの項からわかるように、
一種のやりこみ要素という側面もあり実際の棋力を反映しているとは限らないこと、
天位等の実力派プレイヤーが上げる動画が少ないことから、いわゆる”名人様”のすくつ(なぜか変換ry)となりがちである。

先述の通り、持ち時間がなくなって10秒将棋(考慮時間を全部使い果たした状態、時間切れになると即負け)になると精神的な余裕が無くなってしまうので、有段者であろうとファンタする可能性は充分考えられる。
投了ボタンも実装されているが、システム及びルールの関係・仕様から、安易に選択したり煽ったりするのはよろしくない。

最近、外部出力の動画の投稿が増えている。

動画投稿者へ

オンラインゲームでは原則として対戦相手の許可が無い場合は、
編集で対戦相手の名前を伏せるのがマナーとなっている。
対局相手の名前を出すことは悪意の有無に関係なく晒し行為になっていること、
対局相手の得意戦法がバレるなど、相手が直接不利益を被る可能性もあるので
理由なく対戦相手の名前を露出させる行為は控えよう。

関連動画

公式転載

プレイ動画

多数の動画が存在するがアップロード者自体は比較的少数なので
天下一将棋会プレイ動画part1リンクで検索
すると便利です。

関連コミュニティ

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • 将棋
  • 羽生善治 / 渡辺明
  • コナミ / e-AMUSEMENT PASS
  • 麻雀格闘倶楽部
  • 無自覚な荒らし / 名人様
  • 終盤のファンタジスタ(ファンタ)
  • 天下一将棋会公式サイト

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
東方Project[単語]

提供: 匿名希望一般ニコ民

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 11:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 10:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP